Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

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 マオイストの呼びかけで、今日、制憲議会に議席をおく25党の会合が開かれた。会合の席で、マオイスト以外の全政党が「最大政党であるマオイストが新政府を率いるべき」と主張したという。しかし、プラチャンダ党首は、マオイスト主導の政権を作るための3つの条件をだした。まず、NC−UML−フォーラムの3党連合を解体すること。憲法が制定されるまでの2年間、マオイストの政府を倒すような動きをしないこと。そして、マオイストが選挙綱領のなかで明らかにした政策に従うことである。

 NCやUML,フォーラムは「合意に基づく“national government”を作るべき」と言っているが、この背後には、主要ポートフォリオをマオイストだけで独占せず、他政党にも与えろという意図がある。今後、マオイストがどうでるか、まだ不明だが、実は、大統領選挙の直前、マオイストはUMLを切って、単独政権を作ることを、ほぼ決めていたと聞いた。プラチャンダが何度か話したように、UMLが内務大臣の席を求めたことがその理由のようだ。つまり、マオイストは他政党との連立政府になっても、これまでネパール会議派が独占してきたように、国防・内務・財務の3つのポートフォリオは自党で独占するつもりでいた。UMLがこれを受け入れなかった場合、単独政府を作る覚悟でいたようだ。しかし、大統領選でマイノリティになったあとは、これを押し通すことは困難になった。最大3政党すべてが連立政権に入ることになった場合、NCもUMLも、この3つのポートフォリオのうちのひとつを求めてくるだろう。おそらく、NCは財務を、UMLは内務か国防を求める可能性が高い。そうなったとき、マオイストが譲歩するかどうか。

 一方、UMLのカナル総書記は「合意の政府」が作れなかったら、入閣しないと言っている。つまり、マオイストが野党にとどまることになった場合、UMLも野党になるということだ。しかし、UMLのもう一人の有力者K.P.オリは今日、「UMLが政府を率いるべき」などと言い出した。どの政党にも愚かなリーダーはいるものだが、オリはUMLのなかのその筆頭。オリが話したことが党の考えを代表しているとも思えないが、少なくともカナル総書記やそのほかの幹部は、マオイスト抜きの3党連合の政府がいかに危険であるかを知っていると信じたい。非マオイストの政府となった場合、NC内のもう一人の愚かなリーダー、デウバ元首相が返り咲くという噂もあるが、その可能性は確かに否定はできない。

 一方、フォーラムのウペンドラ・ヤダヴは「マオイストが辞退したら、フォーラムに政府を率いる権利がある」と言っている。いずれにしても、新政府の組閣は、さまざまな政党の思惑が重なって、簡単にはいかないだろう。政府発足に関しては、「合意で政府を」「さもなければ過半数をもつ者が政府を」と暫定憲法に記されているが、憲法上、いろいろと問題もあるようだ。

 さて、いつも、大事なときに申し訳ありませんが、明日からまた少しの間、ブログの更新ができなくなります。ご了承くださいませ。

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