|
いよいよあと2時間で終わる今年。 |
住職、涙チョチョ切れる
-
詳細
コメント(2)
|
待望のDVDが届いた。で、ヒマがあったら観ている。 やっぱり、お説教はええなあ……。 間違っても、「講演」や「講義」じゃアカンのです。宗教とは感じ入る世界なのですよ。 もちろん、そこにはきちんとした理論も仏教理解も必要かもしれませんがねえ、「浄土の行者は愚者として往生す」でしょ? わからんさんになって、垂れ流して徘徊して、家族や近所に迷惑かけ倒して。ほんでもって、「あんなやつ死んでせいせいした」と思われて。 シャバの中で全ての人から、「アホじゃバカじゃとんでもない」と見捨てられても、見捨てられない親様がいらしたわいなあ、ちゅうのが真宗です。 昨日、何の気なしに昼のドラマを見ていて(偶然も偶然)、涙ちょちょぎれた。 雛形明子嬢演ずるのは、3人の子持ち男と結婚して半日で死に別れた妻。その3人のママ子は、あるいは親戚に引き取られあるいは施設にいるのだが。 家族で住む約束だったママ母の部屋に、三番目のおとんぼが預家を抜け出してやってくる。行方不明のおとんぼをみんなで探してみれば、部屋の前に座り込んで眠っているのを発見。 そのわけを聞けば、泣かずにおれなかった。 死ぬ直前のこと。父が5人で囲んだ食卓でみんなに新しい家族になっての約束を言う。「どんなことがあっても家族いっしょに晩御飯を食べよう!」と。そしてみんなは約束するのであった。 さて、今はちりじりばらばらの家族に向かって、おとんぼは言うのである。 「どうして誰もパパとの約束を守らないの?」と泣くのである。 ああ、阿弥陀様にこんな涙を流させて、必ず来いよのお約束を裏切り続けた私であったと。 節談が貴重なのではない。お聴聞の同行衆とともに、佛を讃仰し信心歓喜を述べさせていく幸せともったいなさが、全ての布教使さまから感じられる。それが嬉しい。 能登節がやっぱり凄いが、お西が誇る、福専寺獲鱗寮の東保流説教も味がある。値段以上の値打ちありです。 「節談説教布教大会・全記録」方丈堂出版 全2巻5枚組 26040円
|
|
筑前琵琶でした! お電話でお話しただけの講師依頼で、山口県から大阪までいらしてくださった、江口さんはとっても素敵な女性でした。 山口の山奥で無住になっていたお寺に、サラリーマンを退職されたご主人とともに入寺されたのが平成13年のことだったそうです。 ご本人も門徒の家に生まれたけれど、全くお寺にご縁のない人生を歩まれていたのですが、まだ子供さんが小さかった30歳のときに二台の車に挟まれるという交通事故にあわれたのです。 股関節骨折という重傷を負われて、半年間の入院生活を終えたとき、江口さんを襲ったのがPTSD。今まで人事であった「死」というものが、にわかに自分の問題となってきた。 「ああ、私も死ぬのだ。こう気がついたときこわくてこわくて仕方なくなりました」 「背中に何トンもの錘を背負っているようにどーんとのしかかってきて、普通の生活ができないのです」 「私は死んだらどうなるのか?それがわからないので、もう闇の中にいるのです」 こうして、お寺へかよいお念仏のご縁にあわれたのがきっかけで、通信教育で学び、気がつけば僧侶となり布教使にまでなられたのです。 福岡のお生まれで、小さい頃に琵琶を習っておられたことから、親鸞さまのお伝記を昔は琵琶で語って折られた方がいらっしゃったと聞かれて、唯一残っている歌詞「雪中の石の枕」に取り組まれ、節談説教の「弁円済度」を自作されていかれたのです。 「筑前琵琶を紹介します」とさらりと演じられたのが、平家物語。生で聞かせていただいた「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり…」は、鳥肌ものでした。 満堂の門徒様方とともに、琵琶に乗せた江口さんの声に魅せられて、あっという間に時間がすぎました。 出会いに感謝、お念仏の尊さに感謝です。
|






