ネコの道草

83歳のネコブログです。

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薩摩芋の思い出

今日は、良い天気で日中は暑いが、朝晩は、メッキリ寒くなり、炬燵やストーブを出している。もう何時霜が降りてもおかしく無いので、残ったサツマイモを全部掘ってきた。
 
八月終わり頃から、少しずつ芋の株から抜いて居たのと、少しの場所しか作って居ないから、数は知れた物ですが、芋を食べる人は家内一人だけですから、此れだけで十分です。
 
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芋を掘った場所。
    
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昭和19年頃に、川崎航空の機械工養成所で教育を受けて居た頃は、食料事情が非常に悪く、毎日腹が減って何か腹の足しに成る物が欲しいばかりで、勉強はそっちのけ、目の色を変えて、毎日食い物探しをしていた。
 
或る日、教練の休憩時間に、フト塀の隙間から覗くと、外は一面の薩摩芋畑でした。
今度の日曜日に外出許可を貰い、此の畑主の所へ行き芋を少し分けて貰うつもりで、計画していた所、不寝番の当番が回ってきました。ネコの時間は、夜中の1時からです。
 
二人一組で、一人は巡回、一人は詰め所で電話や、非常事態に備えて、其処で待機する事に成って居た。いよいよ午前一時前に成り、前の人と交代をして、部署に付いた。
 
相方のH君が、「今夜塀の外の薩摩芋を掘りに行こう」ヒソヒソと耳打ちをするが、チョト躊躇うが、早速実行になる。
 
裏の塀は木造の3m足らずの高さだが、内側の貫きを足場にして、よじ登り、飛び降りると、芋つるの中から、五ヶ〜六ヶ程抜き取り、塀の下へ穴を掘り、芋を埋めて、又塀を乗り越え帰るのだが、今度は足場が無い。畑を探すと棒の切れがあり、塀に立てかけて、何とか元の不寝番の部署に帰って、二人だけの秘密にし、素知らぬ顔をして居た、
夜間に埋めて置いた薩摩芋を、内側の塀の下から掘ってきて、布団の中で生芋をナイフで切って、かじって空き腹の足しにしていた。
 
URLは此処から岐阜までの、軍事訓練の行軍です。
 
此の養成所も11月一杯で終了して、本社工場へ戻るが、機械は田舎の工場へ疎開中で、何も遣る仕事は無ので、工場空き地原野の開墾。そんな事して居るうちに如何にか、担当の機械があてがわれた。
 
其処へ2歳年上の女子学徒動員で派遣されて来た人の所へ、未だ半人前の坊(neko)に、女子学徒にノギス、マイクロメーター、その他測定工具の原理や測定の遣り方を教えよと、いわれる。
 
女子学徒は6人位ずつに分けて、現場で図を描いたり、実物を取って測り方を教えていたが、其の中の一人のお姉さんが、私の説明が終り帰り掛けると、大きな風呂敷包みを持ってきて、「此れを寮のWに渡してほしい」と言う。Wさんと聞いてビックリ、軍事教練の教官と、兼任で、私の泊まっている寮長です。その女子学徒は、Wさんの妹だと言う。
 
消燈後に密かに、寮長の部屋を訪れて、風呂敷包みを渡して、帰ろうとすると、チョット待てと言われるが、こんな鬼みたいな、教官寮長の居る部屋から一刻も早く退散したいが、寮長は衣類や、下着の包みの中から、新聞紙に包んだ薩摩芋のふかしたのを、一つ差し出して此処で喰って行けと言われる。
 
そして「君が俺の妹の担当か、頼むぞ」と言われて、恐縮、  芋は此処で喰って行け、他の者に見付かると不都合だ、と言うが、喉に詰まって通らない、お茶迄教官にサービスして貰い、そそくさと引き上げたが、其のうち2〜3回、寮長の下着の交換と一緒にふかし薩摩芋の仲介をして、寮長教官からは受けが良くなり、同僚が知らない内に、たらふく芋が喰えて、腹の減ったのが助かった。
 
これも、教官と私だけの秘密で、普段は皆と一緒に教練で絞られていた。
今は飽食の時代で、ネコは余り薩摩芋を、好まないが、さつま芋を見ると昔、こんな事も有ったなと思い出す。
 

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