Kathmandu Journal

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 プラチャンダとコイララ党首のあいだに“極秘合意”などというものはなかった。プラチャンダがシンガポールに行った目的は、実は別にあったという、とても興味深い記事が今日発売の週刊誌Nepalに掲載されている。コイララ党首がシンガポールに治療に行ったのも、プラチャンダがその後を追って当地に行ったのも、すべて計画的なものであったとこの記事は暴露している。プラチャンダがシンガポールに行った真の目的は“やっかいな外国のマリク(主人)”に会うためであったことを、当人が帰国直後に開かれた政治局会議で明らかにしたのだという。
 
 とても“やっかいな外国の主人”とは誰なのか、プラチャンダは明らかにしていない。しかし、記事の筆者はインドと中国、アメリカの“代表”に会いに行ったのだと書いている。とくにインドの“代表”については、カトマンズ駐在のインド諜報機関の幹部であることを示唆し、この会見をアレンジしたのは、コイララ党首とシンガポールに同行したシェカール・コイララだったと記事にはある。同じコイララ・ファミリーのメンバーでありながら、仲が悪いことで知られたスジャータ・コイララ副首相とシェカール・コイララが今回一緒にシンガポールに行ったのもこの事実があったからなのだという。

 コイララ党首との会見では、トップ・リーダーからなるメカニズムを早急に発足させることで合意したが、新政権発足に関しては話題にならなかったというスジャータの発言は真実ということになる。つまり、プラチャンダの帰国直後の「まもなく政権交代がある」という発言の背後にあったのは、コイララ党首との会見ではなく、“外国の主人”とくにインドの“代表”の会見に基づいたことになる。これらの“事実”に関してはすでに首相官邸に情報が伝わっているようだ、この発言の直後にK.P.オリが突然インドに発ち、今日帰国した。プラチャンダと“外国の主人”のあいだの話し合いに関して、何かを確かめにいった可能性もある。

 マオイストは昨日、予算案を認可するために、明日から3日間だけ議会妨害をしないことを決めた。これで、彼らの抗議運動の効果も半減することになる。しかし、コイララ党首との合意に基づいて、“ハイレベル・メカニズム”が発足し、すぐにも問題解決の話し合いを始めることになれば、和平プロセスに対する希望が少しは出てくることになる。



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