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スウィートbonbon(壽光寺の内緒話)

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今日のニュース。兵庫県知事がまとめ役で「慰霊祭」の相談。事故原因の追及はどこへやら、「慰霊することで新たな出発をする」そうだ。またぞろ、この国の特質が顔を出した。もう済んだことは水に流すのだろう。こうして、何年かに一回事故は起こり、何人かが死ぬ。でも、そのときだけワーワー騒いで誰がどのように責任をとるのかは、報道されない。

今まで事件で、引責辞任してもちゃっかり「退職金」を受け取っていたり、はたまた子会社や事業団体の理事や名誉職について、給料の二度取りをしている人は山ほどいる。こういう利権構造を本音ではなくしたくないのだ。メディアも国家権力も。

日本の宗教はそういう構造に思いっきり加担する。そうして地位と名誉と収入を守る。目覚められては困るので、「宗教教育」や「政治教育」は公教育では禁止する。毎日パチンコの音にひたって、もうかるはずのないギャンブルにお金を消費してくれればいうことなし。政府や特権階級への憧れは煽っても、批判は許さない。こうして多くの庶民は、自殺したりホームレスになったり引きこもる。はいはいと、文句もいわずこの国の構造をこわそうとせず、叶うはずのない夢に向かっていく事を推奨し、夢みている間にその人の一生は終わる。理想的な国民育成だね。

JR事故の原因についてやっとまともな本が出た。みんなに読んで欲しい。そしてメディアのミスリードに?をつきつけよう。

著者によると、過密ダイアであった、カーブが小さすぎた、運転士の回復運転が問題、の3つは明らかに誤っているという。これらは、他社やJR西でも常態であるという。では、事故原因の最大は?

台車にある。新型のボルスタレス台車が最大の原因。ではなぜ、それが取り上げられず附随的な要因をクローズアップするのか。

台車メーカーに鉄道会社それに国土交通省が、推奨し導入を進めてきた「ボルタレス台車」の問題点を暴かれるとまずいのだ。事故調もその事に言及することを意図して避けているようである。ひどいでしょ。

阪急は、一度この台車を採用したが、やめてボルスタ付台車を復活させている。理由は「絶対に脱線事故を起こさないため」である。京阪や京浜急行は、採用さえしていない。

つまり著者によれば、台車採用の経過とその特性、それに合わせたATS地上子の設置や運転士の教育、そして何よりも安全性を優先した各要因の自己点検と科学的検討、そういったものをJR西は優先しなかったということだ。そしてそこに、そうさせた背景があることになる。

私にとっては、科学的でとてもわかり易かった。これぐらいの事を追跡することより、「慰霊祭」をすることの方が大切だと、メディアの諸君は考えるのかい????

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別ブログで小説を書いている。半自伝的要素もあるがもちろんフィクション。でも、僕が生まれ育ち誰になんと言われようと、汚れの部分も含んで大好きな「この町」の空気みたいなものを伝えたいと思っている。

直木賞をとっちゃったので、一躍有名になり売れてるんだろうこの作品集の5つの短編には、僕の町の空気が匂う。だから、みんなに読んで欲しいなぁと素直に思う。外形的には、ミステリーとファンタジーという区別がなされるのかもしれないけど、同志発見という感じでうれしくなりました。おススメ!!!

 おもしろかった。ホリエモンが踏んだ「トラの尾」について、ここまでしっかり書いてくれると、僕なんか物が言いやすくなって、助かる。

 「噂の真相」が消えてその功罪は別にして(必ずしも支持ではなっかったので)、刺激的な「噂」がネット上の扇情的な「書き込み」に貶下しちゃった。まともに力をもった奴にはかなわないからゲリラ的にやろう、という弱者の智慧みたいなものを、学べる素材を探しているのだが。

 その意味で、A.ヘイリーやJ.ル・カレのように「フィクション」として、噂を成立させてしまう事に、この国の作家たちは、もっとチャレンジしていいはず。北方謙三が藤原純友を描いたモチベーションにも、そういう志を感じる。大きな力が個々の人間の思いをじんわり圧力をかけてつぶしていく「嫌な空気」が、今この国を覆おうとしているのではという直感。僕もずっと感じているんだ。ニートの増加って、シャープな奴らがそういう絡めとられていく感じに対して出した「勝負に参加せず、当面オリ!」という事じゃないのかな?

 オウム事件やイラク人質事件を題材に、マスメディアのあり方をつきつめてみた「エンターテインメント」です。

 ネルソン・デミルの快作。「アップ・カントリー」で、ベトナム戦争を文明史的にとらえたデミルが、今度は「アイルランド解放闘争」を取り上げた。IRAなんて、日本人には関心ないんだろうなぁ。ましてや、カトリックVSプロテスタントの争いもね。なんせ、あれだけ政治的なことに神経質で、すぐに「偏向教育」と騒ぎ立てる人々も、小学校の音楽で「グリーン・グリーン」が歌われていることには、無関心だったもん。

 物語はN.Yのアイルランド系移民の祭りの日に、IRA過激派が、司祭さまと司教さま、そして和平交渉中のイングランドの外交官と元IRAの女闘士を人質に、大聖堂に立てこもるというもの。反IRAの機運を盛り上げるために、イギリス情報部が「やらせ」を仕組んだり、犯人側のリーダーと女闘士が元恋人だったり、はたまたU.S.Aに逃亡していたベテランテロリストが、最後の花道としてみんなを巻き込んでの自滅をはかったり、波乱万丈。

 でも、ここで推薦するのは、その宗教にかかわる記述に魅せられたから。立てこもっている犯人が、司教に告解をし、神の許しを求めるのである。そして、人質の司教もまた、犯人一人ひとりにそれを勧め、神の許しを願いなさいと、導く。

 念仏者や真の宗教者ならば、「うんうん」と共感するところだね。アジール=避難所としての「教会」が前提になっているんだ。家族の釈放を求めてそのアジールまでも破壊するというシチュエーションは、見事の一言。でも、やっぱ、今の日本人にはわかんないだろうなぁ。この本、売れるかな?

 ご存知!天切り松の闇語り、最新作。満州事変から上海事変、二二六事件、と、国がどんどん軍部に引きずられていく時代が舞台。
 永田鉄山暗殺事件の相沢中佐をシンに据えた物語は圧巻。目細の安親分におこん姉さん、黄不動の栄治、書生常、などのおなじみのキャラクターが縦横無尽に暴れ廻る。

 愛新覚羅溥傑殿下の結婚にまつわるエピソードや、相沢中佐の妻をクローズアップした展開は、さすがの浅田節健在ってところ。
 この五つの物語を通して、「靖国参拝」や「憲法改正」などのキナ臭い現代を、ズドン!と打ち抜いたという読後感。
 「よしんば遠吠えにせえ屁のつっぱりにせえ、不義は不義、不実は不実と口にしてこその人間じゃあねえか。俺ァ天下の盗ッ人だが、衆を恃んで不義を正義と言ったためしァ、ただの一度もありゃしねえ。」 時代の空気を的確にとらえられたセリフ廻しにしびれました。

※同時並行して、『水平記 松本治一郎と部落解放運動の100年』(高山文彦著 新潮社) を読んでいたので、感慨一入でした。

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