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ネパールが連邦制になることになった。今朝までの8政党の会合の結果、コイララ首相が今日午後3時から国民へのメッセージとして伝えたものだ。連邦制度の導入は政治・経済のカトマンズ盆地中央集権に歯止めをかける唯一の策として、マオイストやジャナジャティ(少数民族)が以前から導入を主張してきたものだ。昨年の政変後、統一共産党を含めた多くの政党が連邦制度を方針として打ち出していたが、ネパール会議派、つまりコイララ首相はそれほど積極的ではなかった。今回の暴動で、マデシ・コミュニティーもこれを要求事項に掲げていたのだが、これを受け入れる形で制憲議会選挙後、連邦制度を導入することを宣言したわけだ。マオイストとジャナジャティはかなり前から、これを主張してきたのだが、連邦制度の導入がこれほど簡単に決まるとは、正直言って驚いている。しかし、これは非常に大変なプロセスを伴うことになる。まず、何に基づいて連邦を区分けすることになるのか。昨年のヘリコプター事故で亡くなったハルカ・グルン博士も連邦制度を主張して、独自の区分け方について提案をしている。当然、各地のジャナジャティやマデシはかなりの自治権を求めてくるはずだが、将来樹立されることになる中央政府に、これをまとめる能力はあるのだろうか。今以上にさまざまな問題が生じることは間違いない。 |
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