|
今回は、「鉄のタケノコ」と呼ばれる弥富市に調査に出かけた。
この「鉄のタケノコ」は、地下にある粘土層が収縮し地盤沈下が起こると、比較的固い地盤に支持された
井戸は、まわりの地面から飛び出してきた状態のことをいう。
一般的には、「井戸の抜け上がり」というそうだ。
地盤沈下は、私が小学校の社会の授業で、勉強をしたことがある。
地盤沈下とは、大地が、知らないうちにだんだんと沈んでいき、ほとんど元に戻らないという現象であ
る。
この地盤沈下の主な原因は、地下水の過剰な汲み上げによって起こる。
特に、海抜ゼロメートル地域である弥富市などでは、洪水や排水不良などによる災害の危険性を大きくし
ている。
田んぼの持ち主にいろいろと取材を行った。
Q、鉄のタケノコといわれる突起物は何か。
A、昔の井戸。
Q、井戸の抜け上がりは、どのようにできたのか。
A、昔、田に水が引けなかった時代に共同で井戸を掘り、水を引いた井戸の残り。
Q、今も使っているのか。
A、使っていない。昭和40年ごろにパイプラインが整備されたので。一部、豚舎で使っている。
Q、昔から「鉄のタケノコ」と呼ばれていたのか。
A、地元の人は、鉄のタケノコとは呼んでいない。
えっ? 愛知県のホームページなどは、この現象を「鉄のタケノコ」と紹介しているのだが、地元の人は
そうは呼んでいないそうだ。
ただ、もっと前は、長い竹を使って井戸を掘っていたため、そこからきたのではないだろうか。
井戸の深さは、なんと180mあるそうだ。井戸を掘るのにも、相当に大変だったようだ。
取材先の場所は、弥富市鍋田というところ。
海が近いため、塩分を含んだ水が多く、稲作にとても苦労をしていたとのこと。
水が多ければ、水害。渇水・塩水対策と、大治町とはある意味違った、水との長い戦いの歴史がたくさん
あった。
今でも新しい水との戦いが続いていると、関係者は語ってくれた。
さあ、次は、愛西市に場所を移し、紹介したい。
|