Kathmandu Journal

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“紛争”へ?

 ネパール首相のインド訪問時のインド側の反応、そして、マオイストの側の活動を見ていると、この国は確実に“紛争”に戻る方向に向かっていることがわかる。ネパール首相は帰国直後の記者会見で、インド側と武器の輸入に関して話し合ったことを明らかにした。「警察のための武器購入は和平協定に反しない」という首相発言は、明らかにマオイストの心情を逆なでするもので、今後、この問題に関して、マオイスト側から強い反発と抗議の反応が出ることは間違いない。今日のマオイスト日刊紙がすでに、トップ記事でこの問題を取り上げている。

 今日のKantipur紙1面には、首相のインド訪問に同行した編集長の記事が掲載されている。この記事によると、インド側の思惑は、現政権にマオイストを入閣させることが最優先。それがだめなら、二つのオプションを考慮に入れているという。一つは、マオイスト側から強い抗議運動が起こった場合、制憲議会を解散して、軍に支えられた大統領を抱える政権を発足させる。二つ目は、政党間の合意のもとに、マオイスト主導の政権を発足させる。今のところ、マオイストが現政権に入る可能性も、マオイスト主導の政権が発足する可能性も見えていない。

 一方、マオイストのトップ・リーダーは、全国を回って、党員に街頭運動に関する政治訓練を授けている。さまざなまニュースから、プラチャンダらに対する強い批判が党員のあいだから出ていることが伝えられているが、一方で、「カティク月(10月半ば)から運動を開始する心積もりで」という指示をプラチャンダが党員に出しているとも伝えられている。バブラム・バッタライが率いるモルチャ(戦線)の結成。各地から伝わる内戦時の活動の復活(人民裁判など)のニュース。彼らが来た道を戻りつつあることが明らかである。

 わずかな“期待”の一つであるハイレベル・メカニズムも、コイララ党首の意図が自己の勢力温存の手段にしかすぎないのかという疑いもあり、どれだけ機能するか大いに疑問が残る。

 こういう時期ですが、これからしばらく、なかなかブログを更新する時間がとれない状況になります。ご了承くださいませ。

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