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4トラックオートリバースデッキの標準名機、 X-10R です。1979 年発売当時 185.000 円でした。 数多いオープンリールデッキの中でも最も販売され、皆にエアチェックマスターと呼ばれ愛された名機です。 ところがあまりにも売れた為にヤフオクでもジャンク機が溢れているので 落札した人がちょっと弄ってあまりのショボイ音にガッカリされ 再びジャンク機として再出品されるジプシーで、プアーズマンデッキとしてもお馴染みの X-10R です。 そんな悲しい X-10R でも、良い個体を正しくチューニングする事により X-1000R 以上の性能を発揮させる事も可能です。 けれどノイズリダクションはオプションなので SN 比では負けますし 残念ながら X-2000R にはかないません。それは当然です。仕方ありません。 しかしまるでこのデッキの為に開発されたようなパーマロイヘッドを搭載し 極力まで部品を簡素化した X-10R は本当に良い音がします。 またアカイの GX-635 ではバックコーティングテープを掛けて黒い削りカスを大量生産するテープでも、 X-10R のテンションローラーとインピーダンスローラーは何事もなかったようにクルクルと回転しますよ。 あぁ、でもセンシングテープ検出ポストは回転しないので、ここでカスが出てしまいます。 最近また私のまわりで X-10R ( オークションにも出てる整備済みデッキ ) の評判が悪いので 本気でチューニングしてみました。 まず4トラックヘッドは1チャンネルあたりのトラック幅が1ミリ強しかありませんので ヘッドの磨耗よる溝の影響が大きく出ます。 この溝にテープの磁性体が積もりますとテープが少し浮いたり蛇行したりするので レベル変動や高音域の減少が生じます。 これを防ぐには磨耗がない新品ヘッドに交換するか、ヘッド研磨を行い段差磨耗を解消するしかありません。 その他にもテープガイドの磨耗による磁性体剥がれも発生しヘッド汚れを助長しています。 今回のデッキはまず磨耗の少なかった録音再生ヘッド4個を取り外し
全てラッピングを行い段差を取りました。また4個のテープガイドの線状磨耗も解消し テープ磁性体剥がれの発生を防いでおります。デッキの外観はご覧のとおり極上機です。 トップパネル表面に無色の染みがありますが光の加減で見えない事が多いです。 その他にキャプスタンベルトと外観のネジを全て新品に交換しました。 ( ネジの新品交換をやり始めたのは私が最初です )これで当分の間は安心して使用できると思いますので、 是非この機会にオープンリールマニアの整備したデッキを聞いてみて下さい。 |
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2014年01月10日
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