Kathmandu Journal

東日本大震災の被災者の方たちの復興を祈って

全体表示

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全299ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]

「今年こそは」と期待

 気がついたら、7ヶ月以上ブログを更新していなかった。この間も、このブログを訪れてくれた方々には、本当に申し訳ありませんでした。そして、ありがとうございます。
 
 この間、ネパールの政治から離れていたわけではないのだが、日常生活から「ブログを書く」という部分がぽんと抜けてしまっていた。多忙が理由ではなく、ブログに書くという行為に執着がなくなってしまったと言ったらいいだろうか。つくづく、ブログというのは習慣だったのだなと思う。実は、そうした状況は今も変わりないのだが、こうしてブログを公開している以上、近況報告をしておきたいと思う。
 
 ネパールの和平プロセスはバブラム・バッタライが首相に就任してから、ようやく前進を始めたが、最後に来て暗礁に乗り上げた。詳細は書かないが、ダハル議長派のマオイスト軍コマンダーからの動きが原因で、引退を希望しているcombatantの除隊作業が始まっていない。しかし、今日の閣僚会議で、政府は引退するcombatantに支給する(50万から80万ルピーが2度に分けて支給されることになっている)現金約20億ルピーを放出することを決めており、引退を希望するcombatantからも早期除隊を求める圧力がかけられていることから、まもなく動きだす気配がある。
 
 新憲法制定の作業は、昨年末から、マオイストのバイデャ派議員が憲法委員会小委員会での決定を覆す行為を続けたために、一時期、とどこおっていた。しかし、マオイストの中央委員会議で、主流派とバイデャ派がとりあえず和解をしたために、今日の憲法委員会では、バイデャ派は沈黙を保ち、作業が前進する兆候が見えている。
 
 マオイストが危うく党分裂を逃れたことで、和平プロセスも憲法制定の作業も、再び動きだす気配が見える。これは良い兆候といえる。制憲議会の任期が切れる5月末までに、何とか新憲法ができる可能性は十分残っている。「今年こそは」と思いたい。
 
 

開く コメント(3)

3ヶ月間の任期延長

 もうご存知だと思うが、制憲議会の任期は3ヶ月間延長された。28日は終日さまざまな政党間の会合が開かれたが結論が出ず、28日夜12時に任期が切れる45分前に、見切り発車で議会を開始した。この日は午前8時に議会が召集されていたので、議会は15時間遅れで始まったことになる。任期を延長するための暫定憲法改正動議を提出したあとに、いったん議会を休会とし、主要政党は交渉を継続。結局、29日の午前4時に、和平プロセスを3ヵ月以内に終了させること、最初の憲法案を3ヵ月以内に作成すること、カナル首相が辞任をすること、制憲議会の任期を3ヶ月間延長するなどの合意が成立した。その後、午前5時に議会で採決が行われ、圧倒的多数(カマル・タパの国民民主党ネパールが反対。マデシ政党は棄権)で動議は可決された。
 
 28日に何が起こったかに関するさまざまな新聞記事を読むと、今回は明らかに議会の解散を望む勢力がいて、合意成立を阻止しようと試みた。とくに、ネパール会議派のクリシュナ・シタウラ幹事長と、野党のマデシ5党からなるUnified Madhes Democratic Frontの動きが興味深い。Kantipurの記事によると、28日午後、インドの諜報機関であるRAWの長官がカトマンズに到着した直後に、マデシ政党は交渉に加わり、カナル首相の即時辞任を強く要求してきた。そのために、いったんは合意近くまでいった3党の交渉が暗礁に乗り上げた。NCのシタウラ幹事長は最後まで、議会を開かずに自動的に解散となるよう試みた節がある。Kantipurは、2人の背後にインドがいることを示唆している。
 
 議会解散というインドの思惑どおりにはいかなかったものの、インドのもう一つの目的だった「カナル首相の辞任」は実現しそうである。もっとも、昨年の5月28日の合意内容にも「ネパール首相の辞任」が含まれていたが、新首相が決まるのに半年以上かかった。今回も、カナル首相は「国民的合意」が成立してから辞任をすることを、すでに明らかにしているが、新政府のための合意成立が容易でないことは明らかである。
 
 今回は延長期間が3ヵ月しかない。この間に合意内容が実現すれば、さらに憲法制定の期間として、再度、3ヶ月間任期を延長することになる。次の任期延長のために、最も強い圧力がかかっているのはマオイストである。マオイストが軍の統合と武器の引渡しにどれだけ柔軟になれるか。すべてはそれで決まる。

開く コメント(0)

あと2日

 制憲議会の任期切れまで丸2日だけを残して、主要3党はまだ合意に達することができずにいる。ネパール会議派は、任期延長の条件として、5月28日までにマオイスト軍のcantonmentにあるすべての武器を政府に引き渡すこと、合意の政府樹立のためにカナル首相が辞任することなど10の要求を出しているが、ここにきて交渉の焦点はマオイストの武装解除に絞られてきた。ネパール会議派は「5月28日までにすべての武器を特別委員会を通じて政府に渡すこと」をボトムラインとしているのに対して、マオイストは「マオイスト軍の統合プロセスが始まる前に武器を渡すことは降伏を意味する」としてう、この要求を受け入れることを断固として拒絶している。
 
 今日、6時間にわたって3党の党首会議が開かれたが、マオイストは合意成立後1週間以内に特別委員会に武器を引き渡し、15日以内にcombatantを統合組とリハビリ組に分けるという提案をした。しかし、ネパール会議派は「5月28日まで」にこだわり結論が出なかった。
 
 武器の引渡しに関しては、ダハル議長とバブラム・バッタライは、現在、マオイスト軍のコマンダーが管理している武器庫の鍵を監視員に渡す用意があると聞く。しかし、モハン・バイデャ副議長とその一派は、それさえも反対しているという。これまでの和平交渉と同様に、ネパール会議派側が大幅譲歩をする可能性は低い。最終的に、マオイスト側がどこまで譲歩するかにかかってくる。
 
 昨年の5月28日のことを思い出す。あの日は、午後8時すぎの段階で合意が成立しておらず、制憲議会は解散する直前までいった。今年も同じような状況になりそうだ。

開く コメント(0)

残すところ18日

 今朝のカトマンズは曇り空、雷鳴がごろごろと聞こえている。今年のバイサーク月は例年よりも雨が多いようだ。この時期に雨が降ると、田植えの時期に雨が降らないという声を複数の人から聞いた。計画停電は1日14時間から、ここ1、2週間で1日10時間に減った。今年も「ブーミャ祭」が近づいているが、ロルパに行こうかどうか、まだ迷っている。
 
 さて、制憲議会の任期が切れる5月28日まで、残すところ18日。マオイストは軍統合の方法とスケジュールを打ち出して、憲法案を作成したうえで、制憲議会の任期を4ヵ月から6ヶ月間延長する提案をする意向だが、カナル首相が先週末から15日までトルコにでかけ、ネパール会議派は各地でマオイストに圧力をかける目的の政治キャンペーンを展開中のため、リーダーがカトマンズに不在で会合を開けずにいる。制憲議会の運命が決まるのは、去年と同様に、任期切れぎりぎりとなる可能性が高い。
 
 一方で、カナル首相は5月4日に4度目の内閣拡大を行ったが、マオイストに内務大臣の席を与えたために、統一共産党のKPオリ、MKネパールの一派から強い反発を受けている。オリ、ネパールはカナルが党決定に反して治安関係の大臣をマオイストに与えたとして、カナルに対する党処分の可能性も示唆。オリは現政権は完全に失敗したとして、合意政府樹立の道を開けるために、カナル首相に5月28日よりも前に辞任するよう求めている。統一共産党はカナル首相が帰国したあとに、この問題を話しあうために中央委員会を開くことになっているが、首相は厳しい立場に立たされることは間違いない。
 
 マオイスト党内では、閣僚人事をめぐって、ダハル議長とバイデャ副議長の対立が深刻化している。4日の内閣拡大で大臣や国務大臣に任命されたバイデャ派のリーダーは、さまざまな理由をあげて就任の宣誓式への出席を拒否した。女性子供社会福祉大臣に任命されたロルパ出身のジャヤプリ・ガルティ・マガールは、任命された女性大臣が1人(女性の国務大臣は1人)だけだったことに反発して、「全閣僚の33%を女性にしないかぎり、就任の宣誓はしない」ことを公にしている。
 
 マオイストは制憲議会の任期を延長するために、軍統合の問題を早期に解決する姿勢を見せている。与党2党の党内対立はかなり深刻化しているが、制憲議会の任期を延長する以外に道はないことは事実である。

開く コメント(0)

 4月30日にネパール在住の日本人の方たちの主催で、東日本大震災の被災者の方たちを支援するためのチャリティー・コンサートが開かれます。詳細は以下の通りです。
 
Love-Concert in Support of Japanese Earthquake Survisors
 
Date: 30th April, 2011, Saturday
Time: 2-4PM
Venue: Army Officers' Club Auditorium, Sundhara, Tripreswor
 
Performers: Professionals-Ani Choying Drolma, KUTUMBA, non-professionals-school children such as Korean cellist, Thai violinist, British school singers, Japanese school children, Akafuji Daiko, etc.
 
Ticket: Nrs.500 for adult, Nrs.300 for child under 12
 

開く コメント(0)

全299ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事