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今日、カトマンズのシティ・ホールでマオイストの民族系組織、キラート・ラストリヤ・ムクティ・モルチャ(キラート国民自由戦線)のプログラムがあった。以前から会いたいと思っていた同戦線の会長で、マオイストの政治局メンバーのゴパル・キラーティこと、ゴパル・カムブーに会うことができた。キラーティはカトマンズで初めて公の前で演説をした。キラーティはおそらく、マオイストの中で最も過激なリーダーの一人だ。東ネパールで自身が率いる一派を率いて、比較的最近(数年前)マオイストに入党したのだが、マオイストにとっては一種の“爆弾”のようなリーダーである。キラーティは、今日のプログラムでは2時間を越える演説をした。口調は落ち着いているのだが、話すことが実に過激である。まず、開口一番「ロクタントリック・ガナタントラ(民主的共和制)はわれわれの妥協にすぎない。われわれが求めるのは人民共和制である」と言って、すでに複数政党制を受け入れる党決定をはずれた発言をした。アメリカ大使が聞いたら、顔をしかめそうな発言である。そして、昨日プラチャンダ党首がネパールテレビのインタビューで、「ドラムバ事件のようなことが2,3度起こっても対話の席を立つことはない」と発言しことを意識したのか、キラーティは「ドラムバのようなことが再び起こったら、われわれは再び武器を持つ」とはっきり言った。ドラムバ事件は2003年8月に和平交渉が開かれているのと同じ日に、ラムチャップ郡ドラムバ村で一般人と非武装マオイスト10人以上が治安部隊に殺害された事件である。プラチャンダの発言も「そこまで妥協するのか」と少々情けない気がするが、キラーティの発言はマオイスト党内の過激分子の心情を表していて興味深い。先日も書いたが、マオイスト党内から反乱を起こすグループが出るとしたら、私はこのゴパル・キラーティか、マデシのリーダーであるマトリカ・ヤダフだと思っている。 |
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マオイストの求めるところはプロレタリア独裁です。プラチャンダは政党との妥協を図ろうとしていますが、原理主義者からみればただの裏切り者にすぎません。マオイストは彼を切り捨てて武装闘争を続けることになると思います。
2006/7/3(月) 午前 10:21 [ kxw*h9*2 ]