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どうやら、制憲議会選挙が延期される可能性が高くなってきた。7党は今日、首相官邸に集まって非公式の話し合いを続けたが、結論が出なかった。会議は明日朝、再開されることになっているが、夕方のFMラジオのニュースによると、7党間では「選挙を延期しよう」という“雰囲気”が強くなってきたそうである。確かに、ほとんど毎日、ゼネストやチャッカジャンがあるタライの様子を考えると、50日間で適当な治安のアレンジができるとも思えない。昨日、インド、アメリカ、中国の“3大国”の駐在大使がコイララ首相に会って、「何が何でも11月に選挙をしろ」と意見したそうである。しかし、ネパール会議派とマオイストの本心は、選挙の延期にある。この2政党がその気にならないかぎり、選挙は実現しないのだ。
このところ、コイララ首相とマオイスト、統一共産党のあいだで、何とか仲介を試みていたネパール共産党エカタケンドラ・マサルの“プラカシュ”が今朝、「このまま話がまとまらないと、大変な危機に陥る」と強い懸念を示す声明を出した。今日の話し合いでは、マオイスト側が「ネパール会議派が暫定立法府で共和制を宣言することに合意すれば、全議席比例代表制の要求については再考してもよい」と譲歩の姿勢を示したと言われている。しかし、先日のNCの党総会では、暫定立法府での共和制宣言に対する強い反発の声が上げられたと報じられた。これを振り切って、コイララ首相は決断できるのだろうか。
不確かな“噂”の話はあまり書きたくないのだが、国王とネパール軍の動きに関するさまざまな“噂”が耳に入ってくる。「動くとしたら、ダサイン祭の前」、「ナラヤンヒティ王宮の部隊が反乱を起す準備をしている」等等。先日のインドラ・ジャットラの最終日の国王の行動は、彼にまだ何かをする「政治的意図」があることを示唆している。コイララ首相は王宮内の部隊の規模を半分に削減するようカトゥワル参謀長に指示したが、王宮に駐屯する部隊の指令系統は独特のものだ。国防大臣を兼任する首相の指示に従わない可能性もあると聞く。“噂”がどれだけ真実なのか、ダサイン前には明らかになるだろう。
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