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シリーズの第一巻は女主人公のバルサが精霊の卵を狙う異次元の魔物や
父帝の放った暗殺者から第二皇子のチャグムを守るという物語でした。
その当時のチャグムは11歳。バルサは31歳。
それから5年がたちさまざまな国の政略的な思惑や国内紛争、
呪術師や異次元の魔物との戦いなどを経てそれぞれが成長し
不思議な縁のもとにまた出会うというのが第八巻の大筋です。
一巻の終わりで別れてからこの二人はお互いをかけがえのない存在と思いながらも
もう2度と会うことはないはずでした。
兄皇子が病で亡くなったためチャグムが皇太子となり
本来であれば父帝の後を継いで帝となる予定だったからです。
しかしもともとチャグムは性格的なこともあり帝には疎まれていました。
やがて弟が生まれ後継ぎの問題が解消されると父帝は再びチャグムを暗殺することを計画しました。
そんな父の思惑も知らず公の場で父にたてついたチャグムは、国を実質上追放されてしまいます。
おりしも大国のタルシュ帝国が新ヨゴ皇国(チャグムの祖国)に対し圧力をかけてきます。
タルシュ帝国に枝国として従え、さもなくば攻め滅ぼすと。
チャグムは周辺諸国と同盟を結んでこれに対抗しようと考えますが
父帝はそれを嫌い鎖国を実行して、たとえ国が滅んでも自国のみの力で戦おうとします。
心から民のことを思い国を思うチャグムは何とかしてそれを打開しようと
一人で周辺諸国へ同盟を願い出る旅へと出かけていきました。
表向きにはチャグムは祖国へ帰る船から身を投げて死んだことになっていました。
帝には暗殺が成功したと伝えられていました。
バルサはその暗殺組織の長ジンからチャグムは生きていると知らされ彼を助ける決心をします。
毎回のことですが大変な目にあいながらバルサもチャグムも決してあきらめず
己を信じて突き進み、そしてやがてラストで身も心も大きく成長したチャグムと出会います。
出会いのシーンでは感動して泣いてしまいました。
やっと二人は出会いバルサの故国であるカンバル王国に向けて旅立ちます。
二人の世界を救う旅がまた始まるのです。第八巻はその序章という感じでした。
これからいよいよクライマックスに向けて新たなる冒険が始まる、
といったところで終っていて、読者としては残念というか早く続きが読みたい!
これに尽きますね。
※画像はもう一人チャグムの強い味方星読み博士のシュガをイメージして描いたものです。
チャグムも物語の中に出てくる某女性の言葉を借りると「娘たちがぼうっとなるようなお方」
なのだそうですが、このシュガも美形で頭脳明晰で清廉なそれこそ娘たち(オバサンも)
ぼうっとなるようなお方なのです(*^_^*)
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