風曜日に散歩

新メンバーは「はなちゃん」です。

きら

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きっちゃんの命日

今日はきっちゃんの命日。

この写真は、来て少しした頃、6月の下旬から7月にかけての様子だと思います。

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2年前のちょど今頃の時間に、

車で15分ほどのところにあるペットセレモニー会館へ運んだっけな〜。

今日と同じような、まだ昼間の明るさが充分残る霞がかかったような空に、

鈍く輝く太陽が落ちようとする夕方だった。

人生の中で、一番寂しい夕暮れと夜。

もう、明日が来ないような気がするぐらい、悲しかったなぁ〜〜〜。



きっちゃんは、本当に、イイ友だち猫でした。



ルナちんと、なんとかやってるからね。

ルナちんは、また怪我をして、昨日から病院へ行ったりして大サワギ。

しみじみ感傷に浸るヒマもないぐらい。(^_^;

それでイイんだよね?
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5月8日は、きっちゃんの2回目の命日です。

ニンゲン風にいうと、3回忌ですね。

生きていたら24才で、年オンナだった。(-^〇^-)

きっちゃんのことを思い出すと、いまでも泣ける。

そして、いつでも微笑むことができる。

最期の夜、最期の日

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きっちゃんは、とても「足の裏」の可愛い猫だった。

つまり、肉球がなんともチャーミングな様子で、

寝ている時に、よくいじりまわして、嫌がられたものだった。

[[attached(1,center)]

<大好きだった、部屋で一番高い食器棚の上で>






(06年)5月7日の午前中、4回目の点滴に病院に連れて行く。

昨晩の様子から、もうそっとしておいた方がいいんじゃないかという迷いと、

それでもかすかな望みとを持って、点滴を打ってもらいに行った。

「(点滴を打つと)少しは楽なんでしょうか?」と尋ねたら

「ま、脱水症状が改善されるし…」というだけの返事で

語調から、やはり回復の望みはないんだな〜と感じ取れた。

それでも、午後になると点滴が効いて

少し意識がはっきりした感じで、頭をもたげたりはしていた。

口元に水を含ませた綿をつけてやったけど、イヤイヤ舐めるだけだった。

なんとなく「もう発つからいいんだよ…」と言ってる感じがした。

[[attached(2,center)]

<猫のお気に入りの定番、新聞紙の下で>






夜になり、きっちゃんのそばで一緒に横になり、

長い間、私を楽しませ、慰め、励ましてくれた手(前足)を

「ほんとに、ありがとうね〜」と撫でていた。

そしたら、もうほとんど意識がなく寝ているように見えたきっちゃんが

前足を動かして、私の手の上に重ねて置いたのだ。

しばらくして、きっちゃんの手の下から自分の手を抜こうとしたら

かすかに爪をたてて私の手を止めようとする…。

そんなことが何度かあって、1時間以上は手を重ねていた。



* * * * * * * * * * * * * * * * * * * *



きっちゃんが息を引き取ったのは、8日のお昼、12時28分ぐらいだった。

正午を過ぎた頃に、何度か続けて咳き込む感じになり、呼吸が苦しそうになった。

しゃっくりをするような状態が次第に間遠になり、

最後に大きく息をついたのが12時28分頃。

安楽死させることも頭をよぎらないこともなかったけど、

呼吸不全で脳が極度の酸欠になると、最初は苦しいけど

そのうち、いわゆる脳内麻薬が出て、とてもいい気持ちになると聞いていたから

きっちゃんが、楽しい夢を見ながら旅立つことを、ひたすら祈った。

最期に、もう一度、可愛い鳴き声が聞きたかったよ。

でも、静かに逝ってしまった。




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息を引き取る30分ぐらい前に撮った、きっちゃんの可愛い前足です。

顔は、すっかり痩せてしまったので、可哀相で撮れませんでした。

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1年が過ぎ…

去年の、5月6日から7日にかけての深夜も雨だった。

* * * * * * * * * * * * * * * * *

6日の夕暮れ、しきりに外へ行きたがっていたきっちゃん…。

歩くのもやっとの震える足で、玄関の外へ出て行ったりしていた。

ずーっと家の中だから、気晴らしでもしたいのか?と抱き上げて、

家の前の道を少し歩き、家の中に連れ戻ってからは、2階の部屋も順に歩いて回った。

決して認めたくなかったけど、

きっちゃんにとってはもう見納めになるかも…と、

心の中で覚悟のスイッチがカッチと入る気持ちで。

夜になっても、気がつくと玄関の方に、にじり出るように移動していた。

何度寝床の方に連れ戻っても…。

日付が変わる時間になっても、まだ行こうとする。

2・3歩歩いては休み、またよろめきながら立ち上がり2・3歩と。

2日から何も食べなくなって、砂糖水さえ、やっとなめさせている状態だから

体力はほとんどないだろうに、でも断固とした意思を見せるように移動をやめない。

根負けする気持ちでドアを開けて、外を見せる。

雨が降っているのを見れば、諦めるかと思って。

きっちゃんは、雨が嫌いだった。

飼い猫として居つくことになったのも、雨が降り続いたせいだ、と思う。

少し白内障が出ていた目では、

夜目が利かなくなっていて雨が分らないのか、まだ進もうとする。

でも体に雨がかかれば、いつものように不機嫌そうな、口の中でブツクサ言うような

「ニャゴニャゴ・ルルー」と鳴き声をあげて、

クルっと向きを変えて家に戻ってくるだろ、きっと。

……雨の中を、1歩2歩と歩くのを止めない。家に帰ろうとしない。

きっちゃん、もう行ってしまうのか、もうあかんのか……。

このまま行かせるべきなのかもしれないと思った。

大嫌いな雨の中、最後の力で家から出て行こうとする姿は、

「尊厳」という言葉が浮かぶほど、不可侵な感じがした。

でも、無理だった。

きっちゃんを抱き上げて、泣いてお願いした。

「家の中で、最期まで、どうか一緒にいておくれ」。

深夜の2時過ぎだった。



きっちゃんが、自分で歩いたのは、これが最後になった。

息を引き取ったのは、8日のお昼頃だったけど、

実質的には、この時に逝ったように思う。



私には、不思議と全然聞こえなかったけれど、

この時、近所のヤブに子猫が捨てられていて、

一晩中鳴いて鳴き続けるその声が耳について、眠れなかったという人が

うちの母親も含め、近所に何人もいたそうだ。

その子が今のルナちんです。

きっちゃんも、その鳴き声が聞こえていたのだろうか?


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ちょど20年前の1987年5月。3才のきら。

猫のお仕事

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きっちゃんが、この日常から旅立った後の半月は、曇りや雨の日が多かった。
今日のように、一日中天気が好かった日の夕方は、
いつまでも明るい空にずいぶん陽が長くなったんだなー、と気がついて、
しみじみ日にちの過ぎたことを実感する。
きっちゃんのお葬式の日、家を出た午後6時前の時間は、
もう夕暮れの気配におおわれていたのにね。

きっちゃんは、なにやらゴタゴタしたところで寝るが好きだった。
そうかと思うと、皆が歩く部屋の通り道でいきなり寝てたり。
「あ、猫が落ちてる」って、いつも言ったよね。(^o^)
仔猫の時は、遊んでいるうちに突然睡魔に襲われたかのように
とんでもないところで寝てたもんです。
そして、「猫は、寝るのが仕事」だと聞いて
爆睡中のきっちゃんに「忙しそうだね〜」と、よく声をかけてたの。

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