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誰かに「絶対に見るな」と言われたとしよう。
すると、かえって見たくなる心理が増す場合がある。
このような心理現象を「カリギュラ効果」と呼ぶそうだ。
例えば、覗き穴を作って「覗くな」と書いておく。
一方、何も書いていないパターンも準備しておく。
果たして、覗く人の数はどちらの方が多いのだろうか。
もしも、書いてある方が多ければ、効果は実証できたことになる。
上記の実験は、ただの心理実験なので笑えるかもしれない。
しかし、神話や民話では、悲しい気分にさせられることが多い。
見てしまったために、必ず悲劇が訪れることになるから。
ギリシア神話であれば「パンドラの箱」が有名だろう。
パンドラは「開けるな」と言われていた箱を開けてしまう。
日本のおとぎ話でも、浦島太郎が玉手箱を開けている。
民話「鶴の恩返し」では、覗いてはいけない部屋を覗いてしまう。
ギリシア神話の「オルペウスとエウリュディケの物語」も有名である。
亡くなった妻のエウリュディケを冥界から連れ帰ろうとするオルペウス。
冥王ハデスは「外に出るまで後ろを振り向かなければ妻を返す」と約束する。
妻が自分に着いて来ているのか不安になるオルペウス。
高まる不安に耐えられなくなり、彼は後ろを振り向いてしまう。
その結果、エウリュディケは冥界に引き戻されることになる。
以上のように「見るなのタブー」をいくつか挙げてみた。
古今東西、理由に差はあっても、見てしまうのは人間心理の特徴なのだろう。
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