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今回は、愛西市。海部地域は、4市2町1村で構成されているのだが、地域によって状況が大きく異なるの
が、驚きである。
その代表例のひとつ。愛西市立立田南部小学校福原分校にお伺いしてきた。
福原分校は、愛知県内で唯一分校の名前がつく学校で、全校生徒は、なんと3人である。
過去には、大正10年の60人が最高だった。平成12年からは、10人未満で推移している。
現在、教職員は4人と主任が1人。
同じ、海部地域でもわが大治中学校は、愛知県内でも有数のマンモス校であることを考えると、大きな違
いである。
福原分校の歴史は古く、明治25年に加立尋常小学校として開校している。
加立とは、地元の著名な人(加藤氏)によって建てられた。開校から120年が経つらしい。
従って、本校である立田南部小学校よりも古いそうだ。
この福原という地域は輪中地帯であり、写真で見たのだが、昭和59年までは渡し船で本校に行っていた。
Q、授業の方法は。
A、低・中・高学年の3つのクラスに分けて行う。(複式授業)
例として、算数を5年生に教えている間は、6年生はドリルを。6年生に教えている間は、5年生はドリ
ルを行う。
国語は、5、6年生は、一緒に行う。
Q、年間行事はどのように。
A、入学式、卒業式と修学旅行は、本校と一緒に行う。運動会は、独自で。
運動会や学習発表会は、保護者だけでなく、地域の人たちと一緒に行う。
Q、福原分校の良さは。
A、超少人数学級のため、先生の目が届き、授業も充実できる。
自然豊かなので、体験を中心とした学習ができる。
本当にのんびりとしている。近くには、乳牛の牧場があり、自然が豊かで、子どもの環境としてはたいへ
ん良い雰囲気である。
ただ、過疎化の進行は止められず、生徒の増加はなかなか望めないようだ。
今も2年生が1人、5年生が1人、6年生が1人である。今度、6年生が卒業をすると、全校生徒は2人になる。
ただ、地域の人は温かい。すれ違う人はみんな、快く挨拶をしてくれる。
過疎で寂しい気もするが、何か大切なものがここに、残っているような気がしてならない。
いろいろとお話が聞けて、たいへん勉強になった。関係者に心より感謝を申し上げる次第である。
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