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麻生内閣の第二次補正予算は、民主党政策案の受け売りであるとの批判が相次いでおります。
なりふりかまわぬ与党戦略ではありますが、麻生さんに言わせると「我が党には、しっかりした財源の根拠がある」そうで、実はそれが借金の積み増しなのですから笑ってしまいます。
「増えた借金は消費税増税でまかなう」というのは見え見えなのですが、それはハッキリとはおっしゃいませんね。
民主党の財源の根拠は、公益法人の統廃合などの無駄遣い見直しと埋蔵金でありましたが、確かにその金額は未知数で曖昧と言えば曖昧であります。
しかし、優先順位で考えたならば、ここは国債の発行なのか無駄遣い根絶なのかは言うまでもないでしょう。
国債発行は先送り財源であり、将来の負担であります。
一般家庭の収支で考えても、借金が先というご家庭はほとんど無いでしょう。
さて、ここで無駄遣いについて考えてみましょう。
国政と一般家庭の経済で大きく違う点があります。
それは国には経済の流動性が求められるという点です。
無駄とされる公共事業においても、とりあえずはお金は回り、そこに雇用が生まれます。
国が節約だけ心掛けても失業率が上がるばかりで、それは景気を悪化させるだけであります。
だからと言って無駄な道路やダムを是とする理屈にはなりませんが、アクションという点でのみ考えるならば、何もしないよりはマシという事になります。
今までの日本経済の大まかな流れは、自動車などの工業製品で外貨を稼ぎ、内需は土木建築を柱としたシャンパンピラミッド構造でありました。
そこに様々なサービス産業が付随していた訳ですが、アメリカ発の世界的な経済悪化により外需産業は落ち込み、内需はその不安感などから停滞状態となっているのが現状でしょう。
ピンチをチャンスと考えるならば、ここで内需を一気に拡大して日本経済を活性化し、投資先を探しあぐねている海外の投資家を呼び込む事は、確かに利に適った考え方だとは思います。
しかし、そう単純にいくかどうかは未知数であります。
長年続いた官僚支配体制は、何ら主体性も持たずに川の流れるが如くに先見性を放棄してきました。
負け戦続きの国際舞台や公共事業依存型の自治体が多い現状などを見れば、今までの無策は明らかであります。
世界屈指のODAや国連加盟金などの國際貢献も無駄金に近かった事は、今回の北朝鮮によるミサイル騒動で明らかでしょう。
日本にはなんら主導権はありません。
我慢大国ニッポンであります。
やはりここは、官僚主導政治に終止符を打つべきなんだと思います。
官僚と二人三脚で利権を長年共有してきた自民党には、それが出来ません。
だからと言って民主党が出来るとは言い切れませんが、今のところはヤルと言っております。
話を無駄遣いに戻しますが、やはり無駄遣いは無駄でしかありません。
もちろん先に述べたように節約一辺倒では困りますが、必要なのは世界動向を見据えた国家的戦略であり,それに関連した新産業の構築であると考えます。
あくまでも例えでありますが、例えば情緒不安定なアメリカとの距離を置き、特技を生かしロシアとエネルギー戦略のタッグを組んで世界経済のイニシアティブの一端を担いに出るというのも戦略と言えば戦略であります。
自分で書いて言うのもなんですが、もちろん私はこれには大反対であります。(ロシアは信用出来ませんよね^^)
しかし、国家の指針を示し、戦略を練るというのはそういう事なのだと思います。
他人の顔色ばかり窺う場当たり政策は政策ではありませんし、国民を守る事は出来ません。
そんな事は頭の良いとされる官僚や与党には分かっているでしょう。
しかし何もしてこなかったという事は自然と対応は場当たり的となり、後手後手ばかりが目立ち、無能であるという事を意味します。
では、有能である部分は何処に使っていたのか?と考えたくなりますが、それは言うまでも無く官僚支配構造の構築と個々の蓄財でありました。
行政システムを複雑にして、議員を取り込んで都合の良い細かな法案を乱発し、国民をお馬鹿してしまえばこっちのもんだ!ってな調子ですね。
ダラダラと愚痴っぽく書いてまいりましたが、結論を言いますと「どうなったら明確な国家的将来的ビジョンが示されるのか?」という事であります。
利権とシガラミにまみれた現体制では、あちらを立てればこちらが立たずでラチがあきません。
テレビゲームならば、とっくの昔にリセットするでしょう。
霞ヶ関を一度リセットするには政権交代が不可欠です。
そんでもって頭の良い官僚や政治家の皆様には、国家戦略の立案を優先してもらいましょう。
天下り先確保と国家プロジェクト作成・・・・どちらが大儀かは天秤にかけるまでもないでしょう・・・
では!
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