Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

ロルパ取材記

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 今日はルクム郡ルクムコット村について。今回の取材では、この村に2泊した。マオイストがロルパのババン村で「民主化人民デモキャンペーン」の最初の集会を開いた4日後の12月14日、同じようなプログラムが今度はルクムコットで開かれた。ビプラプ、プラバカール、スダルシャンの3人の中央委員メンバーが、この集会でも演説をした。ババン村での集会が峰にあるオープンなスペースで開かれたのとは対照的に、ルクムコットでは外から見えないように、くぼ地で開かれた。集まった人もババンと比べると、かなり少なかった。

 ルクムコットでの集会の翌日、“7人”はルクム郡の郡庁所在地カランガへ向けて出発したが、私はもう1日、この村にとどまることにした。ルクムコットには、実は2003年3月にも来たことがある。前回は村の中心部にあるタクリ・カーストの家族の宿に泊まった。母親を小さいときに亡くした18歳の娘が食事を作ってくれた。彼女にまた会えると期待していたのだが、昨年、フムラ郡に嫁いだという。前回会ったとき、娘は教師になる夢を実現するために、10プラス2の学校に通っていた。その夢は実現したのだろうか。それにしても、なぜ、歩いて1週間以上もかかるフムラなどという遠地に嫁がされたのだろう。彼女の兄は王室ネパール軍の兵士だった。貴族カーストのタクリが大勢住むルクムコットには、昔から王室ネパール軍の士官や兵士になる若者が大勢いる。しかし、マオイストがルクムコットにある警察詰め所を襲撃し、警官30人以上を殺害してから、王室ネパール軍や警察に勤める村人は村に戻ることができなくなった。彼女も、兄とは何年も会っていないと話していた。勤務先のピュータンまで、父がたまに会いに行くものの、ダサイン祭にもティハール祭にも家に帰ることができずにいると話していた。マオイストは軍や警察で家族が働いている人たちに、彼らに仕事を辞めて村に戻るよう説得するよう強制している。しかし、ほとんどの人は貴重な現金収入源である仕事を辞めず、村に戻ることができずにいる。彼女は結婚する前に、このお兄さんと会うことができたのだろうか。

 今回、泊めてもらった家の所有者も、彼女の家族と同様、マオイストの人民戦争による被害者だった。この家族は大きな土地に3軒の家を所有し、マオイストの“敵”である地主階級に属することが明らかだった。この家に2泊させてもらうあいだに、私は家の所有者である50代後半の夫婦といろいろな話をする機会があった。彼らには5人の息子がいるが、このうち3人が王室ネパール軍で働いている。「4年以上、息子の顔を見ていない」と母親はあきらめたように話した。マオイストはこの家族の所有物、つまり畑を含む土地、家、そして、畑で獲れる作物すべてを占拠した。夫婦と末娘が今も住んでいるが、毎日、マオイストが大勢やってきては食事をしたり、泊まったりしていく。人のよさそうな父親や明るい末娘の様子を見ていると、彼らの苦労のほどはなかなか見えてこないが、これは、一種の精神的拷問と言っていい。母親は、「どこに行くあてがあるわけでもない。毎日、心では泣いているが、もう涙も出てこない」と言う。

 こうした人たちがネパールに一体、どれだけいることか。村に住めずに、インドや平野部の町に住まざるを得ない人たちの苦労も大変だが、村を出ることができずに、毎日マオイストに強制的に協力させられている彼らのような村人の心の痛みも計り知れないほど深いはずだ。

 さて、突然ですが、明日8日から1週間ほど、再びカトマンズ盆地の外に行くこととなりました。マオイストが停戦を破棄したあとの様子を見てきます。

写真上は、ルクムコットで開かれた集会。
写真下は、この集会で、子供を抱く中央委員“プラバカール”と“ビプラプ”

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ロルパ・ルクム取材記の続きも楽しみにしておりましたが、お気をつけていってらしてください。 このような地方の情報発信にとても期待をしております。

2006/1/8(日) 午前 11:20 [ 在住者 ]

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最新情勢を期待しています。 今後、選挙は実施できるのか?ネパールの行く末が気になります。

2006/1/14(土) 午後 11:18 [ rjc*g2*1 ]


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