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昨日のデモはとにかくすごかった。私は午前11時にゴンガブからスタートしたデモと一緒にいたのだが、リングロードを進むほどに膨れ上がった。後ろを振り返ると、最後がどこかわからないほど、道路は人で埋め尽くされていた。スローガンはほとんどが共和制を求めるもの。警官隊も軍も手出しをすることなく、リングロードを進んだ。カランキでデモをはずれて、しばらく様子を見ていると、デモ隊は交番を壊しだした。警察のものなのか、自転車やバイクも持ってきて火のなかに入れていた。このあと、コテスワルに行って、デモがどれくらい長いのか見届けようとしたが、1時間たっても途切れないために、あきらめて戻ってきた。デモの長さは少なくとも10キロはあったはずだ。これはもう、「勝利デモ」という雰囲気だった。
午後7時に国王がネパールテレビを通じて「行政権を国民に戻す」という宣言をした。昨年2月1日のクーデターが失敗に終わったことを間接的に認めてはいるが、長い前置きは「謝罪」というよりは、「言い訳」のようなもの。「憲法の道をはずれたもの」つまり、マオイストに対して、初めて主流に戻るよう呼びかけ、そして、7政党に対して「首相を任命して、その名前を(国王に)提出するよう」求めた。これでは、昨年2月1日以前に戻ったことになるが、2002年10月4日以前に戻ったことにはならない。7政党はもちろん、これを受け入れないだろうし、すでに国民の要求はこれよりもずっと先に進んでしまっている。宣言が放送されてすぐ、まだリングロードにいたデモ隊は、宣言に反対するスローガンを叫び始めている。今朝も、宣言を受け入れないスローガンを叫んで、すでにデモがあちこちで出始めたと聞く。
昨夜の段階で、すでに7政党はゼネストとデモを継続することを明らかにしているが、今朝、各党会議が開かれ、今日日中に開かれる7党合同会議で、これにどう対処するかが決められる。インドとアメリカ政府は国王の宣言を歓迎する声明を出しているが、ネパール国民がこれを受け入れないことは明らかだ。すでに、さまざまな市民グループや職業人のグループが、「制憲議会選挙を実現するまで運動を止めないよう」政党に求める声明を出している。
写真上:リングロードを埋めるデモ
写真中:昨日朝、ゴンガブのリングロードでタイヤを燃やす
写真下:デモ隊が、カランキでリングロード上に「ロクタントラ・チョーク」と書いた
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家族がネパールにいるので気になっていました。この国がどのような歴史を刻んでいくのか見ていきたいと思います。ありがたいブログです。がんばってください。
2006/4/23(日) 午後 9:27 [ wagtail ]
ブログを見ていただき、ありがとうございます。大変申し訳ありませんが、写真と記事の転載に関しましては、お断りする方針です。ご了承くださいませ。
2006/4/24(月) 午前 10:51 [ nep*l*jo*rnal ]
ネパール在留邦人です。デモ=国民の声 と理解していいのでしょうか。デモを冷ややかに見つめている人々。お祭り気分でデモに参加する人。デモを見ているとネパール国民全員が怒っているようにも思えますが、実際のところ、私の周りのネパール人は、第三者的に見ている人が多い気がします。
2006/4/24(月) 午後 6:58 [ Mipy ]
「記事の転載」というのは状況判断からどうやら私のすでに削除したこの日のコメントのようですね。ご迷惑をおかけして相済みません。マスコミ報道の引用も含めて、という意かと思い削除したのですが。自分で書いたものですが、削除後で記憶があいまいです。以後、気をつけます。
2006/4/28(金) 午前 0:32 [ F.K. ]
ネパールの動きが良くわかり、本当にありがたいです。がんばってください。楽しみにしています。
2006/5/3(水) 午前 6:58 [ るど ]