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オークション外での整備依頼をいただいたデッキの記事をアップします。 前回30台目の RS-1500U を依頼された、I 氏所有の2台目のデッキです。 整備依頼は音声基盤調整で、録音に使用する指定テープ品種は MAXELL UD です。 本来 X-10R の整備依頼は受けておりませんが、完調の仕上がりを お約束できなくても構わないのでしたらお受けすることにしております。 やはり4トラックデッキの場合1トラックの記録幅が狭いので ヘッドコンディションによっては、調整が非常に不安定になる場合が多いです。 今回の X-10R もヘッド磨耗が多いので少し心配です。 それでは自己録再を行ってみましょう。 これはかなり酷いですね。まともなトラックがひとつもありません。 録音レベルの増加と低・高音域の暴れがすごいです。 特に一番下のリバース側右チャンネルは最悪です。 音声基盤上の入出力アンプはそれほど狂ってはいませんでしたが、 録・再アンプや、バイアス・イコライザー関係の調整はメチャクチャでした。 どうやったらこういう風に調整できるのでしょうか??? グラフを見る限り凸凹はありますし、ワイドレンジですが問題山積ですね。 しかしパット聞いた感じではキンキンで、ソースによっては高音域の歪感が感じられます。 これは録音バイアスが浅いためで、グラフの高音域の出方が少し変なのはこのせいでしょうか。 それでは私が調整してみましょう。 ヘッド磨耗の条件に合わせて、テープ走行時のヘッドタッチが少しでも有利になるように、 25-120 UD の 200% 薄手テープを録音テストに使用しました。 そのおかげか何とか基準値内での周波数特性に仕上げる事が出来ました。 聴感上も問題なく、X-10R と言えども侮れない素晴らしい仕上がりになりました。 軽いラウドネスカーブを描くメリハリのあるサウンドです。 ティアックのパーマロイヘッドと基盤回路設計のためか、 超低音域に2〜3dB のピークが出来るのは仕様です。 取り説にあるテープポジション対応表では、MAXELL UD がバイアス・イコライザーともに1のポジションですが、 現在の更なる高性能テープの使用する場合を考え、バイアスが浅いポジション2で調整しました。 バイアス2から1へ切換えた場合、バイアスも深くなり高音レベルが落ちると同時に 録音レベルも下がるため、ハイバイアス・ハイアウトプットテープ対応ができます。 MAXELL XLI を使う場合もバイアス1で良いでしょう。 それでは今回の整備内容は下記のとおりです。 ○ 音声基盤調整一式 ( 録音・再生・入力レベル調整、録音・再生イコライザー・録音バイアス調整、バイアストラップ調整 VUメーター感度調整 ) 以上整備代金の総額は ¥7.000 ( オートリバース機のため ) になりました。
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修理日記、更新のお知らせ
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オークションで出品した音声基盤調整依頼の31台目デッキを記事にします。 今回 X-2000M でオーナーさまは山形のS氏です。 整備依頼は音声基盤調整と、ピンチローラーユニット固着気味です。 また全体のクリーニングも依頼されました。上の画像はヘッド周りのクリーニング後です。 録音指定テープ品種は RMGI の SM911 と LPR35 でしたが、2トラ38機なので 100%テープの SM911 でセッティングしました。それでは自己録再を行ってみましょう。 まず録音レベルの増加が見られるのと、中高音域に少しのピークが見られます。 これは X-2000M では初めて見るカーブです。試しに音楽ソースを録音してモニターしたところ 少し中音域が前に出てくる暖かくて堅い音質です。 それでは私が調整してみましょう。 グラフ全域でのがたつきは解消されましたが、やはり中高音域のピークは残ってしまいました。 このピークを凹まそうとすると超高音域の伸びが犠牲になりますので、30KHz チョイまで伸ばしてみました。 X-2000 の録音イコライザー調整の腕の見せ所です。 その他の不具合点としては右テンションローラーの曲がりと、 テイクアップ側リール台の変形による偏芯がありました。 それでは今回の整備内容は下記のとおりです。 ○ 音声基盤調整一式 ( 録音・再生・入力レベル調整、録音・再生イコライザー・録音バイアス調整、バイアストラップ調整、 録音フェイズシフト調整、VUメーター感度調整 ) ○ 録・再ヘッドアライメント調整 ○ テープスピード調整 ○ テープテンション調整 ○ ピンチローラーユニット固着修理 ○ テイクアップ側テンションローラー曲がり修正 ○ テイクアップ側リール台交換 ○ 全体のクリーニング 以上整備代金の総額は ¥18.000 ( 部品代含む ) になりました。
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オークションで出品した音声基盤調整依頼の30台目デッキを記事にします。 今回 RS-1500U でオーナーさまは千葉の I 氏です。 整備依頼は音声基盤調整で、良く録音に使用するテープ品種は XLI です。 早速デッキを精査したところ、テンションローラーベアリング不良がありました。 それでは自己録再を行ってみましょう。 グラフを見る限り凸凹はありますが、ワイドレンジであまり問題は無いように思えます。 しかしパット聞いた感じでは、ソースによっては高音域の歪感が感じられます。 これは録音バイアスが浅いためで、グラフの高音域の出方が少し変なのはこのせいでしょうか。 それでは私が調整してみましょう。 XLI でに合わせて正しく調整したところ高域下降は避けられませんが、 ソースを録音同時モニターしたところ安定した落ち着いた音質になりました。 これでもカタログスペックをクリアできています。 また録音時に録音レベルの低下を指摘されていましたが、 調整前のグラフではそれが表れておりませんね。 その原因は録音レベルではなく、再生レベル用のVUメーター感度が低かったため メーター指示値が低くなっていただけの事です。 RS-1500U・1506U には入力レベルと再生レベルのVUメーター感度調整できるように それぞれ独立した可変抵抗を持っています。 今回の録音・再生基準レベルは、0VU=250nWb/m=-5dB ( OUTPUT LEVEL 8位置固定時 )です。 それでは今回の整備内容は下記のとおりです。 ○ 音声基盤調整一式 ( 録音・再生・入力レベル調整、録音・再生イコライザー・録音バイアス調整、VUメーター感度調整 ) ○ 録・再ヘッドアライメント調整 ○ テンションローラーベアリング2個交換 以上整備代金の総額は ¥6.000 ( ベアリング代含む ) になりました。
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先日オークションで出品した、MX-5050BIII-2 用の DIN ヘッドブロック http://page9.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k138193316 を乗せ代えすることになったので記事にします。 デッキは三重のN氏から岩手のM氏が購入したのでN氏宅から到着しました。 それでは乗せ代え前の自己録再を行ってみます。 これは録音レベルが低いのと右チャンネルの高域不良ですね。 また MX-5050BIII-2 は VU メーター感度調整が出来ないので、 今回大きく指示値からズレていたためメーター回路中に可変抵抗を割り込ませて、 調整が出来るようにやむおえず改造しました。 それでは DIN ヘッドブロック搭載後私が調整してみましょう。 私が所有している MX-5050BIII-2 より超高音域の伸びは悪いですが、 DIN ヘッドのサウンドは十分楽しめる事が出来ます。 これでまた DIN ヘッド中毒患者が一人増えればイイんですが・・・・
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オークションで出品した音声基盤調整依頼の29台目デッキを記事にします。 今回も X-2000R でオーナーさまは高知のY氏です。 整備依頼は音声基盤調整のほかに不良箇所全般です。 早速デッキを精査したところ、ピンチローラーユニット固着による 昇降動作不良とキャプスタンベルト伸びでした。 このデッキは大得意なのでチョコチョコっとやってしまいましょう。 それでは自己録再を行ってみます。 パット聞いた感じでは良く聞こえるのですが、測定値をグラフ化してみると結構乱れていますね。 また今回オーナーさまが XLII の EE テープでセッティングを依頼されているので、 特にナーバスな周波数特性カーブになっています。 EE テープの特徴としましてはこのように、高音域のレベルが持ち上がり暴れやすい傾向です。 それでは私が調整してみましょう。 やはりある程度の高域上昇は避けられませんね。10KHz を 0dB で合わせることも出来ますが、 そうすると超高音域が 20KHz チョイまでしか伸びません。今回は伸び優先でセッティングしました。 その代わり往復・両チャンネルの波形は見事なまでに揃える事が出来ました。 やっぱり X-2000 と EE テープの組み合わせはじゃじゃ馬です。 また何度も申しますが、 X-2000 の音声基盤はノーマルと EE テープの両方にジャストな調整は不可能です。 それはいくつかの調整ボリュームが省略されてしまっているためです。 本機も例外にもれずノーマルテープでの仕上がりは完璧とは言えず、 測定してみるとバランスはあまり良くありません。 しかし聴感上では十分実用的な範囲で仕上がっているので、あまり気にならないと思います。 良い X-2000 の見分け方は、テープスピードを切換えても録音レベルが増減少なく 左右のバランスも中央に安定している個体が良いです。 また dbx をオン・オフしても音量や左右バランスの変動が少ない程よい個体です。 そのあたりを踏まえてお持ちのデッキを確認されてみてはいかがでしょうか。 それでは今回の整備内容は下記のとおりです。 ○ 音声基盤調整一式 ( 録音・再生・入力レベル調整、録音・再生イコライザー・録音バイアス・バイアストラップ調整、 録音フェイズシフト調整 メーター感度公正 ) ○ 録・再ヘッドアライメント調整 ○ テープスピード調整 ○ テープテンション調整 ○ キャプスタンベルト交換 ○ ピンチローラーユニット固着修理 以上整備代金の総額は ¥15.000 ( ベルト代含む ) になりました。
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