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ヤングジャンプで連載されている漫画に「リアル」というのがあります。
あの大ヒット漫画「スラムダンク」の著者である井上雄彦氏の連載物であります。
極簡単にご紹介しますと障害者バスケを通して伺える障害者の実態と人間模様を描いた作品であります。
面白い漫画を描く漫画家は多数いますが、大ヒットのすぐ後で人気度の薄いであろう社会派作品を描く漫画家は、最近では珍しいのではないでしょうか?
この方は只者ではありませんね^^
作品の出来栄えも素晴らしい出来だと思います。
私はこの作品を読むまでは障害者バスケというのに関心はありませんでしたし、身近に障害者もおりませんので障害者に対する認識も極めて平凡でありました。
しかし、この「リアル」を読むと、正直言って衝撃を受けましたねぇ〜
障害には色々な障害がありますが、この作品で描かれているのは主に足の不自由な障害者が対象であります。
障害には先天的な障害もありますが、成長過程で障害者となり得る場合も往々にしてあると考えられます。
それは事故や病気によるものが殆どなのでしょうが、ある日突然に障害者となった時の事など五体満足な人はあまり考えないでしょう。
この作品ではそんな若者達が中心に描かれているのですが、心の葛藤が私にはとてもリアルに感じられました。
特に事故によって障害者となった若者の今までの全ての価値観が吹っ飛ぶ様や、周りの知人達の反応や対応は私にはとても想像できないものでありました。
きっと、この作者の身近にそんな人がいるような気がいたしますが、大ヒットに奢る事なくじっくりと良質の作品を手がける姿勢には頭が下がります。
人には様々な価値観があり、それに順ずる様々な生き様があります。
多くの方の人生設計とは、それぞれの価値観に添う目標を見据えて組み立てられていくのでしょうが、それは今の境遇が後退しない事が前提ではないでしょうか?
実情は後退している場合においても、それが自らの選択におけるものであるとしたならば、納得し設計の組直しなんかも考えるのでしょうが、それが不運や他人の過失によるものならばどうでしょう?
復讐や絶望を結論と位置付け、人生がマイナス方向にのみ進む場合が多いように思います。
「リアル」では身体不満足である若者のマイナスからのスタートが、とてもリアルに描かれております。
是非、記事にしたいと感じた、お薦めの作品ですね。
一冊590円で現在7巻まで発売されております。
まだ連載中だと思いますので週刊誌でも読めると思いますが、毎週掲載されているわけではないようです。
8巻の発売が楽しみですね^^
では!
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