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二人「はい。どうも〜」
ヰ「"ゐ"です」
ヱ「"ゑ"でぇ〜す」
ヰ「なに知らん?」
ヱ「なに言うてますのん」
二人「"わ・ゐ・う・ゑ・を"でおなじみの
"ゐ"と"ゑ"でんがな」
ヰ「え、なに?
それを言うんやったなら
"わ・を・ん"やろって?」
二人「そんな殺生な」
ヱ「ちゅうても
近頃じゃ、
ほとんど使われませんからな」
ヰ「そやな
"ゐ(ヰ)"なんて
余市の洋酒メーカーが
ウィスキーやのうて
ウヰスキーと書いてくれとる
くらいなもんやさかいな」
ヱ「"ゑ"かて、
昔は女の人の名前に
"しずゑ"さんとか"かづゑ"さん
みたいに使こうてもろたのに…」
ヰ「そもそも"ゑ"ちゅうんわ
書き難い字ぃですけど
ホンマは良い字なんですよ。正直」
ヱ「書き難いだけは、余計だわ
あんた、ほんまに…
でも、良い字っていうのは
ホンマですよ。みなさん
ひらがなの"ゑ"は、
"恵"ちゅう漢字から来てますやろ
それにカタカナの"ヱ"は
"慧(ケイ:かしこい)"からやし
元々が良い字なんやさかい
もっと使こうてほしいわぁ」
ヰ「しっかし、"を"だけは許せませんな」
ヱ「なんやねん、ゐさん。
あんた急に」
ヰ「だって、ゑさん。
そやないか。
あいつ"お"と同じ発音になっとるくせ
『Oh・O・O・Oくっつきの"を"♪』
とかいう歌になって生き残っとるやないか」
ヱ「ゐさん。
そんな昭和五十年代の子供番組の歌、
今時、誰も知りまへんで」
ヰ「そおかぁ
岡崎友紀さんが出てはったんやで?」
ヱ「その岡崎友紀さんが
今じゃ、"あの人は今"ですがな」
ヰ「さよか…」
ヱ「でも、うまいことやりよりましたわな
"を"さんは…
『ナニナニを〜』なんて
絶対つかいますもんなぁ」
ヰ「Woやのうて、
Oの発音に変えてまで
生き残っとるちゅうんが、
気に入らんがな。
理屈から言うたら
あいつはOやのうてWoやろうが」
ヱ「そこらへんの葛藤は
"を"さんにもあったんちゃいます?」
ヰ「そや、Wa Wi Wu We Woの理屈で言うと
今人気の
任天堂の"Wii"の日本語標記は、
"ウィー"やのうて"ヰー"が正しいんとちゃうか
それが図々しいちゅうんやったら
せめて"ウヰー"にしてもらいたいもんや」
ヱ「なるほど。
理屈からいや、そうかも知らんね」
ヰ「となると、
ネット時代の申し子"Wikipedia"も
"ウィキペディア"やのうて
"ウヰキペディア"やろ」
ヱ「ゐさん、あんたええな
今風の使い道が見つかって
ウ・ウ…」
ヰ「ゑさん、どないしなはったんです?」
ヱ「私なんか、
今のご時世、
使い道なんかあらしまへん
わて悲しゅうて、
泣きとうなりましたわ
ウ・ウ・ウ…
ウェ〜ン・ウェ〜ン・ウェ〜ン」
ヰ「ゑさん、それでんがな」
ヱ「ヱ〜ン…
あ、そうか
使い道あったわ」
ヰ「ゑさん、それにな
あんたそれだけやないで
今流行りのWebかて"ウェブ"やのうて
"ヱブ"か"ウヱブ"やないですか」
ヱ「ハフ・ハフ・ハフ…
ウ・ウ・ヱ〜ン」
ヰ「なんやねん、ゑさん。
あんた、
さっき泣きやんだんとちゃいますの
今度は、
なんで泣いてはるんですか?」
ヱ「嬉し泣きでんがな
ヱ〜ン・ヱ〜ン」
ヰ「アホくさ
もうやめさせてもらうわ」
<<おしまい>>
イラスト:熊本画伯
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○○のぼやき
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コメント(11)
朝の七時前になっても
「朝だ。起きるぞ!」
って気になんねぇだろ
益々寝坊になっちまうぞ
九時前に
出社してもよぉ
朝っぱらから
ぐったりしちゃってさ
仕事なんかやる気になんねぇよな 十二時になんかなってごらん
まだ昼間だってのに
バタン・キューって感じだぜ
午後の仕事どうすんだってえの
夜の十二時なら
これでもいいかもしれんがな 六時になってもよ
母ちゃんが寝そべったまんまって感じでサ
腹すかして会社から帰っても
晩飯の支度が出来てねぇ気がするよな
※上の写真(温度計の背景写真2点とも)
:四季と歳時(大日本スクリーン MIXA)
※下の写真(24時間時計の背景写真)
:フォト満タン(デザインエクスチェンジ株式会社)
※イラスト:熊本太郎画伯
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ある日、"バツ"は考えた。"マル"は、正しいとか、良いというようにポジティブなイメージなのにどうして"バツ"は、間違いとか、駄目のようにネガティブなんだ。なんとも損な役回りではないか。「こんなの駄目だ」と、言えばいいのに「バツだ、バツ!こんなもんバツ!」なんて言う輩なんか首根っこ捕まえて「"バツ"は生まれつき"バツ"だが、けして駄目なんかじゃないゾ!」と言ってやりたい。おまけに、"マル"には、二重マルだの花マルなどと、いくつかバリエーションがあるが"バツ"には、ランク付けに応用できそうなバリエーションがないのが残念だ。あるのは、レ点の左右の長さが極端に違う簡略系だけというのがなんとも、寂しい限りである。あ…いかん。「私は、"駄目"じゃなくて"チェック"の意味ですから一緒にしないで!!」と、"レ点"からクレームが来るな。まあそれは、ともかく"バツ"には、バリエーションはないが類似品が…いや似たモノならいる。代表格の一人が"エックス"だ。だが、この"エックス"。形はそっくりなのにイメージが違う。"バツ"は、間違いだ、駄目だと嫌われがちだが「なんだか"エックス"くんったら謎めいた感じで素敵」と、なるからなんかハラが立つ。それと、もうひとつ気に入らないのは、"バツ"と一線を画そうとする伏しが"エックス"にあることだ。わざわざ四隅に、横線を入れて安定感を出して見せたり片方の斜線の両端に丸みを持たせて明らかに"バツ"とは違いますよと、アピールするのが癪だ。小文字の"エックス"にいたっては、ふたつの半円を背中合わせにしてまるで、"マル"にすり寄っているかのようではないか。「そこまで"バツ"と一緒が嫌か!」と、大声をあげたくもなる。もうひとつ"バツ"に似ているモノに数学の"カケル"がいる。"カケル"は、多くの人に嫌われがちな数学というジャンルにいるから、ネガティブな側面もあるが倍々ゲームというポジティブなイメージもあるからどこか許せない。それに、こいつも彼のひのき舞台であるコンピュータの世界では形を違えて登場するから頭にくるのだ。"バツ"とも"エックス"とも見間違われないようこともあろうにプログラム上では"*:アスタリスク"の形を借りて(アステリスクとも)"カケル"は登場するのだ。"エックス"にまでケンカ売るのは大したもんだがそんなに"バツ"と似てるのが嫌かよ…。だいたい"マル"なんて考えがグルグル回って堂々巡りしているようなものじゃないか。それに引き換え"バツ"は、四方から情報を取り入れクロスさせたりミックスしたりで何か新しいモノを生み出しそうな感じだ。どこかインターネットみたいで格好良いと思うのだが…え?それなら"バツ"より"コメ印"のほうが方角が多いだと!?それを言っちゃあおしまいよ。<<おしまい>>え?ええ、この記事はエックスの悲劇じゃなくてバツの悲劇ですよそれがなにか?*写真はフォト満タン(デザインエクスチェンジ株式会社) |
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