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大型飛行機を導入して、低価格でチケットを供給していたCosmic Airが18日から国内便の全フライトをキャンセルしているために、国内便の予約がなかなかとれずにいる。実は、ネパール統一共産党(UML)の‘党記者’に誘われて、UMLの幹部バムデブ・ガウタムの西ネパール・ツアーに私も同行しよと、18日からバイラワ行きの飛行機のチケットを手に入れようと試みたのだが、いつも使っているブッダ・エアーがこの影響でかなり先まで「全便満席」状態。ガウタムらは、昨日ブトワルで開かれたUMLの‘大集会’のあと、21日と22日にロルパ郡のリバンとピュータン郡のビジュワルで集会を開くことになっている。この駆け足・ロルパ・ツアーに同行して、ガウタムから先日の‘ロルパ合意’の詳細を聞こうと思っていたのだが、諦めた。
ネパール会議派(NC)のコイララ党首らは、ニューデリーでのマオイストのリーダーとの会見を否定しているが、今日発売された週刊誌「Nepal」は、11月17日朝、マオイストのプラチャンダ党首とバブラム・バッタライ、クリシュナ・バハドゥル・マハラが、NCのコイララ党首、クリシュナ・シタウラ(NCスポークスマン)、UMLのネパール総書記とK.P.オリ、人民戦線ネパールのアミク・シェルチャン党首とその地下政党であるネパール共産党(エクタケンドラ・マサル)のプラカシュとニューデリーのどこかで最初の合同対話を行ったと報道している。対話の結果、合意書に署名をするところまでは達しなかったが、両者の代表からなる委員会を結成するなど、いくつかの点で合意が成立したらしい。同誌によると、「共和制」を目的とするか、「セレモニアル王制」を目的とするかで、マオイストと政党のあいだで合意に達することができなかったという。同誌の記事では触れていないが、UMLと人民戦線ネパールはすでに「共和制」を目的とすることを党決定していることから、ネパール会議派がネックとなっていることは明らかだ。
この会議にはネパール労働者農民党やネパール会議派(民主)などの代表が出席しているかどうかは明らかでない。しかし、7政党は10月19日、ダサイン祭の直後にバクタプルで開かれた党首会議で、NCのコイララ党首とUMLのネパール総書記にマオイストの対話に関する‘全権’を与えている。したがって、この会合で成立した合意は7政党間の合意と見てもよいことになる。
カンティプル・メディアが出版している「Nepal」は、マオイストの党関係に関する情報に関しては、他のメディアよりも常に頭が一つ抜きん出た報道をしている。若手編集長のスディル・シャルマが、マオイストに関してはもともと独自の情報源を持っていることもあるのであろう。UMLのバムデブ・ガウタムとプラチャンダの間の‘ロルパ合意’をスクープしたのも同誌だし(先週号)、バブラム・バッタライがプラチャンダとのあいだの党内抗争が原因で処分されたときに、バッタライが党内で配布した文書を掲載して、その詳細を暴露したのも同誌だった。今週の記事を見ると、ダサイン祭のあいだに開かれたマオイストの拡大会議で、人民解放軍が3つある師団を7つに増やし、中部師団指揮官の‘パサン’と西師団指揮官の‘プラバカール’が中央コマンドに移動になったとある。彼らの武装戦略にどういった変更があったのか興味が引かれる。
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