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弁護士の懲戒処分を公開しています
「日弁連広報誌・自由と正義」20149月号に掲載された弁護士の懲戒処分の要旨・横浜弁護士会・森下忠弁護士の懲戒処分の要旨
 
法テラス(日本司法支援センター)への不正申請の懲戒処分です、
珍しい処分です。
裁判を起したい。調停を求めたいと思ったが費用や弁護士報酬が払えないから裁判や調停を止めようという事態を無くすために国が税金で援助をしています。この組織のトップは元日弁連の事務局長とか日弁連の会長が就任します。
日本司法支援センター【法テラス】
 
 
法テラスに事件を委任すると弁護士の報酬等は依頼者は月々返済します。
法テラスが報酬が安いということではありません。規定通りの報酬額です。弁護士は報酬を法テラスから一括で貰えますが取得した額の7%を法テラスに支払います。言葉は悪いですがショ場代みたいなものです。たまに法テラスで相談を受け自分の事務所に連れていき、法テラスより安くすると依頼者に交渉する弁護士もいます。
 
法テラスが事件を受任する場合は依頼者の審査があります。
収入が規定の額より少ないこと。預金がないこと。
勝てる裁判であることです。
 
兵庫で預金が300万円あった人が兵庫の法テラスで離婚事件を依頼したことがあります、弁護士は自らが理事をするNPOにこの依頼者を連れていき預金をゼロにして法テラスで受任をさせていました。弁護士は法テラスの理事でした。処分はありません。
 
東北では、損害賠償の裁判を法テラスが受任すると思い、先に提訴をしました。思い込みで提訴し1回目の期日の前日に原告が取下げた、理由は法テラスの支援が受けられないためでした。相手方は代理人を依頼し準備書面まで作成したが、取下げになったので裁判は無くなったのですが代理人に払った着手金は返って来ません。
 
現在、別件で近日中に懲戒が出そうなのは、法テラスに支援援助をさせた報酬や費用の中に顧問料を含めていたという内容です。
 
刑事事件の国選弁護料の報酬も法テラスから出ますが容疑者との接見回数をごまかして不正に報酬を得ていたという弁護士もいました。
処分されたのは岡山の弁護士だけです。他にも多くの弁護士が不正請求をしていたのですが法テラスは弁護士の氏名を公表しないばかりか処分もしません。どうせ税金ですからということでしょう
 
「弁護士の 便利なおサイフ 法テラス」
 
 
懲 戒 処 分 の 公 告
横浜弁護士会がなした懲戒の処分について同会から以下のとおり通知を受けたので、懲戒処分の公告公表に関する規定第3条第1号の規定により公告する
1 懲戒を受けた弁護士
氏 名          森下 忠
登録番号         22831
事務所          神奈川県川崎市多摩区菅馬場3
             森下法律事務所
2 処分の内容      戒 告
 
3 処分の理由の要旨
(1)被懲戒者は懲戒請求者から離婚事件の依頼を受け預り金として201178日に10万円、同年916日に5万円を受領した。被懲戒者は同日、懲戒請求者が日本司法支援センターが定める代理援助の資産要件を充足しないことを認識しながら事実と異なる記載をした懲戒請求者名義の援助申込書を作成して上記預り金の授受がなされたことを申告せずに代理援助の申し込みを行い、その結果、日本司法支援センターにより代理援助の決定がなされた。
(2)被懲戒者は懲戒請求者が代理援助の申込みを取り下げて20111019日に支援終結決定がなされた後に上記預かり金及び被懲戒者に預けた書類の返還を求めたにもかかわらず金銭を清算して預り金及び書類を遅滞なく返還しなかった。
(3)被懲戒者の上記の(2)の行為は弁護士職務基本規定第45条に違反し弁護士法第56条第1項に定める弁護士としての品位を失うべき非行に該当する。
4 処分の効力を生じた年月日
 201462
20149月1日   日本弁護士連合会
 
 

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