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『Drain』 唄:初音ミク
Compose : Treow Lyrics : ARUKO
Director : 喜多嶋 時透 Painting : meola Art Assistant : negitanshio
Programming(Proce55ing) : C's ※こちらの動画のPV映像には、激しい色彩の点滅が繰り返されるなどの表現が多々あります。このような光の刺激に弱い方は、ご覧になる際に十分ご注意下さい。
また、音楽の後半部分で、鼓膜に響くような激しいメロディの箇所があります。ヘッドホンなどを着用なさっている方は、音量にご注意下さい。
逆衝動PことTreow氏、そして喜多嶋 時透氏が主宰なさっている連盟「ELECTROCUTICA」の曲です。
正直なところ、この曲はかなり好き嫌いが分かれる曲だとは思います。「こういう雰囲気は好きじゃないわー」という方には、あまり気に入っていただけないかなという感じです。しかし、「こういうの、イケる!」という方は、おそらく本当にどっぷりハマります。というか、軽く中毒になります(笑)。
まず、何といっても注目していただきたいのは、音声と映像による魅惑の共演。この曲はこのPVがあってこそ引き立つ曲であり、またこの曲があるからこそ、PVもぞっとするほど魅力的なものになっているのだと思います。
この曲を聴くときは(というか、「ELECTROCUTICA」さんの曲を聴くときはいつも)、本気で「エコノミーモード憎し」と感じます(笑)。
曲も映像もあまりにも狂気じみており、そしてホラー性とかすかな官能を秘めていて、初めて聴いたときには脳天直撃、という感じで、頭の芯からクラクラしてしまいそうなほどでした。
たおやかかつ秘めやかな印象でありながら、とにかく強烈、そして蟲惑的。大人になりきってしまう直前の危うさを抱えた、少女という特殊な存在だけが持ち得る「色」を匂わせるこの曲には、やはりミクの声が最もふさわしいのではないかと思います。
人間離れした機械音声も、この曲ではまるで「初音ミク」という一種の楽器のように聴こえ、むしろ完璧な狂気を感じさせる、プラスのものとして作用しているように感じます。
そしてまた、ぞわっと全身の毛が逆立つような心地よい恐怖を味わわせてくれるのが、4:05からの部分です。お聴きいただければわかるかと思いますが、ミクの超高音がとにかく凄い。もう何というか、ズゴーンと頭蓋骨に響きます。
最初は(特に音量を上げすぎていると)「うおわっ!」と面食らうことになるんですが、慣れてくるとだんだん心地よくなってきます……と、こんな風に書くと何だかちょっとヤバい感じですね(笑)。しかし実際、聴いているとそのまま昇天してしまいそうに……とまあ、これは少々大げさですが、とにかく感性を揺さぶられるのは確かだと思います。
ボーカロイド曲の中でもかなり異質な印象を受ける曲ですが、本当に丁寧に創りあげられており、まさに「芸術」です。こんな音楽が誕生する土壌を育むボーカロイドの世界は、やはり凄いなあとしみじみ感じました。 |

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