ベトナム通信
企業の社会的責任ブログといってもほとんど書いていないので全く意味がありませんが、
海外で仕事をしていて特に最近感じることを少し述べてみます。
企業にとって一番大事なのは何か。
海外にいて特に感じるのは「経営理念」そのものだということです。
こちらでCSRに関連する仕事も私の責任範囲に入っているのですが、
経営理念のない企業の社会的責任、つまりCSR活動なんか意味はありません。
お付き合い程度に寄付をすることがCSRと誤解している企業が多いと思います。
勿論、企業は事業を通じて利益を上げることが大事であって、それすらできていない
ということは、社会から多くの投資や人材を提供してもらってるのに、社会に価値を
生んでいないことは罪悪です。利益をあげれない企業は存在することが許されない
というのは経済の基本原理です。
しかし、利益を上げる前に大事なことがあります。それは、その企業が社会における
公器として、どのように社会に貢献する存在であるか、何を目指して事業を行うのか
経営理念が一番大事なのです。
利益を上げることが目的であってはいけない、経営理念を実現することが目的であって、
その結果として利益を社会からいただける、利益が出ないということは、社会に対する
お役立ちが不十分であるということに過ぎません。
だからこそ経営理念が企業にとって最重要なのです。
私が働かせてもらっている会社は、それこそ経営理念の塊のようなところです。
社会にとっていかに大事な存在であるべきか、それを実現するために何をするべきか、
全ての活動がそれに直結しています。私にとっては、それが当たり前のような感覚です。
しかし、海外でいろんな会社とお付き合いさせていただくだけでなく、海外から日本を
見ますと、何と経営理念の希薄な会社が多いことか感じることが多いです。
非常に口はばったい言い方ですが、昨今日本のマスコミの在り方がいろいろと問われて
います。元々マスコミは権力におもねくことなく、社会にとって大事な情報をきちんと
国民に伝えるという使命があったはず。しかし、最近のマスコミ、特にTV局の堕落は
目にあまることが多いように感じます。 あるTV局が韓流偏重ということで、ネットから
大きく批判されて大騒ぎになっていますが、そのTV局はそれだけに限らず、
面白ければ何でもいい、視聴率さえ取れれば何でもいいという番組があまりにも
多く、マスコミとして将来の国を担う子供たちをどう育てていくのか、どう社会に貢献する
のかという姿勢はほとんど見当たりません。
先日、当TV局のホームページを見ましたが、番組宣伝とか視聴率がどうのとかばかりで
どこにもこのTV局が目指したい理念というのが見当たりません。
今、TV局はメディアが多様化する中、今後の存立そのものが危ぶまれる環境に
あります。そういった中で、経営理念も希薄で、単におもしろければいい、視聴率さえ
とれればどんな低俗でもいいという経営姿勢では、早晩この会社の経営は息詰まる
ことは間違いないと感じます。
TV局だけの問題ではなく、これは一般企業にも十分言えることです。
皆さんが働いている会社は本当に経営理念がしっかりして、その実現に社員が
燃えているでしょうか。その会社は社会が貢献を求めています、つまり利益を
与えてくれます。
私は、いつか日本に帰ったときには、経営理念、企業の社会貢献を通じた
経営コンサルタントとしてお役に立てたいという思いがだんだんと強くなってきた
今日この頃です。
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