飲食店経営者の模型雑記

ここは飲食店経営者 小宮山の模型日記であります

懐古録

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懐古録 3

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スターログの情報で海の向こうのアメリカではSF映画に使用されたミニチュアなどがオークションにかけられて
ロビーも出る そのカタログがにほんでも買うことができる ということでそのカタログを注文
してみました しかしながらあまりめぼしいものはなくポスターやロビーカードなんかが
多くミニチュアでめぼしかったものは宇宙家族ロビンソンのジュピターⅡや
シービュー号のフライングサブくらいで肝心のロビーもレプリカだったそうです 当時本物はビルマローンが
所有されておりました
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このころは小田さんの「ガレージキット誕生物語」でも触れられていたプラモデルファンジン「スタークラッシュ」
を主催されていた兵庫のスーパーコレクター高田光くんと電話や手紙で頻繁に交流させていただいておりました
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高田くんからもたらされる情報で大阪地区でオンエア中の特撮番組を知ることができ ビデオを送ってもらったり
海洋堂やゼネプロそのほか阪神地区の模型店の情報をこちらの情報と交換させていただきました
まだネットなどもちろんなく限られた情報窓口としてたいへんありがたかったものです

80年12月号スターログに「日本SFモデラー連絡会」の紹介がありコンタクトさせていただきました
そして小田さんたちとはじめてお会いさせていただいたのです
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81年の第一回特撮大会が中野公会堂で行われました 以前にも紹介させていただきました
海底軍艦をスクラッチして参加させていただきました 
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この時には小田さんたちと行動を共にさせていただいておりましたが
特撮大会参加のため上京してきた高田くんとの初顔合わせや
以前にホビージャパンの読者交流欄で知り合い自宅に遊びに来ていただいた群馬の金田宏則くん
との再会など忘れられないことが多くありました 当時金田くんはまだ中学生でしたがフルスクラッチで
ノーチラス号を作ってきており 
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その時に見せていただいたものはまだ未塗装ではありましたが
スターログのアメリカ版の別冊に掲載されていたブループリントから正確にトレースされたものを
見て なんと恐ろしい中学生だろう 将来はとんでもないモデラーに成長するだろうと思ったものです
ひょんなきっかけから数年前に再会することができたのですがやはり恐ろしい大人に成長されていて
現在はサンダーバードのミニチュアの正確なレプリカ つまりベースになった素材やキットを
可能なかぎり調達して当時のホンモノと見まごうばかりのレプリカを再現しており まさに道を
極めんとされております

懐古録4に続く

懐古録 2

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79年8月には有楽町日劇でゴジラ映画大全集がありました
毎日最終回は東宝の名作特撮映画20本を
日替わりで上映するという 素晴らしくマニアックな大会でした 当然初日最終回は第一作ゴジラ
当日は自作のゴジラのフィギアを作って持ってきた方なんかもけっこう見かけましたが 目を引いたのは
ロビーにケースに入って飾られていた巨大なモスゴジ後に品田冬樹さんの作品と知りました
ロビーの売店では第一作「ゴジラ」の8ミリフィルムが売っていましたね 買いました(^_^;)



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特撮映画熱もヒートしていてスターログで紹介された書籍 日本特撮映画史「大特撮」
それまでの子供向けの特撮映画紹介本と違った初の本格的な日本の特撮映画研究書でした ところが書店に注文するも
一向に入荷せず なんとその年に発売元の有文社が消滅してしまいあっちこっちの本屋に問い合わせるも
入手は無理とのこと となるとどーしても欲しなってしまうのはヒトの性ってもんなのでしょうか

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知り合いの伝から大阪で「大特撮」の編集に携わったコロッサスというグループがコロッサス展というものを
開催してそこで幻の「大特撮」も販売するとのこと 聞けば通販には一切応じられないとのことなので
行きましたよ大阪へ 本一冊買うためだけに大阪まで コロッサス展自体はど同人誌の即売会
といった感じでした せっかくだからとPUFF 衝撃波Q コロッサス モンスターズなどの
バックナンバーを手当たり次第に買ったものです 当時は大阪までいってもゼネプロや海洋堂
などはなく(いや海洋堂はあったのか でもガレージキットはまだ作ってなかったと思います)
阪急ファイブにあったスターログSFショップ2号店に寄ったりしましたがあまりめぼしいものは
見つかりませんでした
しかしながらこれらの同人誌などにより各地の特撮ファン第一世代のお名前や活動などを知ることが
できたのです
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これらの特撮ファン第一世代の作られた研究本はどれも素晴らしく今見てもすごいものばかりです
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上はコロッサスの各ページ


首都圏では新宿などで特撮映画オールナイト5本立て上映会のようなものが時折開催され
ビデオも満足にない時代には足繁く通っておりました その流れは池袋の文芸座などで
定期的に開催されていた特撮映画特集などにつながっていきました
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翌80年2月にはいよいよ宇宙船が創刊です これはインパクト大きかったですね
50年代のSFメカやモンスターの造形 品田冬樹さんによるゴジラのギニョール製作など
まさに自分が求めていたものがそこにありました
そんな頃 なんとその宇宙船の編集をやっているという聖咲奇さんからご連絡をいただいたのです
自分の作ったロビーのキットを見た 宇宙船で模型の特集をやるから手伝って欲しい
ウチに遊びにいらっしゃい とのことでした 当時聖さんは杉並の上井草にお住いで
行くとたくさんの同好の氏 というか特撮ファン第一世代の超有名なお歴々が集まっており 
日曜ごとにお邪魔させていただいたものでした 
宇宙船に載ってた大阪の川口さんの歯科用レジンを使ったモスラのキット 品田さんのつくった
金星ガニなどのモンスターなどの宇宙船誌上で拝見したものも実物がそろってました 聖さんから 
小宮山くん これ作れる?と渡されたのが聖さんがアメリカで買ってきたバキュームフォームの
ジュピター2号でした ジュピター2号はそれまでにも新橋のステーションホビー
や笹塚のえんどうで飛行機のキットを買って作っていたのでいささか自信がありました 
このバキュームフォームのジュピター2号は宇宙船7号の模型特集に小田さんのフライデーとともに
紹介されました 
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これは自分のロビーですが ほんとうはタマゴヒコーキを改造したSFメカのページ用にコックのかっこうを
させたのです
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この宇宙船7号の模型特集は例えば自分が「宇宙戦争」のジオラマを作り
背景画を開田裕二先生に描いていただき さらに当時いかにもキットが発売されていたかのような
なんちゃってボックスアートまででっち上げるというものすごく豪華なものでした
「宇宙戦争」ではボックスアートも開田先生に描いていただきましたが紙面のレイアウトの
都合上それぞれの絵が小さくしか紹介されていないのがなんとも惜しまれますボックスアート一枚で
1ページ使っていただきたいほどのクォリティだったのです 
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そしてこの号をきっかけに宇宙船別冊の3D特集号 ガレージキット特集号へと
発展していったのです

その3に続く

懐古録 1 




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今回 奇跡的にみつかりましたロビーの原型と完成品 インスト これの発掘に時間がかかりました

いささか手前味噌な記事になってしまいますが 恐れ多くも小田雅弘さんのガレージキット誕生物語に
紹介された拙作ロビーにまつわること その時代のこと自分が啓蒙された周囲の状況などを記憶を再確認する意味でも
手元に残っている資料であの熱かった時代をおぼろげな記憶で追体験させていただきたいと思います
もっと早く書きたかったのですが資料を探すのに手間取ってしまいました 自分の懐古録といったところです

まずは78年8月に創刊されたスターログ これを外すわけにはいかないでしょう
スターウォーズをメインにしながらも古典的なSFの名作 アート サブカルチャーを中心にした
構成はSFファンを惹きつける魅力充分でした そこから発信される情報はまさにじぶんが望んでいたものでした
また それより少し前から出ていた朝日ソノラマのファンタスティックコレクション
ゴジラなどは常に持ち歩いてボロボロにすりきれるまで読んだものです
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78年といえばヤマトショックが「さらば」公開でピークに達しておましたがそれ以降ヤマト熱が次第に小さくなるのと反比例に
特撮熱が大きくなっていきました

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写真や実物は残ってはいないのですがその頃にはバルサを削ってシリコンシーラントを表面に塗って
ゴジラの上半身なんかを作っていました そんななかから比較的表情を出しやすいモスゴジ 
写真屋角度によって表情が違って見えるキンゴジの造形の難しさを肌で感じたりしてました
そんな頃に出会ったジャイアントインパクトがホビージャパン79年8月号の山野純治さんのロビーの記事
だったのです 今もむかしも自分にとって最高のSF映画 「禁断の惑星」 そこに登場するロボット ロビーは
立体物として最高のアイテムであり幼少のころからロビータイプのブリキロボットはいくつも
買ってもらいましたが山野さんのロビーは自分の頭の中の映画のロビーそのものでした
もちろん「禁断の惑星」は素晴らしい自分の中でオールタイムベストなSF映画なのですが
自分とロビーのファーストコンタクトは禁断の惑星ではなくその翌年に
制作された「宇宙への冒険」で もちろんリアルタイムではなく後年TV深夜の名画劇場枠でかかっていたのを
観たのですが 未来から来たロボットロビーが主人公の少年のために未来のテクノロジーで様々な発明品を
作ってやり少年との友情を描いたそれはまさ某猫型ロボットの元祖 のちの宇宙家族ロビンソンの
フライデーにも影響をあたえてますね
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そんな山野さんのロビーがもう欲しくて欲しくて ホビージャパンには抽選で3名にプレゼント
と書いてあったので 10通くらい応募しましたが当たらず もうこれは自作するしかない とばかりに
山野さんの記事とにらめっこしながらプラ板を中心に作り始めました 頭で考えるより
手を動かす方が早かった 全く若い時っていうのはいいものです シリコンに関しては
それ以前のホビージャパンのスターウォーズ特集の時にストームトルーパーを作ったかたが
頭部をシリコンで型どりされていて 自分はてっきりバスコークなどに代表されるシリコンシーラント
お風呂場などの防水充填材のことだとおもっておりました ちょうどゴジラの自作フィギアなどの
表面に使っていたこともあり またそれをつかって型をとり エポキシを使い自作フィギアの頭部などの
かんたんな複製などはしておりました 
当時はまだ東急ハンズもなく(あったのかな?でも知りませんでした) 造形材料は
銀座の伊東屋で調達していました 当時の伊東屋は模型飛行機や帆船模型に力をいれていて
また旋盤などの各種工具も充実しており造形材料も各種そろっていました
伊東屋の店員さんに山野氏の記事を見せて相談したところ型取り用のシリコンと不飽和ポリエステル樹脂
を紹介されました 試行錯誤はあったものの手応えは良くはじめてキットらしきものができたときには
有頂天になったものです それからしばらくして伊東屋で樹脂メーカーが新しい商品 ということで
無発泡ウレタン(要するに今のプラキャスト)の実演とテスト販売をしていました
ポリエステル樹脂に比べて表面のベタつきもなく カンロ飴のような成形品にくらべて
無発泡ウレタンのそれはまさにプラスチック(スチロール樹脂)のような質感 これを使わない手は
ないとばかりに自分のキットは無発泡ウレタン製になりました 小田さんのガレージキット誕生で紹介されたものも
このときのものです 自分的に有頂天になってましたがしばらく後に実際に山野氏の
ロビーをじかに拝見して そのあまりの精度の違い 出来の違い センスの違いに自分の未熟さを
思い知らされたものでした 山野純治さんといえば当時タミヤの人形改造コンテストで金賞を受賞されている
名人中の名人で金賞受賞作品の三遊亭円笑は笹塚のえんどうに展示してありそれなどをつぶさに
拝見するにあたり自分などとてもとても 足元にも及ばない超絶スカルプターだったのでした

ロビーのガレージキットはその後小田さんの本にも紹介されている石田龍太郎さん1/17.5の名作キット
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そしてアクアポリスのメタルキットが決定版といったところでした
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アクアポリスのロビーとフライデー
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つづく・・・

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