Kathmandu Journal

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心を打つ本

 数日前から毎日、夜寝る前の半時間だけ読んでいる本がある。マオイストの学生組織の会長レクナス・ネウパネが書いた故“サミチャ”に対する追悼文のコレクションだ。サミチャはネウパネが2003年に党内結婚した妻だが、結婚して半年後の2004年、バーラ郡で治安部隊に捕まり、拷問を受けたあとに銃殺された。彼がいかにしてサミチャと出会い、結婚にいたったのか。そして、一緒に過ごした短い時間のなかで起こった出来事、サミチャの恵まれない家庭生活(彼女の妹も治安部隊に拘束後、行方不明となった)、彼女の死をラジオのニュースを通して知ったときの衝撃、その後、彼がいかに大きな衝撃を受けて悲嘆に暮れる日々を過ごしたかなどを、詳しい表現で書いている。共に過ごした時間が3か月と短かったにもかかわらず、ネウパネもサミチャも互いに対していかに深い愛情を抱いていたかが、当時のマオイストの生活とともに書かれており、非常に心が打たれる。2001年の最初の停戦中にビラトナガルの学生集会で初めて会って以来、私もネウパネとはあちこちで偶然会う機会があった。ロルパのタバン村で数日間一緒になったこともある。そのときには当時開校したばかりだったモデル学校で、マオイストの教育理念についての“レクチャー”を受けた。カブレ郡の集会でも会ったことがあった。先日、ネウパネ自身からこの本をもらったのだが、正直言って、彼がこれほどの文章を書ける人物であるとは思っていなかった。マオイストが書くものは、詩にしろ追悼文にしろ、ほとんどすべてが同じ表現を使った、政治的プロパガンダ色の強いものなのだが、ネウパネは自分の感情に実に正直に、政治的な誇張もない文章を書いている。読みながら、彼の感情がびんびんと心に響いてきて、涙を止めることができなくなる。マオイストの“犠牲教育”にもかかわず、近親者の死がいかに家族を傷つけるか。党教育も人の感情を抑えることはできないのだと、この本はわからせてくれる。

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良い本に出会って よかったね

私も本を読むことが大好き

2009/11/11(水) 午前 10:31 [ eicyann ]


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