|
ちょうどテレビで徴兵制に対する討論が行われていた。
強い日本を取り戻す、の合言葉に右傾化を容認する傾向が強いようだ。
日本は、徴兵制を行うべきかどうか。簡単な問題ではないが、こういった議論から逃げてはいけない。
徴兵制を行ったほうが、愛国心が生まれ、命の大切さを知ることができ、体力向上につながる、としてい
るがそれだけだろうか。
愛国心や命の大切さは、今でも感じることができるし、運動して体力増強することは可能だ。
徴兵を行っても、入隊から除隊まで数年間と考えるならば、熟練した兵隊が育たない。
それが強制的ならば、なおさらだ。
徴兵制を採用した場合、ボランティアとして活動させる訳にはいかないので、相当な費用がかかる。
軍事兵器も過去に比べ、相当ハイテク化が進んでおり、小銃の扱いが上手になっただけでは、太刀打ちで
きない。
人には個性と特技がある。何をやらしてもそつなくこなす人もいれば、うまくできない人もいる。
軍隊だって、どんな人でも採用できるとしたら、本当に強い軍隊が作れるのであろうか。
軍隊というのは、「人を効率的に殺傷する能力をつける」ことである。
少なくとも我が子にこの能力を付けさせることには気が引ける。志願したならまたそれは別の話だが。
徴兵制のある国が、本当に肉体的にも精神的にも強いのか。
日本以上に優秀であり、命を大切にする国なのか、絆が強い国なのか、冷静に判断したい。
日本の伝統と文化は、もっと自分の身近なところにあるはずである。
今の若者を「軟弱」と決めつけ、厳しく鍛えれば、強くなるのだろうか。
若者を教育してきたのは誰だ。今になって責任と負担を若者に押し付ける感覚は許しがたい。
昔の人は強かった。という人がいるが、本当にそうだろうか。今も昔も歴史上変わらないと思う。
人に行け!と言う前に自分が行く覚悟を持っているかどうか。国防は、若い人だけの役割ではなく、老若
男女すべてが対象である。自分には関係なくて、他人がやること。という軽い問題ではない。
なぜなら、人を殺傷する行為を容認することであるためである。
あと、一番考えなければならないことは、アメリカとの関係。
アメリカは、日本が本当に軍事力をつけることをよし、としているかどうか。
日本の兵器は、アメリカ産が多い。民間も戦闘機もすべてアメリカ産。
日本が軍隊を持って、兵器を国産化させることを許すことはない。
いつ、どんな時も「アメリカ」は味方、だという考えは本当の意味で平和ボケ。
アメリカは狩猟民族であり、超合理主義的な国である。国益が損なわれると考えたならば、命をかけて阻
止をする。
今の段階で、徴兵制には反対と考えるが、今までのやり方で良し、とも思っていない。
子育て世代として、冷静に捉え真剣に考えていきたい。
|
徴兵制の国、スイスにフィンランド、ノルウェー 。
2013/3/19(火) 午後 4:47 [ ぬくぬく ]