Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

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 先ほどアップしたブログで、党内事情について書こうと思っていたのだが、突然、来客があり、途中で区切らせていただいた。私が留守をしていた半月のあいだに、中央政界でもいろいろなことがあった。マオイストに関連した主な出来事では、ネパール共産党エカタケンドラ・マサルとその“表の政党”である人民戦線ネパールがマオイストと党合併をして、統一ネパール共産党毛派となったこと。これにより、マオイストは中央委員のメンバーが170人を超え、45人からなる政治局が新たに発足した。これまで11人だったセントラル・セクレタリアートには、統合した2政党からの4人に、党スポークスマンのディナナス・シャルマが加わって、16人となった。

 人民戦線ネパールは、制憲議会に議席をおく共産系政党のなかで、マオイスト、統一共産党に次ぐ3番目に大きな政党。この党合併が、今後、どんな結果を招くかについて結論を出すのはまだ早急だが、とりあえず、予測できることがいくつかある。一つは、一見、党組織が拡大したように見えるが、今後、党を離れる不満分子が増え、党分裂が起こる可能性が高いこと。その兆候はすでに見えている。マデシで最古参のリーダーであるマトリカ・ヤダヴが、この統合に不満を示し、離党をして新党を結成することを宣言したのだ。もし、ヤダヴが本当に新党を結成した場合、大半のマデシ党員がヤダヴに同調する可能性が高く、これまでの新グループ結成とは異なり、マデシで基盤が弱いマオイストには大きな打撃となるだろう。

 もう一つ明らかなことは、マサルの党首で、プラチャンダに近いプラカシュがマオイストのHQ(本部)に加わったことで、反プラチャンダ派(強硬)のキラン派が、今後、弱体化する可能性が高いことである。マサル・人民戦線ネパールから加わったリーダーは、全員が反強硬派とみていい。プラチャンダが提案したものの、今のところ党内で承認されていないHQ内の構成案によると、HQには、プラチャンダのほかに、キラン、プラカシュ、バブラム、バーダルの順位で5人のリーダーが席をおくことになる。キラン以外の4人全員が“主流派”である。そのため、キラン派はCPガジュレルもHQに入れるべきと主張している。HQは必要なしという意見もあると聞く。

 いずれにしても、プラチャンダの党内の舵取りは、今後、ますます困難となるだろう。すでに、巨大な党組織となり、コントロールが困難なために、毎日多くの事件が起こっているが(特に労働組合、YCLに関連した出来事)、プラチャンダが古い党員・リーダーの扱いに失敗した場合、すでに「失敗」の結果が見えている政府の舵取りだけでなく、党の舵取りにも失敗をすることになるだろう、

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