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聖母マリアの結婚

 
まずは、マリアがイエスを出産するまでの生涯を簡単にたどっていきたいと思います。
しかし、福音書の中にはマリアについての記述があまりありません。
マリア神話の多くは、その後の信仰の歴史の中で育まれたものです。
 
イメージ 1
ROSSO FIORENTINO
(b. 1494, Firenze, d. 1540, Paris)
Marriage of the Virgin,  1523
San Lorenzo, Florence
 
 
これから述べる内容についても、事実に基づいて記録されたものとそうでないものが
混在することと思いますが、ポピュラーな聖母マリア伝説として紹介していきます。
 
イメージ 2
ROSSO FIORENTINO
(b. 1494, Firenze, d. 1540, Paris)
Marriage of the Virgin,  1523
San Lorenzo, Florence
 
 
マリアは、父ヨアキムと母アンナの間に生まれました。
両親のもとで大切に育てられたマリアは、3歳のとき神殿に捧げられたと言われています。
マリアは神殿で身も心も清く保ち、苦行も実践し、神を畏れ敬いながら9年間を過ごします。
 
イメージ 3
ANGELICO, Fra
(b. ca. 1400, Vicchio nell Mugello, d. 1455, Roma)
Marriage of the Virgin,  1431-32
Museo di San Marco, Florence
 
 
そして思春期を迎えたマリアが14歳の時に、
神殿の司祭長のもとへ天使が現れ 「国中の独身者に一本、杖を持たせて集めよ。
そして杖の先に花の咲いた者をマリアの夫として選べ」 と聖告を受け、
その聖告に従い国中の独身者を集める中に、大工ヨセフの手にする杖の先に花が咲き、
 
イメージ 4
MURILLO, Bartolome Esteban
(b. 1617, Sevilla, d. 1682, Sevilla)
Marriage of the Virgin,  c. 1670
Wallace Collection, London
 
 
聖母マリアの夫として選定された後、両者で結婚の儀式をおこない
司祭の目前で聖母マリアに指輪をはめるという場面を指すのが「聖母マリアの結婚」です。
天使のお告げにより選ばれたヨセフの許嫁となったのです。
 
イメージ 5
GIORDANO, Luca
(b. 1632, Napoli, d. 1705, Napoli)
Marriage of the Virgin,  c. 1688
Musee du Louvre, Paris
 
 
天使ガブリエルが彼女のもとに訪れ、聖霊によって身ごもったことを告げられます。
エリザベトに相談し、安心したマリアは夫にも身ごもったことを伝えます。
ヨセフは始め戸惑い、疑ったが、天使のお告げによりその事実を知らされて2人は結婚ます。
マリアが15歳の時に馬小屋を借りて、その中でイエスを出産したと言われています。
 
(ヨセフに)主の天使が夢に現れて言った。
「ダビデの子ヨセフ、恐れず妻マリアを迎え入れなさい。
マリアの胎の子は聖霊によって宿ったのである。
マリアは男の子を産む。
その子をイエスと名付けなさい。
この子は自分の民を罪から救うからである。」
マタイによる福音 1・20−21
 
イメージ 6
PERUGINO, Pietro
(b. 1450, Citta della Pieve, d. 1523, Perugia)
Marriage of the Virgin,  1500-04
Musee des Beaux-Arts, Caen
 

マリアのエピソードについては色々な説があり、
例えばヨセフの年齢は婚約時すでに高齢の老人であったということに
なっていますが、異説ではヨセフが若者であるともいわれています。
 
しかし、マリアは永遠の処女で、結婚後も純潔を守ったという話を
無理のない事実とするには、このような年齢設定は妥当なものと思えます。
しかしなぜ、マリアは絶対的に純潔でなければならなかったのです。
 
イメージ 7
 
書物にはマリアはどう描かれているのでしょうか。
キリストは「一人の女から生まれた。」と言っただけでした。
 
イエス自身も
「天にいます私の父のみ心を行う者は誰でも私の兄弟、また姉妹、母なのである」
マタイによる福音 12・50

と言い、血縁関係を気にしていなかったように見えます。
 
イメージ 8
GIOTTO di Bondone
(b. 1267, Vespignano, d. 1337, Firenze)
No. 11 Scenes from the Life of the Virgin: 5. Marriage of the Virgin,  1304-06
Cappella Scrovegni (Arena Chapel), Padua
 
 
このことからも、当初はマリアが処女であるかどうかについては
さほど意味を持たなかったように思えます。
 
そもそも聖書に「処女」という言葉が入ったのは、
紀元前2世紀の「七十人訳聖書」からのことです。
 
イメージ 9
CHAMPAIGNE, Philippe de
(b. 1602, Bruxelles, d. 1674, Paris)
The Marriage of the Virgin,  c. 1644
Wallace Collection, London
 
 
ヘブライ語の旧約聖書の中の言葉、「almah=若い女性」という言葉を
ギリシャ語の「parthenos=処女」と訳したのが始まりで、
これが「イザヤ書」の「見よ、おとめがみごもって男の子を産む」
イザヤ書 7・14 という部分です。
 
それを福音史家のマタイが 「メシアは処女から生まれる」 としたものだといわれます。
 
 

☆ 京都産業大学文化学部の 「聖処女マリア崇拝」 より引用しています。

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