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有事の食料

日本マクドナルドが12月決算で、過去最高の売り上げと経常利益を更新したようですね。

偽装店長問題などで数々の訴訟を抱え、低モラル体質を露呈してきたマックでありますが、世間はそんなことは知ったこっちゃないというご様子であります。

私がTPP問題を取り上げた過去記事で消費者のコメ離れを悲観しておりましたが、その元凶の一つがマックを筆頭とするジャンクフード業界の躍進と言ってもいいでしょう。

更に提供商品の殆どが輸入食材で構成されておりますから、食料自給率の低迷にも大いに貢献しているわけですな。

嘆かわしい限りでございます。

とは言え、その企業努力や蓄積されたノウハウは評価せねばならないでしょう。

全国均一のサービス提供の為の教育システム、消費者を虜にする商品構成、低価格帯でも利益を捻出するコスト管理、集客に適した立地条件の検索力、短時間での商品提供システムなどなど挙げればキリがないでしょう。

最先端を走る企業には、それなりがある訳ですね。


おコメ産業も消費者の心を掴むべく努力を重ねてきたのでしょうが、根本的には守られてきた業界故なのか、なかなか消費減少には歯止めはかけられないようです。

最近はコメ粉を駆使した商品開発なんかも進んでいるようですが、コスト面から小麦粉の代用ともなり得ずに苦戦している模様ですね。

消費者も景気低迷とは言え飽食の時代に慣れ過ぎた為に食料危機意識には乏しく、自国の文化や農業を守ろうとする意気込みは期待できませんね。

川の流れるがごとく100円マックに飛びついているのが現実でしょう。


1993年に作況指数が70%台前半にまで落ち込み、世界のコメ市場から不足分を緊急輸入したわけですが、調達出来たのはタイとか中国などアジアの途上国からのものが殆どでした。

食料の流通はシャンパンピラミッドの如く上から順に潤うものです。

今まで世界のコメ市場に加わっていなかった日本が横恋慕したおコメは、末端近辺に位置する貧困国に回る分であったことは言うまでもなく、国際的非難は避けられない状況となりました。

1995年のウルグアイラウンドにおけるミニマムアクセスの受け入れを余儀なくされたのは、そんな背景も一因となったのです。

その横恋慕した輸入米を多くの日本国民は不味いだの臭いだの言って拒絶反応を示し、多くが家畜飼料などに回ったと聞きます。

アフリカの途上国のミイラ寸前の少年から奪ったおコメをブタに食わせたんですね。


私は日本のおコメを文化としても守るべきだと思っていますし、穀物は安全保障上でも守るべきだと考えています。

同じ食料でも肉や野菜と穀物は分けて考えるべきです。

危惧すべきは食料全体の自給率ではなく、穀物の自給率だと思っています。

その意味においても日本の穀物の総生産量である約1000万トンという数値は、先進国中でも最低水準であり、危険水域だと思っています。

因みに日本よりも人口の少ないイギリスで約3000万トン、ドイツでは約5000万トンあるそうです。

そんな状況下でおコメを海外依存品にするのは自殺行為にも等しいように思います。


有事と聞くと戦争を真っ先にイメージしがちですが、インフルエンザや謎のウィルスなどのパンデミックなんぞも有り得ることです。

テロや異常気象も気になります。

食料の輸入依存とはそういったリスクも大きく関連してくるのです。

国際線の船や飛行機が欠航しても、おコメさえあればなんとかなるんですけどねぇ〜

有事の危機管理とは、そういう状況もイメージするべきだと思うのですが・・・・

このままでは軍事も食料もアメリカ頼みとなり、本当に51番目の州として取り込まれそうですね。



では!

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