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これまで50−60年代の在りし日のJAZZを至上として疑わなかった自分が
あの頃のジャズとは全く違うスタイルで
しかもピアノだけじゃなく、歌っている。
半年前ですら自分でも想像していなかった方向にどんどん突き進んでいるわけです。
さすがにこれまでお世話になっているお店では
このスタイルでの演奏は差し控えてますが、
今年は狭い意味でのジャズから脱却して
広く世界を広げて活動していくんだと思います。
いや、もうその第一歩は踏み出してます。
とにかく自分でも先がよめないこの展開を素直に楽しもうと思ってます。
最近の自分は、ものすごくポジティブです。
ここ最近、何人かと話をしてみて、
改めて今の時代のジャズって何なのか?
21世紀のジャズマンはどこへ向かうべきか?
について考える機会がありました。
今の自分はいたってシンプル。答えは明白。
自分の曲とか他人の曲とか関係なく、
自分の演りたい曲を
自分の演りたいスタイルで
なんの縛りもなく自由に表現している奴。これがJAZZ MAN。
そして、そのJAZZ MANが表現している音楽。これがジャズ。
シンプルです。
本日の写真。
ノー・ジャンル・ファンク・ギターの申し子@スティービー・サラスの名カバー・アルバム「ELECTRIC POW WOW」。
ギター愛好家の間では有名な彼ですが、一般リスナー層にはなかなか行き届いてないかもしれません。
アーティストの間での評価が高く、ほとんど誰か大物のツアー・ギターリストとして世界中を飛び回ってて、
そのせいで、自分のアルバムが作れない、という可哀想?なアーティスト(笑)。
とにかくノー・ジャンルなギタリストのサラスが
子供の頃から影響を受けてきたという名曲の数々をカバー。
スティービー・ワンダー、デビット・ボウイ、リック・デリンジャーなどなど。
有名なアーティストばかりといっても、そこは奇才サラス、玄人好みな選曲で思う存分カバーしてます。
バックの参加メンバーも超豪華。
TMスティーブンス、グレン・ヒューズをはじめ
80年代、日本を代表する世界に誇る名バンドVOWWOW(モノ凄いバンドでした!)の厚見レイなどなど。
ハードロック畑の連中が目立ちますが、
サラス自身はそんなのおかまいなしに自由方便に弾きまくり、そして、歌いまくります。
ここまで、自分の大好きな曲を自由方便にカバーしたアルバムなだけに、
勿論、サウンドはハードそのもの、ジャズのジャの字もないですが、
アーティストのスタンス、姿勢は、完璧にジャズそのものという意味で
これは、あえて、名ジャズ・アルバムと言っちゃいましょう!!!
誤解は承知で言ってます。
でも、考えてみれば、
ジャズだって、名スタンダードといわれる過去の名曲を
自分の演りたいスタイルで演奏しまくっているわけでしょ?
要は自分流に過去の名曲をカバーしまくって演奏してるわけですから、
その演奏スタンスに限っていえば、このアルバムとどこも変わらないです。
音楽的なスタイルはそりゃロックとジャズは違いますが、
そんな小さなことなんか、音楽という大儀の前にはどうでもいいちっちゃなこと。
要は演っている音楽がクールか、素晴らしいか、感動できるか、それだけです。
このアルバムの話に戻します。
サラス同様、ノー・ジャンルな超バカテク・ベーシスト@TMスティーブンスがかっこよすぎる「The Grooveline」。
オリジナルは、ドイツ出身の無国籍バンド@ヒートウェイブのヒット曲だそうです。
自分は全く知りませんが、
このアルバムでのこの演奏は、ただただぶっ飛びます。かっこよすぎです。
続く、スティービー・ワンダーの名曲「I was made to love her」。
渋ぶすぎー。かっこよすぎー。
歌ってるのは、グレン・ヒューズ(元ディープパープル)。そりゃ、渋いわけだ。
後半の流れがこれまたカッコよすぎ!
リック・デリンジャーの名ロック「Teenage Love Affair」。
これでもかロックなギター・リフ、かっこよすぎー。
続くデビット・ボウイのあの名盤からの「DoDo」。
そして、そのまま途切れることなく続く「Chant of the Ever circling Skeltal family」。
ボウイをカバーするとして、この曲でくるかーー??と言いたくなるような玄人好みな選曲。
サラス、変態的にロックを愛してることがよーくわかる選曲です。素直に拍手。
これらの名演の中に
何気にさりげなく入っている
サラスのオリジナル曲「I don't want to waste your time」。これが、これまた素晴らしい。
実は、この曲、ものすごく個人的に思い入れもあって大好きなんで、
ちょっと今後の自分の「ジャズ」の演奏レパートリーの中に入れようかと模索中です。
とにかく、このアルバムを聴いてジャズだと思う人はいないでしょうが、
サラスのスタンスをよーく理解して改めて考えてみると、
これはもうJAZZ MANとやってることは何も変わらない
素晴らしいジャズなアルバムだと思ってます。
口が避けても、ジャズを代表する1枚にはなりえないですが(笑)。
とにかく、今の自分のジャズに対するスタンス・考え方がわかっていただけるんではないでしょうか。
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