|
竹の子、かぼちゃの葉っぱ、そして、焼きトウモロコシ。この季節に美味しい食べ物だが、どうも、カトマンズの路上で売っているトウモロコシは、甘みがほとんどなくて美味しくない。何度も書いたが、トウモロコシが一番美味しいのはロルパである。もっとも、私は東ネパールにはあまり行ったことがないので、もっと美味しい土地があるのかもしれない。ダン郡のハイウェー上にあるバルワンやラハンあたりで売っている焼きトウモロコシも美味しい。ロルパでは標高が高いタバンあたりに行けば、9月から10月の初めころまでトウモロコシが手に入る。標高2000メートルを超えるタバンでは、トウモロコシの苗を植えてから実が育つまで約10ヶ月かかる。ジャガイモもトウモロコシも気温が低いところで育ったものほど美味しいと地元の人が言うが、育つのにこれだけ時間がかかると、ありがたみも増すものだ。美味しい焼きトウモロコシの季節に間に合ううちに、早くロルパに行きたい。
地方に出かけると、その土地で美味しい食べ物や食堂を探すのが大好きだ。たとえば、ロルパの郡庁所在地リバンに行く途中、ピュータン郡のある小さなバザールにあるバフンが経営する食堂。2002年に、最初にリバンに行ったとき、ピュータンに住む友人と一緒に入ったときには、こんな所にこんな美味しいダルバートを出す食堂があるのかと驚いた。以来、車でリバンに行くときには、必ずここに寄る。ロルパに行くときには必ず、立ち寄るゴラヒのバザールにあるミタイ・パサルのインド菓子。ゴラヒにいるときには、地元の記者たちと、毎日ここでお茶を飲みながら情報収集のためのおしゃべりをし、ゴラヒに住む友人宅に呼ばれたときには、この店のインド菓子をお土産にする。そして、タバン村の協同組合の店で作っているサモサ。カトマンズではサモサを食べたいと思うことはほとんどないのだが、タバン村で作りたてのサモサを甘い紅茶と食べると、世の中にこれほど美味しいものがあるのかと感動する。しばらく取材に行かないと、こうした店と食べ物が頭に浮かんで無償に食べたくなる。
写真は、タバン村の知人の家で食べた茹でトウモロコシ
|
普段の緊迫した政情などに関するレポートの中に、ときどきふっと思い出したようにでてくる食べ物や動物の話題が、小倉さんのバランスの取れた人柄やあたたかな視点を想像させてくれます。
2007/7/25(水) 午後 11:41 [ ダイリ ]
ありがとうございます。本当は、こうした普段の生活の話をもっと書きたいのですが、政治を書くのが使命と考え、なるべくニュースを書くようにしています。落ち着いて、もっと別の話しが書ける日が早く来ると良いのですが・・・。
2007/7/26(木) 午前 0:22 [ nep*l*jo*rnal ]
そういう小倉さんの生真面目なところに共感もし、魅力を感じるものの一人です。
が、政治の背景には、いつも庶民の暮らしがあって、そういう生活実感みたいなものの描写が、政治や社会の背景を理解するうえで必要ということもあります。
公平、公正という意味では、かえって切り口が難しいですが、身近なところから、どんどん伝えてもらえればと思います。
2007/7/26(木) 午前 8:43 [ ぱっぱらオヤジ ]