|
ピアノ弾き語りをやっている人間にとって
必ず通る道といっていいビリー・ジョエル。
そして、和製ビリー・ジョエルことこの男もまた
一度でも生でこの男の演奏をみたことがある人なら即座に思うことでしょう。
こいつ、なかなかやるな・・・
と。
本日の青春の一枚。
ピアノ語り弾き筆頭@KANの名作「野球選手が夢だった。」
KANの代表曲のひとつ「愛は勝つ」収録。
ほぼ全面サビだけの構成の曲で、まぁ、メロディーが素直でシンプルで、
とにかくこの曲は売れましたね。
でも、このアルバムの本質はこの曲以外のところにあると思ってます。
誤解を恐れずにいえば、「愛は勝つ」は要はシングル用。
残りの曲こそがKANの本質。真骨頂。
どの曲にも物語がしっかり設定されていて、
1曲1曲、なにか小説かドラマを見ているような
そんなKANお得意のドラマな世界観がとにかく素晴らしい。
ど真ん中青春ドラマ、
コメディータッチのドラマ、
そして
ちょっぴりせつない恋のドラマ。
「けやき通りがいろづく頃」
恋の素晴らしさと切なさの両立がお見事。
「青春国道202」
まさに誰もが通る青春。特別なことなんかないけどとにかく青春。そんな歌。
「健全 安全 好青年」
月9ドラマみてるみたい。
「1989」
渾身の超大作。
元ネタは明らかにビリー・ジョエルの隠れた名曲「イタリアン・レストランにて」。
それはすぐに誰でもわかるけど、それをわかったうえでこの曲が素晴らしい。大好きになる。
切ない誰にも起こりえるほろ苦い、幸せな恋のドラマ。
そしてラストを飾る名曲
「君が好き 胸が痛い」。
ここまでと直球のフレーズを惜しげもなくタイトルにもってくるところは
いかにも素直なロマンチストのKANらしい。
そして、ど直球だけに、そのままなんのフィルターも雑念もなく
直接こっちの心に響いてきます。
洋楽を普段聴いていると
歌詞はそれなりに理解しているつもりですが、
でも、どこかで曲を重視してしまっている自分がいるんですが、
やっぱ日本の歌を聴いていて改めて思うこと。
歌詞の力。
メッセージの力。
まだ学生だった自分にとって
KANのこのアルバムは
とにかくよく聴いた
まさに青春の一枚です。
そして、青春はいつまでたっても色あせないです。
|

- >
- エンターテインメント
- >
- 音楽
- >
- 音楽レビュー



