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スウィートbonbon(壽光寺の内緒話)

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4月

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4月に逝った ガブリエラⅡ世

風景 山村暮鳥

純銀もざいく

いちめんのなのはな
いちめんのなのはな                            
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
かすかなるむぎぶえ

いちめんのなのはな


いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
ひばりのおしゃべり

いちめんのなのはな


いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
やめるはひるのつき
いちめんのなのはな


 四月。新しい場所、新しい人。新しい感性。貧困の中で、キリスト教に遇い、その独自の解釈で、正統なクリスチャンからは異端視された人。それが山村暮鳥さんです。詩人界の巨星、萩原朔太郎が、その身にたかるシラミにむかって、「『虱や、ご生 だからたからないでおくれ。私にしつこくしないでおくれ、 おまへはほんとに不愉快だ』 そして痒いところへ手をやらうともしなかつた。 この友だちは聖人だ。」と評したのは、この暮鳥さんではなかったか。


 ことばのつらなりが、視覚的にも菜の花畑を思わせる、この詩は、彼の代表作。生命力溢れる春の中に、ふと感じる孤独やさびしさ。

 どこか、宗祖、親鸞聖人の感性に通じるところを思います。そういえば、御当流もある意味、異端であります。「門徒もの(忌み)知らず」、世間となじまない視点がある。それは、アミダさまの眼差しであり、おはたらきでありましょう。南無阿弥陀仏。


3月

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ご正忌報恩講 お斎(鸛の間)

  柳も かるく   八木重吉

 

 やなぎも かるく

 

 春も かるく

 

 赤い 山車には 赤い児がついて

 

 青い 山車には 青い児がついて

 

 柳もかるく

 

 はるもかるく


 けふの まつりは 花のようだ 



 重吉さんがいう「まつり」は、ほんとうにあった「春まつり」なのかなあ。この詩を読むたびに、そう考えてしまいます。春の風にゆれている柳葉をながめていると、気分が軽くなる。その心に赤い花や青い若葉が目に映ると、「おまつり」が行われているように思われるのではないかと。 

 いろいろと想像させられる詩人の言葉です。三月といえば雛祭りですが、これも江戸の文化です。お仏壇や寺院の荘厳かざりに、僧侶の衣体もまた、江戸の文化の中で発展し定着しました。芸術的にコストがかかった手仕事の工芸がつめこまれた仏教文化。

 その華やかさもまた、大乗仏教の一面です。如来が歩くところには花びらがはらはらと散り、しきつめられていく。金樹銀樹瑠璃樹が光を受けてきらきらと輝き、天の音楽が奏でられる。そのような視覚的にも聴覚的にも私の存在を歓迎してくれる世界が、あなたやわたしの未来であると、阿弥陀さまはおっしゃるのです。

2月



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当代・専如上人六字名号

白魚とり 

             生田春月

 

松江大橋

四つ手の網に

白魚いとしや

すくはれる

白魚いとしや

四つ手の網に

わたしやあなたに

すくはれる


二月は節分とともに始まる。その光景に

「鬼とは私のことか ( まめ )がまかれる」

とつぶやいたのが住宅顕信。自由律俳句の人だが顕信は法名、本名は春美。十九歳で岡山市役所の臨時 ( りんじ )職員として清掃の仕事に従事。仏教への関心を高めて、二十二歳で僧侶となり結婚したが、その直後に「骨髄性白血病」を発症して、二十五歳の二月七日に往生した。

 病が進行し成長した我が ( こ ) ( だ ) ( ちから )のない姿 ( すがた ) ( よ )んだ ( く )がある。

「抱きあげてやれない子の高さに座る」

 生田春月は最後にその身を魚のエサにした人。すくわれてぴちぴちはねる白魚に、自分を見たようである。両者には自己解決できない悲しみや無力感がある。そんな私たちを愛おしく思われる弥陀の摂取の「網」のうちにあることを、感じずにはおれない二月がきました。


2016年1月

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寺宝①大坂夏の陣で、壊滅した大坂を立て直すため、伏見城下町が廃されて、町ごと大坂移転となったので、伏見の通寺が大坂入。その後、准如上人、良如上人の御堂衆極楽寺と分かれて大坂定着。寂如上人から、「良如上人御影」と『五帖の御文章』とともに新寺号「壽光寺」を、四代玄幽が賜った。②開基上人・宗源が賜っていた蓮如上人六字名号。京都西岡・大今里で、宗源は実如上人御染筆で寺号「極楽寺」をいただいた。



        大すき   こいずみ しゅうじ


                  遠くに見えたらワクワクします


                 近くに来たらドキドキします


                 目と目が合ったらズキンとします


                 あいさつできたらポーッとします


                 離れて行ったらシーンとします


                 見えなくなったらキューンとします

明けまして南無阿弥陀仏。今年もよろしくお願いします。住職は、還暦。赤ちゃんにもどった気持ちで、お念仏を受けております。
 はじめて「お浄土」の話を聞いた時、はるか西方にあり金砂・七宝で荘厳され、多色の蓮華が光を放つ世界に、招かれているとワクワクしました。さらに、それは欲に生きる私に、「サトリへ入れ」と導くためのお話で、「お浄土は、ここを去ること遠からず。もう胸にとどいているよ」と聞かされて、今度はドキドキ。「ずっといっしょだよ」という阿弥陀さまの仰せに、胸がズキン。仏像のお顔を仰ぐと、ほれぼれして、ぽーっとします。なのに、シャバのあれこれにドタバタじたばたして。如来さまを忘れてほったらかし。ああ去る(申!)日は近いのに、ちっともお浄土へ向かず一人で死んでいく ( わたし ) ( こころ )がシーンとさびしいのです。胸がキューンと切ないのです。でもでも。「南無阿弥陀仏」は私をお忘れにならず。この口からおでましになるので安心、大安心です。



○一月の法座 一日()  零時〜 元旦会  十日() 本山団体参拝

       二日(土)  午前十時〜 初朝事 正信偈・新年祝・ご法話一席

       十二日()     午後二時〜 初お座(御正忌報恩講) 小林顕英師

       二十四日(日)   午後一時〜新年会 
               午後三時〜 新年法話会(無料)
○お朝事 毎土曜午前七時半〜 九日・十六日・二十三日・三十日
☆御正忌団体参拝 10日午前8時45分〜午後4時 京都・本願寺、興正寺



12月

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成道会において 釈尊像 

十二月のうた   茨木のり子


                                  熊はもう眠りました
                           
栗鼠もうつらうつら
                           
土も樹木も
                           
大きな休息に入りました

                            ふっと
                           
思い出したように
                           
声のない 子守唄
                           
それは粉雪 ぼたん雪

                            師も走る
                           
などと言って
                           
人間だけが息つくひまなく
                           
動きまわり


        忙しさとひきかえに
        
      大切なものを
        
      ぽとぽとと 落としてゆきます



「日本では、いつ雪がふりますか?」

 夜間でのネパール人の教え子が聞きます。おシャカさまのふるさと、ルンビニがあるといわれる国は、北にサガルマタ(エベレスト)のあるヒマラヤ山脈が太陽を受けて、嶷嶷と輝きます。「色の白さは七難隠す」とは古い言いぐさですが、雪の白さは土の黒さをおおい隠します。

 大阪では、降雪自体が冬でもめったにありません。また、地上を覆い隠すほどの雪は、めったに降りません。善や正義や慈愛や忍辱もまた、そのようにシャバ世界では、現れることはあってもはかなく消えていきます。だからこそ、讃えられる価値観であるのでしょう。しかし、地上にしか目をやらなければ、私たちはいつしか、そのような理想さえも忘れ果ててしまい、建前として使い、煩悩に溺れてしまいます。

 詩人の眼はそこを見ている。煩悩の雲霧が厚くとも、陽の光りは地上にとどくよう、仏さまは、私たちの愚かさを見抜かれて、その姿を照らしだし、南無阿弥陀仏となって、常にこの胸にみちみちておられるのです。
12月の行事

 〇十五世住職坊守年回法要・門信徒総追悼法要
     十二日()午後二時〜 大経和讃 広陵兼純師(石川・満覚寺)
   〇お朝事 午前七時半〜  五日・十二日・十九日・二十六日
 〇除夜会 三十一日午後十一時十五分〜勤行と除夜の鐘(鐘楼) 
引き続き本堂に於いて↓
 〇元旦会 一日午前0時〜 正信偈・住職法話


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