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大治町花常在住の保田紹雲(やすだじょううん)さんが、能面展を名古屋市鶴舞中央図書館で開催されます。
過去に大治町議会が発行した「議会だより」で登場していただいた際の記事を紹介したいと思います。
能面師として10数名のお弟子さんの育成をされ、また、能面研究家としても活躍されている面紹社(めんしょうしゃ)代表の保田紹雲さんに、お話を伺ってきました。
――まず、能面について教えて頂けますか
能の舞台で、能楽師が用いる面のことです。
能面を制作することを、「面を打つ」と言います。
能の歴史は、室町時代にさかのぼります。その時代の面を中心に、5流ある能の家元が所蔵している面を
「本面」と言います。
国の重要文化財に指定されていて、特別な催しでなければ、使われることはありません。
通常の舞台では、本面をまねて能面師が彫ったものを用いるのです。
――本面を手に取ることができるのですか
それはまず不可能です。
本面の写真が掲載されている書籍は、片っ端から買いあさりました。展覧会も逃さず見に行きます。
写真を頼りに本面に似せて彫刻・彩色します。
――色を付けるのも能面師の仕事ですか
そうです。木彫りから彩色までを一人でこなしますので、作成には3〜4カ月かかります。
写真だけで本面に限りなく近づけることは至難の業です。
――この仕事をやっていて、一番の喜びは
面が出来上がった時にも喜びを感じますが、やはり、私の作った面を舞台で使っていただいた時です。
能楽師に「保田の作品を使いたい」と言われることが、至福の極みです。
――能面作りの世界に入ったきっかけは何でしたか
名古屋のカルチャーセンターで、習い始めたのがきっかけでした。
当時42歳でしたから、もう35年にもなります。
本日は忙しい中、ありがとうございました。
今後も後継者の育成に力を注いで頂き、大切な日本文化が後世に継承されることを願います。
(平成24年12月議会 まちかどインタビューより抜粋)
私も二度、能面展にお伺いし、能面を拝見してきましたが、迫力は相当なものです。
能面は不思議で、見る角度によりその表情が違って見えます。
ぜひ、大治町在住の保田さんの素晴らしい作品を見に行っていただきたいと思います。
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