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昔、パン工場に勤めていた友人に、「調理パンは食わないほうがいいぞ」と言われたことがあります。
理由は言いませんでしたが、従事しているからこそわかる衛生面での問題点があることは容易に理解できました。
世の中は表裏一体であり、表があれば必ず裏があります。
今、世間を騒がせている原発の安全性にせよ、生肉食中毒事件にせよ、従事していなければ分からないような業界の裏側が徐々に解き明かされております。
事故が起きたからですね。
少し前に大騒ぎになった食品偽装問題にしてもそうですが、従事している人間ならば自社のズサンな管理状態や嘘、デタラメを知っている筈です。
事故・事件が発生した後に報道される元従業員や現従業員の実態についての証言を聞けば、そこを疑う余地はありませんね。
多くの社会人は疑問・不安・葛藤を抱えながらも、それらを黙認・黙殺しながら社会貢献面をしているといってもいいでしょう。
それが俗に言う「大人の解釈」なのかは知りませんが、資本主義社会における利益至上主義という考え方は非常に毒っぽい性質であると認識させられます。
今日、たまたま生肉食中毒事件の渦中にある会社の社長の土下座シーンをテレビで見ました。
随分と若い社長だったんですね。
涙ぐんでの平謝りの姿勢には、反省と後悔の気持ちで満ちているようには見えましたが、実際の気持ちが見えるのはまだまだ先のことでしょう。
それは被害者への補償姿勢いかんということだけではなく、事故の性質と内容がより明らかになってからということです。
つまり、起こるべくして起こった事故であったかどうかと、その実態をどの程度承知の上だったのかということです。
もっと簡単に言うと過失の内容と程度ということですね。
病原性大腸菌が猛威を振るったことは前例が何度もありますし、食品ビジネスに関わる物ならばそれなりの知識は持っていた筈です。
危険を察知できながらの放置であったならば確信犯であり、土下座もろもろも疑わしいと言わざるをえません。
まぁ、現段階ではまだ何とも言えませんね。
行政上も生肉取り扱い規定が曖昧だったようで、罰則の無い基準なるものはあったようですが、監視体制も罰則も無ければ自由市場と同じことです。
政府はなにやら慌てて法整備を検討しだしたようですが、まるで「事故が起こらないと新しい信号機は設置されない」のと同じような姿勢ですね。
役人どもはどうして「事故を未然に防ぐ」という姿勢にはなれないのでしょう。
罰則の無い無意味な基準は作成していたのですから、生肉の安全性に問題意識はあった筈です。
きっと、難しい文章を作った事に自己満足して胸をはっていただけなんでしょうね。
実用性・実効性を考える脳みそは持ち合わせていなかったのでしょうかね?
嘆かわしい役人天国国家であります。
本当は世の中の裏側(実態)を一般市民が共有出来る自己防衛の為のシステム作成について提案したかったのですが、書いてるうちに行政に対する愚痴になってしまいました^^
建設的な提案は次の機会にでも書きたいと思います。
では!
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ご無沙汰しています。毎日居眠り運転の危険を感じながらの日々をすごしていたので、訪問できなかったことをお詫びします。
記事については、まさに、ネムタさんのおっしゃるとおり。。。。
あえて、追加するなら、自己防衛のためには、日本も各人の自己責任ということを浸透させていくしかないのかも。
私の立場で考えれば、そもそも、生肉を食べる事自体が、危なくて考えられないものです。例えば土佐作りがなんで生まれたのかには、大きな意味があるのですから。
ちなみに、職業もありますが、寄生虫のアニサキスが恐ろしくて絶対に鮭の刺身やサバ寿司は食べなかった父の元で育てられたってこともあります。
でも、亡くなられた方々を非難しているわけではないです。
あそこまでずさんな基準しかなかったのに、平気で生食として出していた感覚に正直驚きました。
食を預かる職業にありながら、衛生知識があまりにも乏しいのにも、がっかりさせられました。
お亡くなりになられた方々には、心からお気の毒に思っています。誰かの尊い命が犠牲にならないと重い腰をあげられない日本の腐った役人気質をなんとかしないといけませんね。
2011/5/9(月) 午前 1:26 [ Ayame ]
Ayameさん
そちらは自己責任先進国ですから、日本がいかにヌルイかは肌で感じていらっしゃるんでしょうね。
Ayameさんのおっしゃる通り自己責任自己防衛意識の浸透が必要なんですが、行政にすっかり飼い慣らされていますから、すぐには無理でしょうね。
残念ながら今の民意レベルでは、法の目を張り巡らすことでしか個々の安全は確保できないようです。
では!
2011/5/9(月) 午前 7:46
社長の経歴を見ていると、若い時から目標を立てて事業を起して
来た人だと感じました。
なので、ある意味今回の事は全ての飲食業の盲点(みてみないふり)
の犠牲者とも思えました。亡くなられた人のご家族にはそんな事
どうでもよいことでしょうが、コスト削減の犠牲なのか、国の政策
が甘くてなったことなのか。
なんだか、どっちもどっちのような気がして・・・・。国の規制が
あったとしても、食肉のように騙しあいもでてくるでしょうしね。
飲食はそれだけ責任が重い仕事なんだという意識が薄いのでしょうね。
2011/5/9(月) 午前 9:42
わさびさん
今のところ悪質な要素はないようですね。
実態は業界全体の安全管理意識が希薄であり、土下座社長さんはある意味ツキが無かったと言えるのかもしれません。
ただ、死者が出ていますから擁護も出来ませんね。
私は国、業者、消費者のそれぞれに責任があるように思います。
同じ重さではありませんけどね。
わさびさんも似たような感じをお持ちのようかと思いますが、日本は肉食後進国ですから今後、肉食については違う問題が発生するかもしれませんね。
魚関係は洗練されているようですが、肉については文化としての歴史が浅いようです。
では!
2011/5/12(木) 午前 0:00