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今日は、朝からカトマンズ盆地を雨雲が覆っている。涼しかったせいだろうか、今朝はいつもより1時間半遅く目が覚めた。ネパールだけではなく、インドやバングラデシュでも、高温とモンスーンの遅れのために、被害が出ている。今朝の新聞によると、インドでは熱波のために200人の死者がでているそうである。バグマティ川の水位もなかなか上がらない。地下水の水位もずいぶん下がっており、10メートル掘れば水が出るところで、50メートル掘らないと水が出ないと先日のニュースにあった。16年間継続してネパールに住んでいるが、明らかに気候が変化している。7,8年前、バグマティ川の水位が急激に上がり、水があふれ出る可能性があると聞いて、見に行ったことがあった。同じ年、カトマンズ市内で洪水による死者が出たと記憶にある。当時は、それほどの大雨が降っていた。その頃に比べると、ここ何年かは確かに雨量が少なくなったと感じる。
3年前の夏(8月末)、ロルパ郡ジェルバン村にいった。車道はなく、人が1人しか通れない狭い農道や山道を6,7時間歩かねばならないのだが、ちょうど、雨が連日降り続けており、あちこちで道が崩れて、膝のあたりまで泥に埋まりながら歩いたことを思い出す。ほとんどの行程は泥道か水があふれた道で、履いていた布靴はすっかり水浸しとなってしまった。それはまあ、慣れれば我慢できないことはないのだが、ヒルの多さにはとにかくまいった。いちいち取り除いていたら、とても間に合わないので、とにかく休まずに早足で歩いた。目的地に着いてから靴を脱いでみたところ、それぞれの足にたくさんのヒルがついていた。思い出したくない、いくつかの思い出の一つである。
さて、マオイスト内部と統一共産党内部の対立に関してさまざまな噂が飛び交っている。統一共産党の一部リーダーが離党をして、マオイストに入党するという噂がその一つ。K.P.オリとネパール首相の方針は、党全体を反映しているわけではない。彼らのやり方に強い不満を持っている党員がかなりいるようだ。マオイスト党内も、現在進行中の政治局会議でプラチャンダが提出した方針案に、強い不満をもつメンバーがいるという。今の状況でプラチャンダが提唱する「マオイストが率いる国民政府」を樹立するには、NC,UMLといくつもの譲歩をする必要がある。キラン派は他党との譲歩を「修正主義者の行動」と理解する。党内の強い批判を抑えても、自身の主張を通すほどの力がプラチャンダにあるだろうか。
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はじめまして。実はずい分前からあなたのことは、注目していました。ぼくもネパールへ行きはじめてから20年余りがたちますが、せいぜい年に1〜2回しか行けません。日本にいるときには、小倉さんの記事を何時も見させていただいています。ご自愛のうえ、取材を続けてください。ネパールでお会いしたいですね。ナマステ!
2009/6/28(日) 午後 0:52 [ kxg*g27* ]
あちがとうございます。いつ発売になるのか知りませんが、岩波書店の『世界』次号にネパールの最新政治状況に関する記事を書きました。ご覧くださいませ。
2009/6/29(月) 午後 3:15 [ nep*l*jo*rnal ]