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イレッサ訴訟

先日、大阪地裁でイレッサ訴訟の判決がなされました。

被告の輸入販売会社であるアストラゼネカには損害賠償命令が出されましたが、国への損害賠償請求は棄却されたというものです。

原告、被告共に控訴という流れになるようですが、この訴訟の根は深いようで今後の裁判は要注目といった感じがいたします。

私は医療関係者でもありませんし薬害などとも無縁の人生を送ってきましたが、この手の問題にはいつ関係するかわからないという懸念があります。

よって、今後も当ブログで感想を書き綴りたいと考えております。


薬害訴訟というとエイズ訴訟や肝炎訴訟などをまず連想すると思いますが、大抵は製薬会社や国の怠慢・偽装等による人為的被害と相場は決まっておりました。

しかし、このイレッサ訴訟に関しては、少し様子が違うようです。

それは製薬会社や国に責任が無いということではなく、かなり大きな枠で考える必要があると漠然とではありますが思った次第であります。

極簡単に流れの概要を書いておきます。

肺ガン患者の夢の抗がん剤として優先指定品目にも認定され、2002年から販売開始されたイレッサではありましたが、副作用とされる間質性肺炎(因果関係は裁判の争点のひとつ)で死亡者が相次ぎました。

それは他の抗がん剤とは比べ物にならない人数です。

被害者とされる遺族や関係者はイレッザを欠陥品として輸入販売会社と国を相手に損害賠償訴訟を提訴。

主に安全確保義務や結果回避義務に違反しているという主張です。

大阪地裁は和解勧告案を提示しましたが、原告・被告共にこれを拒否。

そして先日の判決に至ったという流れです。


この訴訟でまず注目すべきは、世論やマスコミは原告側寄りですが、医療関係者の多くは被告擁護の意見が多いという点です。

エイズ訴訟等の過去の薬害訴訟での被告擁護は主に利害関係者と思われる胡散臭い連中でしたが、今回はそんな感じでもありません。

いくつかご意見を拝見しましたが、新薬の副作用の予見に対する医学や環境や能力の限界についてのご意見が多かったですね。

そして揃って懸念されたのが、ドラックラグの問題です。

日本の新薬許認可は国際標準よりもかなり遅れているという問題は以前から指摘されておりましたが、この最終判決いかんでは、それが更に遅れるいうものです。


原告側の主張のひとつである臨床試験データや重要情報の隠蔽・改ざん等が事実ならばその責任は免れませんが、まったくそうでもないようですね。

人それぞれの感覚的尺度の要素もあるようですから、それが許容範囲という解釈もまったくできなくはないと感じました。

薬に副作用はつきものです。

もっと大きく言えば、飲食物全般だって摂取量などを間違えばなんらかの毒性は発揮されます。

要は自己責任の範囲についてなのですが、日本国民はPL法などによって過保護になっている現状は否めないと私は思っています。

法律や医療など特別視出来る専門分野においてはそれも仕方ないように思えますが、その線引きが問われているのが今回のイレッサ訴訟であるような気がいたします。


ある医療関係者のブログで「新薬の副作用は実験で全てはわからない。実際に投与してみなきゃ・・・」とありましたが、その本音を我々無知な一般消費者は認識する必要もあると思います。

因みに厚労省の癒着適当体質の片鱗は、今回の裁判でも露呈しているようですね。


では!

ささやかなお願い

菅政権破綻のカウントダウンが聞こえてまいりました。

予算成立に向けてここまで八方塞がりになった政権は私の記憶ではありません。

それも誰かに仕組まれたとかではなく、自らが四面楚歌の状況を作り出してのことです。

予算成立に向けて数が足りないことは最初からわかっていたにもかかわらず、毒を吐きまくって周りのすべてを怒らせて「国民が困ることになったら、お前らの責任だ!」では、駄々っ子よりも性質が悪いと言わざるを得ませんな。

仙石という毒まんじゅうを食ってからの菅さんは、やることなすこと裏目続きですから、そろそろ放り投げたくなっているんじゃないでしょうか?

やっぱ解散ですかねぇ〜・・・?

でも、菅さんは今の状況で解散できるんでしょうか?

菅さんは東京18区で2009年の選挙では歴史的政権交代の風に乗って圧勝しておりますが、2005年の選挙では僅差で辛くも勝利したお方です。

今、解散したら落選しちゃうかもしれないですよね。

直近の総理が落選なんてことになったら、いい笑い者ですね。

そんな訳でおそらく解散は無いんじゃないかと私は考えています。

そうなると総辞職が考えられますが、誰に託すかが大問題です。

目ぼしい人が見当たりませんね。

とすると・・・・大規模な世界再編も考えられるでしょうか?

まぁ、あまり飛躍し過ぎるのもなんですし、どうせ私のような政治素人が予測しても当たるわけはありませんけど、とにかく菅さんは消えて欲しいものです。

北海道の田舎者のささやかなお願いでした^^



では!

外食大手「ワタミ」の会長の渡邊美樹氏が、東京都知事選出馬を表明しました。

都知事選はいつも意外な有名人候補者が名を連ねますが、今回もそんな感じですね。

渡邊氏はテレビでの露出度が高く、おばちゃん向けのワイドショーから政治討論番組まで幅広くご活躍のようです。

自らが広告塔の役割を果たし、会社の売り上げに貢献しているのかと思っておりましたが、政界進出も視野に入れていたんでしょうかね?

売り上げ貢献目的も勘違いだと思っておりましたが、選挙への出馬も大きな勘違いだと思いますがね。

ご自身の好感度を過大評価していらっしゃるんでしょうか。


渡邊氏の中身のないトークは好きではありませんでしたが、実業家としての実績は確かにありますし、特にビジネストークは熱く語っているようなので、期待を込めて少し前に私は友人6人と共に忘年会で居酒屋「ワタミ」を利用したことがあります。

結論から申し上げますと、もう二度と利用したくないという感想で全員が一致いたしました。

詳細を簡単にご説明いたします。

一人1800円の食事(料理6品)と90分1200円飲み放題プランを利用いたしました。

一人頭3000円のコースです。

近隣にある他の居酒屋チェーン店でも似たような料金設定なのですが、「ワタミ」が数百円差で一番安いという感じでした。

数日前から予約して行ったのですが、通された場所を見てまずは愕然といたしました。

3人位が丁度良さそうなスペースに6人が押し込まれたという感じです。

食べ物はボリューム重視で、味は二の次でしたね。

私は食が細いほうなので、到底満足は出来ませんでした。

極めつけは飲み放題の内容です。

生ビールも含まれている1200円飲み放題というのは、随分と安い印象を受けますが、実はそれにはテクニックというか秘密がありました。

時間的ロスを最大限に利用していたのです。

まず、比較的小さめのグラスを使います。

そして呼び出してくる間と提供する間を旨く利用しているのです。

グラスが小さいので、みんなすぐに飲み干してしまいます。

そしてオーダーの為に店員を呼んでも中々来ません。

更にオーダー後にも飲み物は中々来ません。

正確に計った訳ではありませんが、おそらくは90分の内、30分以上はロスタイムのような気がします。

そしてザックリですが、一人1リットルも飲んだか飲まないかくらいだと思います。

安いのには理由があるものなんですね。

騙されたとかいった類の話ではありませんが、釈然としないのはご理解いただけるかと思います。

テレビでは「お客様第一、顧客満足第一」みたなカッコいいことを熱く語っておりますが、実態はそんなものです。

やはり彼は利益至上主義者であることを実感いたしました。

そんな男が介護事業にまで乗り出しております。

利益優先の介護などとは、考えたくもないですね。

そして都知事選にまで乗り出しました。

公共のサービスはビジネスではありませんし、そんな感覚を優先していいものである筈がありません。

都民の良識をもって排除されるとは思いますが、名乗り出ることだけでも許せませんね。


たった一度の居酒屋での扱いの恨み節みたいになってしまいましたが、一応はテレビで何度も彼の語りを聞いております。(頻繁に出ていますからね^^)

中身の薄い抽象的な正論ばかりで、「この男は信用できない」という印象も含めた「ワタミ」批判であるとご理解下さい。

私にはホリエモンとダブって見えるのですが、みなさんはどうでしょうかね。


まっ、私は基本的に出たがりは嫌いなんだよねぇ〜^^



では!

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有事の食料

日本マクドナルドが12月決算で、過去最高の売り上げと経常利益を更新したようですね。

偽装店長問題などで数々の訴訟を抱え、低モラル体質を露呈してきたマックでありますが、世間はそんなことは知ったこっちゃないというご様子であります。

私がTPP問題を取り上げた過去記事で消費者のコメ離れを悲観しておりましたが、その元凶の一つがマックを筆頭とするジャンクフード業界の躍進と言ってもいいでしょう。

更に提供商品の殆どが輸入食材で構成されておりますから、食料自給率の低迷にも大いに貢献しているわけですな。

嘆かわしい限りでございます。

とは言え、その企業努力や蓄積されたノウハウは評価せねばならないでしょう。

全国均一のサービス提供の為の教育システム、消費者を虜にする商品構成、低価格帯でも利益を捻出するコスト管理、集客に適した立地条件の検索力、短時間での商品提供システムなどなど挙げればキリがないでしょう。

最先端を走る企業には、それなりがある訳ですね。


おコメ産業も消費者の心を掴むべく努力を重ねてきたのでしょうが、根本的には守られてきた業界故なのか、なかなか消費減少には歯止めはかけられないようです。

最近はコメ粉を駆使した商品開発なんかも進んでいるようですが、コスト面から小麦粉の代用ともなり得ずに苦戦している模様ですね。

消費者も景気低迷とは言え飽食の時代に慣れ過ぎた為に食料危機意識には乏しく、自国の文化や農業を守ろうとする意気込みは期待できませんね。

川の流れるがごとく100円マックに飛びついているのが現実でしょう。


1993年に作況指数が70%台前半にまで落ち込み、世界のコメ市場から不足分を緊急輸入したわけですが、調達出来たのはタイとか中国などアジアの途上国からのものが殆どでした。

食料の流通はシャンパンピラミッドの如く上から順に潤うものです。

今まで世界のコメ市場に加わっていなかった日本が横恋慕したおコメは、末端近辺に位置する貧困国に回る分であったことは言うまでもなく、国際的非難は避けられない状況となりました。

1995年のウルグアイラウンドにおけるミニマムアクセスの受け入れを余儀なくされたのは、そんな背景も一因となったのです。

その横恋慕した輸入米を多くの日本国民は不味いだの臭いだの言って拒絶反応を示し、多くが家畜飼料などに回ったと聞きます。

アフリカの途上国のミイラ寸前の少年から奪ったおコメをブタに食わせたんですね。


私は日本のおコメを文化としても守るべきだと思っていますし、穀物は安全保障上でも守るべきだと考えています。

同じ食料でも肉や野菜と穀物は分けて考えるべきです。

危惧すべきは食料全体の自給率ではなく、穀物の自給率だと思っています。

その意味においても日本の穀物の総生産量である約1000万トンという数値は、先進国中でも最低水準であり、危険水域だと思っています。

因みに日本よりも人口の少ないイギリスで約3000万トン、ドイツでは約5000万トンあるそうです。

そんな状況下でおコメを海外依存品にするのは自殺行為にも等しいように思います。


有事と聞くと戦争を真っ先にイメージしがちですが、インフルエンザや謎のウィルスなどのパンデミックなんぞも有り得ることです。

テロや異常気象も気になります。

食料の輸入依存とはそういったリスクも大きく関連してくるのです。

国際線の船や飛行機が欠航しても、おコメさえあればなんとかなるんですけどねぇ〜

有事の危機管理とは、そういう状況もイメージするべきだと思うのですが・・・・

このままでは軍事も食料もアメリカ頼みとなり、本当に51番目の州として取り込まれそうですね。



では!

TPP3

野党自民党はTPP参加の是非について3月中に結論出すという当初の方針を変更して、4月の統一地方選以降に先送りするそうですね。

国家の一大事を選挙後に示すという考え方は、姑息をとおり越して異常と言うしかありませんな。

選挙ってなんなんだ?という強い憤りを覚えます。

しかし、政府民主党も似たようなものです。

トンチン菅は参加に積極姿勢でありましたが、今の段になって方針は「玉虫色」になりつつあるようです。

全国的に農村部は反対一色でしょうから、腰が引けてきたんですね。

しかも、この問題については抽象的な精神論ばかりが先行しており、具体的な内容なり対策なりはなんら示されておりません。

平成の開国などという曖昧なスローガンを掲げても、今の情報化社会ではとても通用しないことは小学生にだってわかるでしょう。

我がブログでもメリット・デメリットを徐々に解明しておりますが、今はハッキリと反対を明言できます。

TPP構成国で輸出面で魅力的なのはほぼアメリカだけであり、逆に輸入面で危機感を感じるのはブルネイを除いた全てであります。

特に対アメリカ・オーストラリアは脅威であり、日本農業を食い尽くすバクテリアのような存在と言ってもいいでしょう。


さて、ここで今回は一部で語られている稚拙な意見をあえて取り上げて反論を書いておきたいと思います。

これは誹謗中傷ということではなく、この問題についてぼんやりとした認識しか持ち合わせていらっしゃらない方々が惑わされないようにという意味で書いておきたいと思います。

それは「日本の農産物を海外へ輸出する」という見解についてであります。

この考え方の方向性自体には、なんら異論はありませんし望ましい方向性であると考えます。

しかし問題はこの方向性の取り扱われ方にあります。

それは、TPP参加で疲弊するであろう日本農業の救世主という馬鹿げた扱いです。

特に中国富裕層に向けたコメの輸出なんかを取り上げているパターンが多いようですね。

私も少し以前にそんなテレビ番組を観たことがあります。

これは時間差やスケールを度外視したトンチンカンな発想と言わざるを得ません。

今現在の中国への日本米の輸出は、せいぜい100トンくらいなものでしょう。

希望的観測を加味して将来的に100万トンを目指すとしましょう。

今の約1万倍というとてつもない数字です。

おそらく5年やそこらでは到底成し得ないでしょう。

中国がいかにGDP世界第2位になっても富裕層は極々一部です。

貧しい庶民の大国であることに変わりはありません。

現地で10倍も値段の違う日本米の市場は限られたものである筈です。

一方、日本国内では年間で約900万トンのお米が消費されています。

高度成長期の半分の消費量に落ちはしましたが、まだまだお米は日本人の主食です。

ここで米の関税が撤廃されたらと考えてみましょう。

過去記事にも書きましたが、味的には同等レベルの輸入米が、市場に半値で出回るのです。

おそらくは、真っ先に飛びつくのは外食産業でしょう。

吉野家の牛丼が更に安くなるなどと喜んでもいられません。

私の感覚では、一般家庭の消費用と合わせて年間消費量の30%くらいは外国米に流れるように思います。

ざっくりではありますが、約300万トンに近い数量です。

ここで考えなければならないのは外国米の供給力ですが、今すぐには無理でも数年スパンで可能とするでしょう。

米国も豪州も安い農地がふんだんにありますからね。


又、違う視点でも考察してみましょう。

TPPだけでは日本は世界のコメ市場へは参入出来ないことは明白です。

WTOにおいての関税自体を検討せねばなりません。

つまり、今のところは「中国の富裕層」等の限定的な対象にしか輸出は考えられないことになります。

そして世界の農産物市場を相手にする為には、日本の農産物の慢性的な経済効率の悪さを解消する必要があると思います。

それには根本的な原因を解消する為の「農業革命」が必要と考えられます。

農家という単位の見直し、大規模農営化、流通の簡素化、農地法改正などなど、今までの当たり前を根本的に改革するのです。

例えば農協なんかを通していたら駄目ですね。

ピンハネが大き過ぎます。

これをやるにはおそらく数十年という期間が掛かるでしょうし、世界で通用するまでコストを落とせるかどうかもわかりません。

農水省は1960年代から日本農業の大規模営農化に取り組んでおりますが、その想定の甘さから未だに実現できておりません。

日本農業は無能な役人のせいで、世界的に取り残されてしまったのです。

そういう意味においても保護すべき分野だと思います。

その責任を少しでも感じているのであれば、トンチン菅内閣と激しいバトルをして欲しいですね。


今回はとても長くなりました。

コメのみに着目して書きましたが、麦や大豆も壊滅するかもしれないという事も付け加えておきます。



では!

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