ネコの道草

83歳のネコブログです。

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6月の始め頃、風呂へ入って居るときに、何気なく下半身を見ると、右足付け根当たりがピンポン玉位、少し膨らんでいたが、痛くも無いので暫らく忘れていた。
 
手で押さえると引っ込むし、起床時は戻っているし、余り気にかけては居なかったが、6月下旬頃に若しかして、癌の塊で無いかと思い出し、パソコンで「病気。右太もも、の付け根が膨らむ」と入れて検索したら、沢山の病名が出てきた。
 
その中に、「鼠径ヘルニアトラブル」と言うのが有ったので、開いてみると、脱腸で有る事が解った、翌朝、かかり付け病院へ行き、診察して貰う。
 
待つ事暫らくして、外科の先生にパンツをベロと降ろし、診察して貰うと、即座に「コリャ脱腸だ、手術で無いと直す方法は無い」と言われて、話は進み、早速手術予定日が決まる。7月11日午後1時30分より。
 
癌では、無くて安心したものの、簡単な手術だと言われるが、少しでも「下腹部を切る」と言う事は、嫌な事です。手術以外の治療方法は無いですか、と聞くが、子供以外は手術遣るしか直す方法は無いと言われるので、止む無く承諾する。
 
診察終り帰ってから、友人や、知人に、「脱腸手術を遣る事なった」と真剣な顔して話すと皆笑うだけでした、私の子供達にも手術の話をすると、軽い手術だと言い、笑うので少し安心はしたものの、切られる本人は、笑い所ではない。
 
7月11日午後1時30分より、手術開始、朝8時までに受付が終るようにと、指示を受けて、当日子供達に病院へ連れて行って貰う。
 
外科医の診察、レントゲン(肺)と(下半身)、血液検査、心電図、等終り、入院室が三階に決まり、手術の説明を受ける。
 
暫らくして看護師が来て、手術する周辺の、毛を剃ると言い、特殊な電気バリカンの様なもので、あっと言う間に剃ってしまう、続いて、すかさず浣腸されて、3分も経たないうちにトイレへ走る。もう逃げ出す訳には行かない。スッカリ自分の体は預けっ放しにするより仕方が無い。 その後、点滴が始まる、
 
昨夜9時には整腸剤薬を飲み終わり、当日は朝食抜き、点滴は朝食代わりなのか?と、思ったが、次の二つ目点滴が、12時過ぎても、残って居る、1時頃に皮下注射をして暫らくすると、寝台ベットヘ移されて、点滴したまま、いよいよ手術室へ連れて行かれる。
 
看護師、外科の先生、皆大きなマスクに、眼だけ出した服を着ているので、誰だかサッパリ解らない。時計は午後1時20分を指していた。 
着て来た着物全部剥がされて、手術台へ移され「今から麻酔薬打ちます」と言われて、猫のように、背を丸めると、腰椎麻酔を打たれる。次第に足が他人の足の様になり感覚が無くなる、特に右足は親指も動かない、先生か麻酔師か解らないが、左右の足の指、動くか確認して、左足の親指は動くかと、聞かれる、右足は全く自分の意思は通じない。
 
始めます。と声があり、切開が始まるが、痛い事は全く無い、小さい声で何か掛け合っている様だが、静まり返った手術室、ジッと眼を閉じたままで居る、
暫らく時間も経ったような気がして来た、「未だ終らないのかな〜」と思い、横目で時計を見るが、何か物陰になり見えない、血圧を測っている、看護師がそれを感じてか、「もうすぐに終わります」と言うが、中々終らない、こんな時の待つ時間の長い事。
 
眼を開けて、天井を見ると、無影灯のステンレス板に切り口の影が映っている、磨いたステンレス板は湾曲に成って居るから実像では無いだろうが?
 
重みを感じる程有った、コッヘル鉗子が少しずつ減って行くのが解った。もう直ぐ終るのか、自分で納得。暫らくすると「終わりました」と声がかかり、先生や看護師にお礼を言って、台車乗せて貰い部屋を出る。
 
自分の入院室に帰る。寝台を移し変えられて、上を向いたままの姿勢で寝かされて、頭は動さ無い様に指示があり、翌朝までそのまま。朝まで良く眠れた。
 
翌朝紙おむつとパンツを取り替えて貰い、看護師に手伝ってもらい起き上がる、ジッと寝ている時は、痛みは無いが、一つ動作をする度に痛みが走る。此れからはトイレまで、自分で行ってみて下さいと言われて、点滴スタンドを押しながら、手摺に掴まりやっと、トイレまで行く、後ろから看護師が見守りながら付いて来る、随分遠い所へ歩いた気がした。
 
先生の回診が有り、「大変宜しいですね」、と言われる。それから朝食、お粥が出る、全部食べる。
 
朝食(此れは手術後7日目頃の写真です、当日はデジカメどころでは無かった)
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 昼食
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夕食
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9日間の入院でしたが、食事は毎回お粥でした、おかずも残さず全部食べられた。
「退院してからもお粥ですか」と聞くと、「此れは糖尿病食事です」言われる。
糖尿病食事は、塩分控えめ食事でしょうが、味は殆んど家の味と同じぐらいで、全然不味いと感じたことは無かった。
 

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