Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

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信じるべきか・・・?

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 ヒマラヤの山々が一番きれいに見える季節である。先週末、女性ジャーナリストの仲間たちとナガルコットに1泊してきた。幸いなことに、雲一つない青空に、完璧な日の出を見ることができた。今日は某所から戻る途中、三角形の影のようなエベレストを見ることができた。山頂にあまり雪がないように見えたのは気候変動のせいだろうか。それとも、いつもこうなのだろうか。ナガルコットでは、火を囲んで深夜まで女たちだけでおしゃべりを楽しんだ。こうした瞬間が一番楽しいと思う。

 一昨日の日刊紙Nagarikが、気になる事をトップ記事で掲載していた。政府が、国家人権委員会の調査に基づいて、紛争中に起こった違法殺害や人権侵害に関係した軍関係者や警察、そしてマオイストの合計100人以上を告訴することを決定したと言うニュースである。他紙にはこの記事はなかったし、その後の追加記事もないことから、同紙のスクープか、あるいは何らかの意図をもってリークされた情報に基づいて書かれた記事なのだろう。
 
 告訴される人のリストには、現在、ネパール軍のナンバー2の地位にあるトラン・ジャン・バハドゥル・シンや、警察高官のクベル・ラナらも含まれる。シンはバンダリ国防大臣が以前から昇進させる許可をネパール首相に要請してきた将軍である。しかし、バイラブナス大隊で40人以上が集団で行方不明者になったケースに関わっているとして、外交サークルや国連の人権高等弁務官事務所が昇進をしないよう政府に圧力をかけてきた。他に、無実の10代の少女マイナ・スンワルさんの殺害や、カリコット郡の飛行場建設現場で、30人を超える建設労働者が治安部隊に集団で殺害されたケース、そして、チタワンでマオイストが仕掛けた地雷にかかってバスに乗っていた40人以上の一般人が死亡したケースに関わった人たちが起訴されると記事にはある。

 告訴されれば、シン少将の昇進はなくなるどころか、停職処分を受けることになる。決定された閣僚会議には国防大臣は欠席していたと記事にはあるが、他紙にこれに関する報道がまったくないことが気になる。ネパールのメディアでは、意図的に誤った情報や極秘情報が流されることが頻繁にある。今年4月のKantipurに掲載されたネパール軍の“ソフト・クーデター”の記事が好例である。真実であれば、画期的なことであるが、すべてを信じることは、まだできない。

 写真は、ナガルコットのホテルから見えたヒマラヤの山々と、私の好きなマリーゴールドの花。



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