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仕事から帰る途中で、道端に大きな黒いものが目に飛び込んだ。
なんだろうと、徐行しながら確認をすると、そこには大きなカメが…。
そう。田んぼや用水、河川にたくさん生息している「ミドリガメ」
正式名称を、ミシシッピアカミミガメという。
アカミミガメは、本来アメリカ合衆国中南部に分布する淡水性のカメで、本種はキバラガメ、ミシシッピ
アカミミガメ、カンバーランドキミミガメという3つの亜種から成っている。
日本に輸入・販売されているアカミミガメのほとんどがミシシッピアカミミガメである。
よく、子どもの頃、お祭りの縁日などで販売されていたことを覚えている。1匹、約500円程度。
大きくなると、約30cmになるので、家では飼えずに捨てられる結果に。
研究機関は、日本の環境に適応して、大繁殖したのではないかとしている。
ミシシッピアカミミガメの寿命は、40年!と言われている。小さい頃は、カワイイが、大きくなると…
あまり可愛くない。
アカミミガメが引き起こす問題としては…
◆生態系への被害
在来種のニホンイシガメが駆逐されてしまった。おそらく、大治町内でもニホンイシガメは見る影はないと思われる。
◆水生植物の捕食
アカミミガメは雑食性で、水生植物を好む傾向がある。ハスが消失するほどの大きな被害を受けている場所もある。
◆水鳥の捕食
アカミミガメが高密度に生息している池では、初夏、水面にいるカイツブリやカルガモのヒナがアカミミガメによく襲われる。
◆農業への被害
レンコンなどの食害が起こっている。
しかし、現段階では、特定外来生物として指定されていない。
従って、未だにペットショップやデパートなどでは販売されている。
ただ、動物愛護管理法で、飼育動物の不適切な飼養や野外への遺棄を規制している。
哺乳類と鳥類、爬虫類が対象で、カメも含まれており、違反者には100万円以下の罰金が定められている。
現在、環境省では、アカミミガメの特定外来生物指定に向けた検討が始める方針を示している。
これによると、2014年からアカミミガメの法的規制に関する検討を行い、2019年までには段階的な規制の
導入を行われる予定である。
今後、どうなっていくのか、注視していきたい。
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