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今回のマデシ暴動は、マオイストが主張しているように「国王派が制憲議会選挙を遅らせる目的で、暴動をあおっている」という単純なものではない。昨日、ジャナクプルを訪れた市民リーダーのDr.ディベンドラ・ラジ・パンデがラジオのインタビューで話していたが、主要政党のマデシ・リーダーたちもカトマンズの中央政治に不満を持っており、マデシ・コミュニティー全体の怒りが表面化した現象だった可能性が高い。興味深いのは、これに便乗して、いくつかのジャナジャティ・グループが、マデシのコミュニティーに団結を示したことだ。土曜日にはラシュトリヤ・ジャナ・ムクティ党がパタンをデモしているのを見た。デモ隊が掲げるプラカードを見ると、「8政党の独裁に反対する!」とか、「連邦制」を求めるスローガンが書いてあった。元コミュニストでありながら、その後国王派に寝返ったマガルの政治家、ゴレ・バハドゥル・カパンギらが結成したこの政党は、国王がクーデーターをしたときには、国王を支持する姿勢を打ち出したが、昨年の政変後には、今度は打って変わって「連邦共和制」に方針転換している。「日和見的な政党」と言えばおしまいだが、ジャナジャティの悲しい性とも見ることもできる。マオイストの党内では、マデシの次に「熱いグループ」であるライ・リンブーの「キラーティ」のなかで、不満がたまってきているとも聞いた。実は党内に最も熱い爆弾を抱えているのはマオイストだと言える。 |
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