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2015年8月12日 | 2015年8月14日
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毎年、盆正月には親戚一同が菩提寺に集まり、墓参りすることが恒例となっている。 今日も親戚が集まり、墓参りをした。父と祖父母が眠るお墓に手を合わせる。 その中には、遺骨のない祖父の兄の名前が刻まれている。 先の太平洋戦争で、戦死したためである。祖父の兄は、サイパンへ出兵し玉砕した。 サイパン島の形が変わるくらいの激しい艦砲射撃を受け、遺骨も残っていない。 当然、戦死した日時も分かっていない。 墓に入っているのは、脚絆と爪のみである。 一旦、戦地から帰国し再度、出征する際に「今度は戻れないかもしれない」と言って、出発前に残して いったものだ。 古い写真が、一枚残っている。戦場へ郵送された家族の写真を見つめる姿である。 私たちは、あの戦争も忘れないし、戦場へ行って散ったあなたも忘れない。 墓前で合掌し、今ある平和な社会をありがたく思い、感謝するところである。
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浅香あき恵
小川菜摘