Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

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 辞任でポイントを稼いだプラチャンダにとって、とんでもないマイナスとなるビデオ・テープが今日、Imageテレビを通じて公開された。このテープのために、軍統合の問題がマオイストにとって壊滅的に不利となる可能性もある。辞任の直後にこのテープが公開された背後には、明らかにある勢力の意図がある。もちろん、プラチャンダだけでなく、マオイスト全体にダメージを与えるためのものといっていい。結果的には、UNMINの存在意義を一気に“無”にする可能性さえあるものだ。

 このテープは昨年1月に、マオイスト軍のメンバーらの前でプラチャンダが演説をしている姿を撮影したものだ。このなかで、プラチャンダはマオイスト軍の実際の規模が「7,000人から8,000人である」と明言しているのである。駐屯地に入ったときにUNMINに登録されたマオイスト軍の数は、約35,000人。その後のUNMINによる資格検査に合格した人が約20,000人である。UNMINによる資格検査に不満をもっているマオイストをなだめようという意図なのだろうか、プラチャンダは冗談を言うように、資格検査によりマオイスト軍の数は「減ったのではなく、増えたのだ」と話している。

 これは明らかに、国民をだます行為であるが、そんな感覚などまったくないかのように、プラチャンダは軽い感覚でこの“数のゲーム”に自分たちは勝ったのだと話している。それだけでなく、「ネパール軍のなかにマオイスト軍が1,000人も統合されれば、ネパール軍全体を変えることができる」と、問題発言をしている。

 マオイスト軍の国軍への統合に反対をしている人にとって、このテープは「それ見たことか」と言わしめる格好の材料となるだろう。このテープのために、軍統合が「ナシ」になる可能性さえある。このテープの影響は大変大きなものとなるだろう。

 さて、辞任の「その後」だが、新政府は簡単にできそうにない。ヤダヴ大統領は、土曜日中に議会政党のあいだで「政治的合意」のうえに首相を選んで内閣を発足させるよう指示をだした。しかし、「政治的合意」が不可能であることは明白。憲法に示されている次の「オプション」である「議会で過半数で首相を選出」も、マオイスト議員が「大統領の参謀長留任指示が撤回されないかぎり、議会進行を阻止する」といっている以上、可能性がない。今のところ、「辞任」は新たな混乱を生み出したにすぎない。

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