Kathmandu Journal

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 現在進行中の組閣に関連して、各政党内部で起こっていることは、特筆すべき“ダーティーな”ゲームである。ネパール会議派のスジャータ・コイララ外務大臣と、マデシ・ジャナアディカール・フォーラムのビジャヤ・ガッチャダール副首相・建設大臣がいかに入閣を果たしたかを知ると、ネパール首相か単なる飾り物にすぎず、G.P.コイララがこの政権の影の首相であることが明白だ。

 ネパール会議派の“犯罪者”で“汚職政治家”の筆頭に立つ元内務大臣クム・バハドゥル・カドカが昨日、ガッチャダールを連れてコイララ党首に会ったあと、コイララはネパール首相に「ガッチャダールを副首相にするよう」“指示”をだした。この指示に背くほどの強い意志がないネパール首相は、コイララの指示に素直にしたがってガッチャダールを副首相にしたわけである。この結果、フォーラムのウペンドラ・ヤダヴ党首は、現政府への支持を撤回して、ガッチャダールを党処分することを明らかにしている。つまり、フォーラムの党分裂はほぼ確実になったことになる。

 一方、党内からの非常に強い反対・反発にもかかわらず、スジャータを外務大臣として入閣させたコイララ党首は、今回、シェル・バハドゥル・デウバ元首相を丸め込んだと伝えられている。デウバはスジャータの件に関して、“暗黙の支持”をしていたが、その交換条件として、コイララ党首がデウバの妻であるアルジュを党中央委員会のメンバーにすることを約したようだ。

 クム・バハドゥル・カドカはネパール会議派のなかでも、最も問題の多い政治家である。汚職や犯罪に関わったケースは、それこそ、数え切れないほどあり、昨年の制憲議会選挙のときに、自身が立候補したダン郡の選挙区で、武装警察隊に自身が指示をだしてマオイストのYCLのメンバー7人を殺害させた。この事件で、カドカの政治生命は終わったと言っていいのだが、ネパール会議派内部では、まだ暗躍を続けていることが今回の出来事のなかで明らかになった。

 スジャータにしろ、ガッチャダールにしろ、党内でも国民にも非常にイメージが悪い政治家を取り込まざるをえなかったネパール首相は、今後も彼らから“ドゥッカ(苦労)”をかけられることになるだろう。正直いって、ネパール首相には、彼らをコントロールできる能力はない。

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