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鹿島臨海鉄道の常澄駅は田んぼの真ん中、なにも遮るものが無い見晴らしのいいところ。

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つまり風当たりも強いのでしょう。なにもないけど待合室だけは有ります。

ぐるっと見渡してまず目につくのはやはりローマ水道。駅を出るとすぐ西へ90度向きを変えてずっと続いています。

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ひたち那珂海浜鉄道が阿字ヶ浦から伸延するとすればこれのもっと高いやつを砂浜の背後に作って、その途中に阿字ヶ浦海岸なんて駅ができるんだろうなー。そのスタイルはまさに三江線の宇都井駅。あっ、そうか。あっちは廃止になるみたいだから持ってきちゃえばいいんだ。

なんて事を考えながらもっと目をこらして周りを見たら、

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おっ!反射炉が見えるじゃん。

そして

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海〜!!
えっ?見えないって?
ほら、赤い海門橋の下にチョロッと水平線があるでしょ。栃木県人はこれだけでもテンション上がっちゃうの。

なんて騒いでいたら、またしてもなんかの視線が。三匹目の宝くじラクダか、と振り返ったら

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ダイダラボッチさんでした。

そんなこんなしているうちに列車が来ました。

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が、

イタタタタタ。

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車内も言わずもがな。

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1両編成の列車はほどほどの乗りで、対向の2両編成ガラガラ列車が到着したら発車。

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結構な下車客があった大洗を過ぎるととトンネルに入って、出れば海ではなく涸沼が車窓に広がります。
しかし、それもわずかな区間。

その先は丘陵地。海の近くを走っているとは思えない風景が続きます。
そんな山の中をしばし走ると新鉾田。想像していた程の利用者は無しで、ポツポツ乗り降り。
鹿島鉄道が残っていたらこのポツポツの1人になっていたはず。

計画段階では竜ヶ崎線の後の鹿島臨海鉄道へのアクセスについて、石岡からバスで新鉾田というプランもありました。だって単純に水戸と鹿島神宮を往復するのではつまらないですからね。
その他にも土浦からバスで佐原へ出て反対側から鹿島神宮へというプランやJRで成田をぐるっと廻って、というのもありましたが、とどのつまりは「余計な出費は抑える」と、相成りまして。

新鉾田駅からは鉾田の街が半分くらい見渡せます。
ずいぶん前に鹿鉄鉾田間で歩いたけどどこだったかなー。さっぱり思い出せません。

新鉾田を出ると右手には北浦の先っちょが広がります。

が、それもチョロッとで、すぐにまた山の中。ジメッとした山の中。
そんな所にかつてはおしゃれだったのであろう廃墟が現れ始めると大洋。

なんかうらさびしい。温暖な気候で別荘に最適と大人気だった時代があったけど、車窓からはその雰囲気の片鱗すら見受けられません。

その先も長名日本一でイメージ(地価?)アップを目論んだのではないかという駅名標だけが大きい駅などを過ぎて行きます。

そもそもこの辺りは観光地とか、別荘地には不向きなんじゃないでしょうか。
だって、これと言った遊ぶ所もなく、唯一売れるとすれば海岸ですが、詳しい地図で見てみると近くの海岸にはキノコ型の出っ張りがいっぱい。
これはヘッドランドと言って砂浜の砂流失を防ぐための物なのですが、これがあると海流が速く複雑になってしまってとても危険。つまりこの辺の海岸は泳げないのです。
ならば老後にゆったりのんびりで移住というのもきつそうです。だって近所にお店とかなさそうですよ。交通弱者になったらもうアウト。てな感じです。
更に車を足としなければならない一因の1つに今乗っている鹿島臨海鉄道があるのではないでしょうか。
1時間に1本くらいしかないから?
いえいえ、この鉄道には踏切が1つもない、つまり全ての道路と立体交差となっているところに問題有りと思えます。
これが常澄辺りみたいに高架になっているなら、駅への昇り降りが大変なだけで特に支障はないでしょう。しかし、それが鹿島灘と北浦の間の丘(砂丘じゃないんでしょうけど見た目は砂っぽい)の上では地平を走り、その両側にはフェンスがず―と続いています。よって地域は線路によって完全に分断。中には家と畑が分断されてしまって、すぐ前の畑なのに数少ない立体交差の道までぐるっと迂回しなければならない、という所もありそうです。(その不便を解消すべくなのか、ちょいと柵にほつれが、なんて所もありました。)
 ここらへんもローマ水道になっていればそんな不便もなかったでしょう。更に車窓も全然違うものになっていたはずです。そう、たぶんオーシャンビュー。でも実際の車窓は林と畑ばかりなんですよねー。
 その畑の中に松が植えられている所があります。植林ではありません。びっしり。それが綺麗に揃った段々に。
 この辺りは正月飾りなどに使う松の産地です。松は発芽3〜4年で出荷出来るそうで、段々になっているのは毎年出荷できるように種をまく年をずらしているからですね。収穫が始まっている所もありましたが、正月まではまだ2ヶ月もあります。もつのかな?

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そんな眺めがいきなり変わるのが北鹿島改め鹿島サッカースタジアム(これも結構長名)。お隣にはJRの貨物列車が停まっています。
臨時駅を通過して、海へと続く本来の鹿島臨海鉄道が分岐して、谷筋をたどって丘を降れば終点鹿島神宮。単調な眺めの割には飽きる事のない65分\1360でした。

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鹿島神宮からは乗って来た列車で折り返します。と、なれば当然旅のお供が必要。でも嬉しいじゃないですか。降りたホームから駅すぐのコンビニが見えています。
折り返し時間は30分近くありますが、店を探し歩くとなると、ちと忙しい。
で、まずはその結構はやっているコンビニでお買物の後、駅周辺をチョロリ。
駅前はバスローターリーなどが整備されていてちょうど特急代替東京行き?が発車する所でした。
でも、やはりずいぶん前に訪れた時とはだいぶ印象が違います。なので帰ってから写真を見返したら、駅裏にあった山が無くなっています。

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山ごとごっそり削って開発しちゃうなんて東急沿線みたいじゃないですか。
でも、駅舎内はひっそり静かで人気はほぼなく売店もありません。改札口だけはそれに見合わず、多くのラッチが並んでいます。なんか懐かしい。あっそうか。自動改札じゃないからだ。でもここが使われるのは正月くらいなのかなー。
唯一開いているのが事務所の改札窓口。そこへ向かう途中にでっかく張り出されているポスターを見たら。

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危ねー。7時間前までコンビニ無かったんじゃん。1日ずれていたら水郡線の悲劇再来だったんだー。

心の水を手に帰りの車内に戻ります。
鹿島臨海鉄道の車両の座席は転換クロスなので、前の座席をパタンと押せば4人掛けボックス席になります。
乗客はポツポツでどこでもボックスし放題だったのですが、あえていちばん端の席に。ここは前の座席の後ろがロングシートの為転換できず初っからボックス席。途中から混んできてロマンスに直されてしまう危険もありません。
ではカンパ〜イ。

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「フンッ!安い酒を飲んでいるんだな。」
「お体が心配です。飲みすぎないでくださいネ。」

ウン、つまみの風景は今一つだけど、ガールズに囲まれて飲む酒はうまい。
なんて危ないおじさんやっていたんだけど、よくこのボタン押されなかったなー。

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この列車にはトイレも付いているので安心して飲めます。でも、その中にもいらっしゃってじっと見られる、という事は無かったです。(残念?)

ちと、飲み足りないなーと思っているうちに大洗到着。その寸前でちらりと唯一海を感じさせてくれるのがマリンタワーと時間が合えば大きなフェリー。
もっと海が見たかったよー。

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そして73分\1570で水戸到着。

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次は水郡線です。

郡山方面は前回乗ったので今回目指すは常陸太田。
こちらはずいぶんお見限り(車で駅前を通ったりはよくあったんですけどね。それでも日立電鉄健在なりし頃以来)

すぐにやって来たのは生憎郡山行き。なのでまずは上菅谷まで駒を進めます。
上菅谷駅も駅舎や構内踏切の方面表示は新しくなっていましたが、

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1番線ホームに掲げられた案内は以前の物を使い続けているようで、文字を消した跡があります。

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消された文字は「上野」と「小山」みたいですね。
ず〜っと前には水郡線から上野直通の急行があったのでその文字があり、そして消されたのは納得です。
でも、小山は?
水郡線から常磐・水戸線直通列車があったのかなー?郡山発小山行きなんてのだったら素敵だなー。
上菅谷でもチョロッと駅前に出たのでカウントしておきましょう。水戸から15分\240

そして後続の列車で14分\210で常陸太田到着。

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綺麗な駅になったんだねー。

と容姿にびっくりするよりも、駅舎の位置その物が変わっている事にびっくり。
以前は線路の反対側に駅舎があって日立電鉄へ行くには便利だったのですが、その鉄路無き今駅舎はかつての機周り線及び貨物ヤードだったのかの空き地にデン。
そして、かつての駅裏空き地は線路終端があった辺り(写真中このあたり)までの広々ロータリー。

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もう思い出そうとしても思い出せません。
なんて感傷に浸る間もなく、6分で折り返す列車に飛び乗って水戸到着。

水戸からは小山行きの国鉄型電車に乗って帰ります。

もちろん車内で祝杯。
ロングシートで結構人が乗っているけど、常磐線名物車内宴の人々は健在でこちらも気兼ねなくクィッ。

常陸太田からは\1320で下館到着。

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ディーゼル王国を巡る旅終了です。

と、思っていたら、

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まだ、こいつがあった〜!

真岡鐡道は久下田以遠が栃木県なのに全線がフリー区間になっています。
う〜む、これでは沿線住民の栃木県人が、「県民の日は11月13日」とすり込まれてしまう。それを足がかりに茨城が侵略か?
だめだよー。栃木県民の日は「6月15日」だからねー。栃木県民の日は学校が休みじゃなくて、無料になる施設も少ないから茨城の方がいいや、なんて思っちゃだめだよー。

などと思いつつ50分\760で益子到着。

これにてコンプリート。

合計運賃は9520円でした。

イメージ 24切符

よって7370円のお得〜(だれか検算してね)

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お宝写真?

1980年に訪れた際に常陸太田の線路終端の写真をなぜか撮っていました。

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他にも撮った様な気がするのですが行方不明(涙)

閉じる コメント(3)

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取手駅−茂木駅の片道だけでも2,540円(高!)ですから、日が長いときに無理やり使えばお得ですね(笑)
常陸太田駅の往時の線路終端よく覚えています…

2015/12/27(日) 午前 6:54 LUN

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> LUNさん
常陸太田は昔の面影が全くなくなってしまいました。
トラバしてもらった記事にある車止めだけは今も使われているのでしょうか。
ぜひこの切符を使って確認して来てください。

2015/12/31(木) 午前 5:43 NEKOTETU

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> u****さん
日立電鉄は惜しかったですね。
この時もそのバス路線でとも思ったのですが、結局は往復となりました。

2018/10/1(月) 午前 6:26 NEKOTETU

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