鉄道備忘録

大阪を中心に、鉄道などで興味を引いたことを書き留めます

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 大阪環状線内回り電車が、京橋駅を発車すると橋を渡ります。架道橋と言うべきでしょうか。
 一つ目は、京阪電鉄が1969年11月まで地上を走っていた跡の道路に架かる橋。
 二つ目は、国道一号線。
 三つ目が、一つ目よりも狭い橋梁で空き地と2階建て店舗建物(地図中では大野ビル)の間を結ぶものです。
 三つ目を渡るまでに電車は30秒とかかりません。


 なぜこんなところに橋があるのだろう。ほんとうに、建物の裏側にひっそりと存在していた橋です。下に道はないで架道橋とは言えず、存在理由のない橋に見えます。
 大野ビルの線路を挟んだ反対側は2012年までニッポンレンタカーの営業所がありましたが、移転して2013年の秋には空き地になっています。写真は公道から見た空き地で、空き地の向こうに橋が見えます。

 何の意味もなく橋が架けられるわけがありません。これは関西鉄道桜ノ宮線の跡かと思います。
  
 1898(明治31)年11月、今の片町線が寝屋川を渡ったあたりから分岐した線路が開通しました。この線路は、現在のNTT西日本の研修所と大阪市立東高校のある場所に開業した、網島駅まで伸びていました。関西鉄道の桜ノ宮線です。経路を考えた場合、この橋の下を桜ノ宮線が走っていたと考えると、説得力があります。
 大阪環状線になる城東線は、1895(明治28)年10月に開業しています。桜ノ宮線開業を考慮して開業当初から橋があったのかどうかは、未確認です。3年の差なので、桜ノ宮線計画を織り込んでいたのかも知れませんね。
 なお桜ノ宮線は、1913(大正2)年11月に廃止となっています。都会ですので跡地は空き地のままにはならなかったのでしょう。建物の裏側となって、ひっそりと架道橋は存在したのでした。 

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JR(大阪環状線)京橋駅北側の一つ目の跨道橋が、京阪電車の旧線跡なのは、知っておりました。
その北が国道一号線なのは、京阪神の大人なら、誰でも知っていると思います。
でも、旧桜ノ宮線の跨線橋まで、調べて、しかも、実際に写真を写しに行き、写真を掲載して、ブログ記事を書く。
凄いと思います。

古い記事にコメントして御免なさい。
写真は、他にも撮影された例はあるみたいですが、十分貴重です。
良いものを見させて頂きました。

2015/5/9(土) 午後 10:43 みぃにゃん

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みいにゃん、こんばんわ。はじめまして。
ブログは日記ではありますけど、なかなか誰かさんの日記を最新で見るのは難しいです。
いつでもコメントは、大歓迎です。ありがとうございました。

桜ノ宮線なり網島駅は20年以上前から知っていました。鉄道マニアは、歴史にも興味をもったわけです。ただ、この線路がどこにあるかが、分からなかったのです。
よく使うレンタカー店の奥に、レンガ積みの開口部があったので気になっていたのです。それが移転したので、早速見に行ったわけです。

今後とも、よろしくお願いします。

2015/6/29(月) 午後 11:23 [ 山猫書房 ]


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