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水曜日は最も“スキャンダル通”な週刊紙2紙(『ジャナアスタ』と『ガタナ・ラ・ビチャール』)が発売される日だ。私も毎週楽しみにこれを読んでいる。今日の『ガタナ・ラ・ビチャール』のトップ記事は「国王が国を脱出する準備!」というタイトルのもの。この記事によると、ギャネンドラ国王が最近、親族や近しい政治家などに、「王位を孫のリダヤンドラ(パラス皇太子の一人息子)に譲って、自分はしばらく外国に行こうと思っている」と話しているのだという。国王は、これが王制を存続させる唯一の方法だと信じているらしいとも記事にはある。さらに、この意向をコイララ首相や他の政党のリーダーに知らせようと、会見を申し入れたが、首相らはこれを拒絶したともある。記事の信憑性は不明だが、国王が孫に王位を譲ると言っているという噂は前からあった。
一方、『ジャナアスタ』は昨日の8政党の党首会議の内幕をあばく記事を一面に掲載している。マデシ問題解決のために、マオイストを含めた8政党は昨日から会合を開いてるが、今日現在に至るも結論が出ずにいる。『ジャナアスタ』によると、その主な原因の一つは、ネパール統一共産党(UML)が、制憲議会選挙の全議席を「比例代表制」にすべきだと主張してゆずらないことだという。UMLは現在進行中の中央委員会議で、マデシの運動を支持するという決定さえしている。FMラジオのニュースによると、ネパール・サドバワナ党(アナンダ・デビ)は、「マデシの人口は全人口の49%を占める。したがって、タライの議席も49%に増やすべき」と主張してゆずらないという。“マデシ運動”での死者数は今日もビラトナガルで2人が死亡し、合計29人になった。すでに、昨年の19日間の「四月革命」の犠牲者数を超えている。8政党の「優柔不断さ」を見ていると、もはや6月選挙はほとんど不可能になったと思えてくる。
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